- nekolovercat
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すまん、このえみるはちょっと可愛すぎる。 #新しいプロフィール画像 pic.twitter.com/NMv2V5NbT9
2020-10-13 00:00:01数年前に「10歳の哲学者」の異名で中島芭旺くんという子がTVなどによく出てました。本当は哲学者というより詩人に近くて、「人生に対する深い洞察を記した詩だ」ってことですごく評価されてて、『見てる、知ってる、考えてる』という本を出しています。
2020-10-14 00:48:05どんな詩を書いているか、一つアマゾンの商品サイトから引用しますね。 「おなじばしょでも ちがうほうこうをみれば またちがうけしきがみえる」 まぁ、こんな感じです。
2020-10-14 00:48:06あいだみつを的な詩を書いている男の子だと認識してくれればいいです。で、ある日「TVタックル」にばお君が出演してて、阿川さんから「これまでどんな人生を送ってきたらこんな詩を思いつくんですか」って尋ねられてて、まぁ、なんというか、しどろもどろというか、全然答えられてなかったわけ。
2020-10-14 00:52:56そりゃそうでさ、10歳の男の子が自分の経験をもとに人生に対する洞察を表現した詩なんか書けるわけないのよ。僕が思うに、ばお君は自省の能力が高いってわけじゃなくて、あいだみつを「っぽい」言い回しや、人生に深い洞察与えてる「っぽい」表現が上手なのよね。もちろん、すごい能力だけど。
2020-10-14 00:52:57で、この「っぽい」ものを表現しているという点において、ハグプリってめっちゃ類似してるのよね。例えば11話。チャラリート浄化ってめっちゃ感動的。でも、実はチャラリとはなの関係って全然描かれてなくて、あたかもクライマックス「っぽい」演出が施されているだけなのよね。
2020-10-14 00:54:58他にも、19話。はなの「心を縛るな!」これも、正人との関係は書かれてないから、本当は彼女は事の顛末を本当は理解できてないはずなのよ。でも、ヒーロー「っぽい」言葉で正人を撃退して、先進的「っぽい」話運びにしてる。
2020-10-14 00:56:41すなわち、ばお君が経験としてはスカスカだけど、あいだみつを「っぽい」詩を書くように、ハグプリも物語・関係描写はスカスカだけど、それ「っぽい」演出やセリフで感動を与えているってわけ。で、11話のチャラリ浄化や4話のほまれ跳躍→失敗なんて流れではその「っぽい」演出で僕は感動したわけ。
2020-10-14 00:59:23でも、ばお君の能力が優れているように、ハグプリのこの力もやっぱすごいところではあるのよ。視聴者が何に感動するのか、ってのが分かっているから、物語的な積み重ねじゃなくて、演出の力で感動させることができる。すごい腕力を持ってるわけよね。僕はこれは能力だと思います。
2020-10-14 01:03:40でも、腕力は強いけど、物語的積み重ねの欠が厳然として存在しているからその実ハリボテなのよね。無論、ハリボテを楽しむのが愚か、って話じゃない。僕も感動するし。ただ、どうしても「っぽい」もののオンパレードでゴリ押してくるから、辟易する人はするだろうな、というそういう話。
2020-10-14 01:03:40物語的積み重ねが感動に昇華した回としては18話の「ルールーには心があるのです!」と25話の「その程度で私達が離れると思ったの!? そんな訳ないでしょ!」ですかね。
2020-10-14 01:09:26てかさ、ばお君にしてもそうなんだけど、人生哲学ってとどのつまり自己啓発なので、哲学って言葉使うのやめてほしいのよね。
2020-10-14 01:13:01断言するけど、責任の所在を明らかにするタイプの正論は誰も救わない。後の祭りにしかならないわけ。大事なことは一見すると不合理に見える他者の合理性を推し量る想像能力と感受性。他者と自己を重ね合わせること。ハグプリも同じ。物語的欠を想像力と感受性で補う。こうした鑑賞態度だと楽しめる。
2020-10-14 02:58:03想像力と感受性をフルで動員しても補えない場面が多々あるけど、その時はえみるの可愛さで補う! のです! pic.twitter.com/C9gtNiSHty
2020-10-14 03:06:48