「うぐいすリボン開催「性表現規制の文化史 ── 日本とアメリカ」　講師：　白田秀彰（法政大学准教授）の感想、雑感など

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

もう一つは、絶対に根絶できない違法表現カデゴリを維持することで、表現への介入手段を保持したいという統治上の目的（摘発主体は摘発されるべき存在を必要とする）。以上の二つが表現規制推進を進める理由です。この二つに対しては主に以下のような点から批判が展開されています。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

第一に、我が国は明治期に西洋法制を継受したが、その規範的前提であるキリスト教の価値観や道徳を基礎とする社会ではないということ。キリスト教道徳を国家が強制するのは政教分離原則及び思想・心情の自由に反するという理由。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

第二に、人間の自然な性向を違法とする法律は、法律への信頼性を揺るがせ、順法精神を損なう悪法だと言うこと。また、憲法が憲法が禁じている思想・信条の自由への国家介入を、間接的に達成しようとする政策は憲法に抵触するという理由からである。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

何言ってるか分からなくなってきたぞ…。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

以上が批判の内容。これを争点として、アメリカの文化、日本の文化で性表現規制が広まっていったのかを論じていった形になります。ここまでで質問のある方はリプライして。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

【訂正】まず、性表現規制には、宗教的信条が基礎にあります。キリスト教を始めとする啓示宗教は、世界観として「始まり」と「終わり」、「現世」と「来世」の対立モデルを用いる、厭世宗教でした。宗教の最終目的は、神が不在である現世を終了させ、神が支配する来世で救済されること。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

【続き】故に、性による世界の存続より、宗教による救済が上位に置かれ、性は全面的な禁忌の対象にありました。性的なモノは、厳格な宗教制度の中でのみ存在が赦されることになり、性規範への服従は信仰の証とされました。このような考え方は形を変え、アメリカ社会にもしっかりと引き継がれていきます

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

対して、日本社会には性を忌避する倫理は存在しませんでした。代わりに農村部、都市下層民において、近代的規範とは異なった性交渉の規範が存在していました。「夜這い」が横行している時代が以前の日本にもあったのです。しかしこのような伝統的性風俗は外来人の到来により徐々に抑圧されていきます。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

キリスト教の伝来により、日本に純血の概念が導入され、そして近代化の進展とともに一般の学校に普及され始めました。学校は、キリスト教道徳において性的要素を排除した儀式的空間であり、それ故学校においては性的であってはならない。そのため、学校ではキリスト流の性教育が徹底されているのです。

雨と埃だけ食って辛うじて生きてるヤツ @Gelatin_Taro

@nameko_knuckle【質問】今より昔（25年ぐらい前）の方が性表現に関しての規制が厳しかったのですが、そのとき問題にならずに今、問題になっているのはなぜですかね？

雨と埃だけ食って辛うじて生きてるヤツ @Gelatin_Taro

@nameko_knuckle夜這いが抑制され始めたのは明治からですかね？大正から少なくなってるイメージがありますけど…

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

@Gelatin_Taro 本来、昔の日本は１３歳になると大人として扱われる国であり、意中の相手の元に夜這いを仕掛けるのが普通の国だったらしい。しかし、明治から大正にかけてキリスト教精神を基準とした学校教育が行われたことにより、徐々に少なくなっていったというのが今回の講演だったよ

雨と埃だけ食って辛うじて生きてるヤツ @Gelatin_Taro

@nameko_knuckle なるほど。学校で受けた性教育は生々しいことはできるだけ避けようとしている感じで、教えなければならないことが省かれている気がしますね。性教育反対の人もいますけどね…

雨と埃だけ食って辛うじて生きてるヤツ @Gelatin_Taro

@nameko_knuckle 明治時代になって、まずそれまでの日本の全否定から始めましたからね。夜這いの文化はどうかとも思いますけど…。うまく中間点を探していくべきだと思います。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

うまくまとめられてなくてげっそり…。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

もう強引にまとめに入ってもいいよね…？

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

【まとめ】性関連取締既定は、架空に過ぎない「良俗」を維持することが目的となっている。日本の大多数の人々が慣れ親しんできた伝統的民族（夜這いなど）を違法なものと定義し、キリスト教の価値観、架空の良俗を強制することが、望ましい政策であるのかについて、再検討の余地はあるのではないか？

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

というのが今回の内容。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

そもそも、性関連取締既定は、人間が本質的に欲求するモノを禁止している。必需品の禁止は、闇市を作り出す結果とにつながる。こうした統制品市場は、反社会的組織の財源となる可能性もある。かつて、性交は庶民にとって、もっとも安価に楽しめる娯楽であった。そのことを忘れてはならない。

なめこ＠観測者 @nameko_knuckle

おわりー。

wagu @wagu108

白田先生の講演会はとても勉強になりました。

こげぱん@止めよう不要不急のエロ規制 @kogemayo

白田先生（@RodinaTP）の講演会行って参りました。先生がこれほど私と同じことを考えておられるとは…。勇気が湧いてきました。シンポジウムを開催してくださった@ogi_fuji_npoさん、@jfsribbonの皆.. http://togetter.com/li/159513

こげぱん@止めよう不要不急のエロ規制 @kogemayo

あ、最後の質疑を出したのは私です。まとめてくださった@adimexioさんもありがとうございました。 http://togetter.com/li/159513

はんぎうむ@한기우무🐤囲い @hangium

うぐいすリボン開催「性表現規制の文化史 ── 日本とアメリカ」　講師：白田秀彰 http://t.co/NlkJFnc キリスト教の道徳観の強制は政教分離に違反するっていうのはそうかもなあ。難しい問題かもですけど。 まとめられた人に感謝。(^o^)