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「色のふしぎ」と不思議な社会 の内容紹介ツイートまとめ(2020年10月18日現在)

2020年10月24日発売予定、筑摩書房 「色のふしぎ」と不思議な社会 川端裕人/著 https://honno.info/kkan/card.html?isbn=9784480860910 の御著者自らによる紹介ツイートをまとめました。
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カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論 (単行本)』(川端裕人 筑摩書房) 書影が来てます。内容紹介は後日! amzn.to/31copJf

2020-10-15 23:17:34
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その1。きかっけは2016年の学校健診での色覚検査の再開でした。自分の色覚を知らずに成長し、就職試験などでいきなり知らされる悲劇が出始めたことを機にに眼科医たちが、主導しました。『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html…

2020-10-16 21:42:44
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その2。そのような悲劇は避けたいのはもちろんですが、20世紀型の色覚スクリーニングを再開していいの? とまず考えて、調べ始めたら、どんどん深みにはまってしまい、書き上げたのが本書です。『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html…

2020-10-16 21:43:10
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その3。結論としては、20世紀の学校健診での色覚検査が当時の基準としてもダメで、現在再開されているものも大いに再考を要する、です。歴史的問題点だけでなく、21世紀の色覚の科学をまだ織り込めず、医学、特にEBMの普及以降の要求を満たせないのではないかと。honno.info/kkan/card.html…

2020-10-16 21:44:37
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その4。本書は3部構成をとっています。1部で現況と歴史。2部で21世紀の色覚のサイエンスの確認。3部でひるがえって現在の色覚の臨床をチェックするとどう見えるか、というい話です。コロナで皆さんおなじみになった感度・特異度と頻度の問題も出てきます。honno.info/kkan/card.html…

2020-10-16 21:45:17
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

以上、『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html… のお話はきょうはここまで。明日かあさって、もう少しディテールを紹介します。

2020-10-16 21:46:07
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html… について、きょうは、一番楽しいサイエンスの部分について、少しお話します。"「色覚」原論"などという気負った副題は、20世紀になってアップデートされていない部分をはじめてまとめて語るからです。

2020-10-17 19:47:23
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その1。色は、アイザック・ニュートンが看破したとおり光そのものの属性ではありません。目に入った光に応じて脳が塗り分けています。「色とは健全な錯視である」という格言(?)もあります。自然界に「実在」するものではないのに、個々人にとって圧倒的にリアルで実在するように感じられるわけです

2020-10-17 19:48:27
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その2。よく色が光の波長に対応するものだと理解している人がいますが、厳密には正しくないです。たとえば、赤紫に対応する単一の波長はありません。可視光線の長波長側と短波長側の両方にピークがあるようなパタンにたいして、脳が塗る色を我々はそう呼んでいるので。だから赤紫レーザーはありません

2020-10-17 19:49:20
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その3。なぜそこを強調するかというと、やっぱり色って個々人の頭の中にあるもので、それぞれの処理次第でかなり感じ方も違うということを強調したいからです。皆さん結構互いに「色間違い」しあっているんですよ。どれだけ色の見え方が違うのかというのは本書の中でも紙幅を割いているところです。

2020-10-17 19:50:14
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その4。例えば個々人にとって「混じりけない」と感じられる「ユーク色」unique hueはものすごく多様性があり、互いに食い違っています。自分にとって「混じりけのない緑」が他人にとって黄緑だったり青緑だったりすることもあります。色カテゴリーのように概念がかかわってくるともっと多様になります

2020-10-17 19:51:00
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その5。さらにいうと、ザ・ドレスって覚えていますか。青と黒のドレスの写真が白と金に見える人がいるというやつです。これは本当に衝撃的ですが、おそらくは人によって「照明光の推定」が違うためだとされています。これなんて「色間違い」というレベルですらなく根本的に違う色を見ていますよね

2020-10-17 19:52:32
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その6。そんなふうに色に見え方の多様性について本書の中では少々マニックにこだわって追いかけてるんです。そんな中、非常に有名な多様性といえる先天色覚異常については次の機会に! 『「色のふしぎ」と不思議な社会  2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html… の紹介でした

2020-10-17 19:54:02
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html… をめぐって、きょうは先天色覚異常の話をします。昨日の、「色覚の科学最新版」の延長上で、先天色覚異常は、異常だの正常だのを超えて、色をめぐる壮大な多様性の一部です。

2020-10-18 15:51:38
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その1。「色覚多様性」という言葉が最近使われるようになってきました。実際のところ21世紀的なヒトの色覚の描像の特徴は、「多様性と連続性」です。おそらく皆さんが想像する以上に「多様」です。昨日紹介したのもその一部です『「色のふしぎ」と不思議な社会 』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html…

2020-10-18 15:52:42
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その2。先天色覚異常はとても有名な色覚の多様性の一部ですが、本書で強調しているのは、多様であるだけでなく「連続的」だということです。かつて明確に別カテゴリーだと思われていた「異常」と「正常」も、今は連続的だと分かっています。その境界がどこか分からなくなるほどに。

2020-10-18 15:56:58
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その3。2010年代になって、先天色覚異常の連続性がはっきりしてきたのは、新たな検査法が確立したためです。本書ではアメリカ空軍が採用したCCT、英民間航空局やロンドン地下鉄・鉄道などのCAD(それぞれコンピュータ画面を使った検査)を、日本で初めて本格的に紹介します。

2020-10-18 15:58:49
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その4。アメリカ空軍のCCTや、英民間航空局やロンドン地下鉄・鉄道などのCADは、先天色覚異常の「本質」である赤ー緑軸の弁別能力をスコアとして示すことができる点で興味深いのです。旧来の検査表が何を測定しているのかわからなかったのに対して、これらは明確です。

2020-10-18 15:59:57
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その5。新しい検査CCTやCADでは、それぞれ「異常と正常」の間にだらだら分布が見えます。じゃあ、どこまでが正常でどこからが異常なのかという問題が出てきます。この部分は日本ではこれから議論されるところです。米、英ではそこを、タスクごとに要求される色覚を特定する方向に動きました。

2020-10-18 16:00:45
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その6。実はこの連続性は20世紀中から問われていました。1990年代には、遺伝子レベルで「正常」の4割が軽微な変異3色型であることが分かっており、2010年代の新たな検査によって、さもありなんという結果が出始めたというところです。まだあまり知られていないので、強調したいところです

2020-10-18 16:01:29
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

その7。今後ヒトの色覚(の赤ー緑軸の弁別能力)は、旧来の「正常・異常」のカテゴリカルな考えから、「色覚スペクトラム」みたいな考え方に移行するのが自然だと思われます。色覚異常の概念そのもが組み変わる新しい時代の入口に我々はいるのではないでしょうか。これからすり合わせの議論が必要です

2020-10-18 16:03:44
カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 @Rsider

以上、『「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)honno.info/kkan/card.html… であつかった、色覚の多様性の一部としての先天色覚異常についてのコメントでした。後日、また別の角度から紹介するかもしれません。

2020-10-18 16:05:36

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