森瀬繚さんによる「印税と原稿料の境界 他」

2010/04/23
9
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「複数箇所の取引先で、こんなやり取りがありました。 森瀬「人月いくらで稼動人数がこれこれなので、作業工数(動員人数×拘束月数)はこれ、管理工数はこれになりますので、見積もりはX円になります」 相手「そこのところを●ヶ月分のグロスでY円でお願いできればと」森瀬「(オイオイ)」 」

2010-04-23 10:22:29
多根清史 @bigburn

グロス=侵略者という刷り込みが http://bit.ly/cSsjWO RT @Molice: 「いわゆる「グロス請け」についてWEBでざっと検索してみると、アニメ業界特有の用語であるかのような扱いになっていましたが、少なくとも森瀬は技術屋時代からソフトメーカー、出版と様々な

2010-04-23 10:22:57
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「もちろん、  X円>Y円 です。確かに、「グロス計算」というと複数工程に渡る作業をまとめて請けて、なおかつ個別に請けるよりも金額的に安くなることが通例ですが、それが何故かと申しますと--」

2010-04-23 10:22:57
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「・全工程をまとめて請けることで、部分的な下請けよりも自分達のやり方で効率的に人間を動かすことができるため、結果として工数が単純見積もりよりも短縮する。 」

2010-04-23 10:23:10
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「・会社実績としては、部分的に請けるよりもまとめて請けた方が対外的なアピールにも繋がる。それはまあ「書籍の原稿をライティング」よりも、「書籍の編集とライティング、版下制作までを丸請け」という方が実績としては上でしょう。長期的な営業利益として考え、実費を割り引いたりするわけです。」

2010-04-23 10:23:52
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「・かつまた、社内の経験・リソースの蓄積という点でもまとめて請ける方が後に残るものが大きいので、これもまた営業上の利益です。」

2010-04-23 10:24:08
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「これは部分的な例示ですが、「グロスで安く請ける」というのはこのような仕組みになっています。名前が出るわけでもなく、プロジェクトの根幹に食い込むでもない単なる下請けで、「●ヶ月分をまとめてお安く」というのはタダの「ディスカウント」であって、「グロス請け」でも何でもありません。」

2010-04-23 10:25:03
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「流石にお見積もりの相談中に、取引先相手に「いや、グロス請けというのは本来こういう概念で……」などといった説明をおっぱじめるわけにもいかんのですよ。昨日今日、新卒が作ったでもない経験も事業規模もある会社やフリーランサーの人から、真顔でそういう事を持ち出されると大変困ります。」

2010-04-23 10:26:45
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

以上、転載終わり。当時のことを思い出してオラ何だかムラムラしてきたぞ!

2010-04-23 10:27:12
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

@bigburn グロース星人の陰謀! グロスと聞いたら脳内警戒警報が鳴るのはこれですな!

2010-04-23 10:29:14