- FreeTIBET2008
- 16893
- 17
- 0
- 0
さらに原稿を書くという人生初めての仕事が天職だと分かり、数ヶ月後今度は小説「隅田川のエジソン」の執筆に取りかかる。昔、講談社の群像でお世話になった編集者かおるちゃんからの依頼で。一ヶ月でまた350枚を書ききった。しかも滋賀で作品を作りながら電車の中で書いた。
2011-06-30 00:15:39年収は2008年が400万円2009年が450万円そして2010年が650万円でした。今年は今のところで600万円を超えています。こんな適当に好き勝手やっていてもとりあえずこれぐらいは稼げる。徹底的に馬鹿にやれば。だから若い人も作家は芸術家は食えないと嘆く前に行動を。食えるよ。
2011-06-30 00:21:38僕は今の大人が嫌いなのは、どうやって食ってきたかをなかなか教えてくれないところである。印税や原稿料の取り方、絵の値段の決め方、売り方。企画書の書き方。僕は映画の契約書は全部自分で書いたよ笑。気合い入ってるでしょ。とにかく僕は全部オープンにしてます。面白い奴にはなんでも教えるよ。
2011-06-30 00:23:37食うための技術、学問を教えたい。
食うための技術、学問を教えたい。これが僕が一番若い人に伝えたいことの一つである。どうやって食うのか。それは人生哲学とも直結する。自らの発光により仕事を使命にまで高めて社会を変える人生を生きる。それが生きるってことなんだ。それをみんな実はやりたいんだ。実は誰にもできることなんだ
2011-06-30 00:26:12世界に一枚しかない貨幣を持ちながら、それを元に交換していく。僕も発行する貨幣はもちろん僕の絵だが、あなたが発行する貨幣はあなたが作り出したものだ。それはマッサージ券かもしれないし、椅子かもしれないし、音楽のように手に持つことができないようなものかもしれない。貨幣を創出すること。
2011-07-13 17:11:44さらに僕の今の仕事もそうだ。僕は別にベストセラー作家でもなく、アートマーケットで無数に取引される芸術でもなく、公共建築を建て続け稼ぐ建築家でもない。年に一冊本を書き、年に10枚絵を描き、相変わらず建てない建築家である。しかし、それにもかかわらず生き延びている。労働はゼロだ。
2011-07-14 15:22:45ようやく新しい貨幣が完成した。何の絵描いているのか、分からなくなってきたけど、分からないほうがいい。立体読書も引き続きやろっかな。絵描こ。 pic.twitter.com/DQ0f0cuT
2011-11-01 17:05:442012年
一生5千円だよ
絵を売るときはいつも緊張します。値段を決める時に、適当じゃ駄目なんです。ちゃんと自分なりに考えないと。そして、既存のマーケットなんか意識しても駄目です。それだったら僕の絵は5千円になっちゃう。でもそんなやつは一生5千円だよって僕は自分に言い聞かせてます。いつでも一流と思ってろって
2012-01-04 23:19:12ということで一番気に入っている絵をバンクーバーに送った。この年から毎年、僕は作品を提供することになる。そしたら、その絵がまた売れたんです。40万円で。もちろん、僕の懐には入りませんでしたが、その代わりに誰が買ってくれたのかが分かった。今度はリックというウォーホールのコレクター!
2012-01-05 18:42:17僕は別に自分の絵が50万円で売れたから嬉しいんじゃないんです。50万円と決めた自分のレイヤーで仕事ができたことが嬉しい。そこらへんを勘違いすると態度経済は破綻する。僕は自分が描いた絵は誰だろうと50万円で売るというレイヤーにいる。僕の懐に入らなくてもそのレイヤーで仕事をする。
2012-01-05 18:49:00僕がジャックとの絵の取引で決めた50万円という金額は、絵を取り囲む現代美術レイヤー、ギャラリーレイヤー、有名度レイヤー、勤続年数レイヤー、日曜画家レイヤーそのどれも反映されていない。反映されたのは唯一、僕の独自経済レイヤーである。一枚の絵は二ヶ月分の生活費ぐらいと僕が決断したのだ
2012-01-05 20:25:32僕の計画の仕方は簡単である。自分が結構力を出したらできることの半分くらいの分量を一日のノルマにして、それを長い時間かけて継続させていく。今回は原稿である。AERAの時は一日で20枚、つまり8000字を書き切った。ということで、割る二で10枚。350枚が終着地点なので35日間書く。
2012-01-05 17:45:47日記だから毎日繋がっている。しかも毎日継続する。
日記だから毎日繋がっている。しかも毎日継続する。気付かないうちに長編を書く準備が整っていたのかもしれないと思った。だから原稿執筆は毎日淡々とこなすことができていった。日記を見ると8月20日。ほぼ予定した通り350枚を書ききったのである。プロットも何も無くただ右から左に書いていった
2012-01-05 17:57:42自分には才能が無いからできないのだ、と安心しようとする。
僕は大学時代に自分は建築家になるべき人間であることを自覚した。ここで重要なことはこれは才能の問題ではないですからね。すぐ人は「才能」の話を持ち出して、自分に才能が無いからできないのだ、と安心しようとする。ここで才能は関係ない。使命が大事なのだ。自分がすべきであるという自覚が重要だ
2012-01-18 00:26:50つまり、才能は永遠に関係ない。使命だけを問題にしよう。それこそが喫緊の僕たちの問題だ。自分はなにをすべきか。それを口にして出すようにと両親から言われ育てられた人間はちゃんと考えるだろう。でも、そんな教育全く受けられてない。小学校ならまだましも、大学でもそうなんだよ。それがヤバい
2012-01-18 00:32:19才能が無いと嘆いている人を見て僕はいつも嘆いている。僕にはその人がどういう機転を持っているか、和みを持っているか、感じる。本棚の並び方見ながら、あーこういうの好きなんだなと分かる。それらの混沌を自らの法で収めれば、使命の芽がでるのに。そんなに難しくない。難しいのは社会を変える時だ
2012-01-18 00:40:58僕はちゃんと絵を描いて一万円ですというような安い仕事でも喜んで引き受けるよ。でも、それと同時に、そうやって作らせてもらったものを、どこに売るかってところまで考える。別に依頼してくれる人から貰わなくてもいい。僕は仕事を公共化させているつもり。どこからでもなんでも、空間を作るつもり
2012-02-03 14:16:50前提が重要です。前提は前提ではありません。僕は前提を事実と認識してます。前提が事実なんです。そう動けるから人間は前提を設定します。初期設定が人生だと思っている。つまり、前提がしっかりとしていないと体が動けない。僕は体のために前提を作り出します。自分の才能とか関係ない。体と相談する
2012-02-03 17:29:48みんなの話を聞いていて、強く感じるのはこの前提が弱い。つまり、自分の体のことをよく分かっていない。もっと動けるのに、自分のキャリアとか才能とかばっかり見てて、体を見ていない。僕は体しか見ていない。生理的にどう反応するか。動物的にどう反応するか。それを感じてから、理性を使うのです。
2012-02-03 17:31:35原作料はいくらなのか。著作権も具合はどうするのか。印税の%はどうするのか。そういうことを一つ一つ考えていくんです。自分の才能、直感、作品が持つ抽象的なエネルギーをちゃんと具体的な「量」に変えていく。それはやらしい作業でもなんでもなく僕にとっては「知る勇気を持つ」カント的作業だった
2012-02-03 17:45:14