アイルランドでの航空機に関係する集団感染事例報告(2020.10.27作成) #新型コロナウイルス #COVID-19

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Eurosurveillance | A large national outbreak of COVID-19 linked to air travel, Ireland, summer 2020

https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.42.2001624

2020年夏、アイルランドの空の旅に関連したCOVID-19の大規模な全国的発生

Eric Topol @EricTopol

An outbreak in Ireland from a flight with 17% occupancy eurosurveillance.org/docserver/full… with in-flight asymptomatic/presymptomatic transmission determined by genomics pic.twitter.com/AX5SaMG382

2020-10-27 02:24:34
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Hiroshi Tsuji, MD, PhD, MPH🌏産業医 @Hiroshi_Tsuji

国際線飛行機内クラスターが欧州専門誌に。機内感染と考えられた13人は4つの別グループで、G1,2と3と4は各3つの大陸から其々中東(←別報道より)空港→7hアイルランド。感染源不明だが内5人がゲノム解析で同一の感染源示唆。春のクラスターと違い8月で13人中12人症状有、9人マスク有、搭乗率17%で発生。 twitter.com/erictopol/stat…

2020-10-27 07:57:40
Noguchi Akio @Derive_ip

これも航空機の集団感染に関する事例報告です。機内の座席だけでなく、空港ラウンジの共有やマスク着用なども追跡。結果、席が離れていて、ラウンジで接点がなく、機内でマスクを着用していても感染している人がいるとのこと。搭乗率が低く、対策をしていてもダメなときはダメ eurosurveillance.org/content/10.280… pic.twitter.com/6ETj2YSlOR

2020-10-27 10:00:13
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

「2020年夏、アイルランドで発生したフライト関連COVID19アウトブレイク」(Euro Surveill, Oct 22,2020) ★アイルランドの6地域で認められた確定症例59人のうち13人が3つの異なる大陸から乗り継いでアイルランドへ到着した同一便の乗客 ※ただし13人が全て機内で感染したかは断定できない (1) pic.twitter.com/XCOPw2SV0b

2020-10-27 19:27:29
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

●症例はPCRで確定 ●13人がアイルランドへの同一便の乗客で、国際空港を乗り継ぎ、3つの異なる大陸からヨーロッパへのフライト(グループG1とG2: G3: G4) ●G1は途中降機時にラウンジで一泊、G2は別のラウンジ共有、G3とG4は出発エリアで2時間未満を別々に過ごした (2)

2020-10-27 19:31:46
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●アイルランドへのフライトは7.5時間、乗客占有率17%(49/283席)、そして乗務員は12人(1枚目) ●フライト症例(1〜65歳)12人とその接触者46人中34人は有症状、入院4人(ICU1人) ●同一フライト症例13人とその接触者の合計59人の広がり(2枚目) (3) pic.twitter.com/Yn1IB5liGB

2020-10-27 19:39:27
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

●フライト症例で最も早い発症は到着2日後、最も遅い発症はフライト17日後 ●フライト症例9人はマスク、子供1人着用なし、3人は不明 ●Figの数字はG1〜4を示す、★はフライト3週前に陽性、フライト後は陰性の乗客 (4) pic.twitter.com/ZQfBGA0kLL

2020-10-27 19:43:04
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

●フライトの濃厚接触者とは最初に確認された人から各方向に2席に座っている人、しかしフライト症例4人は他の陽性者の隣に座らず、ラウンジで接触もなく、マスクも着用し、ECDCガイダンスでは濃厚接触者とみなされないことに注意 (5) pic.twitter.com/sGPxIF2V03

2020-10-27 19:46:27
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

●結局発生源(index case)は不明 ●機内感染の発病率を見積もると、最大25%(12/48人)、最小9.8%(4/48人) ●ゲノム解析を第1の大陸の1人、第2の大陸の3人、第3の大陸の1人の計5サンプルに ●ウイルス系統B.1.36に属するものであり、ゲノム全体で99%以上の相同性あり、単一の感染源を示唆 (6) pic.twitter.com/JssFD4Iw0m

2020-10-27 19:53:47
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

まとめ ●乗客13人の感染によりアイルランドの6地域で59人発生したため全国的な監視が必要だった ●搭乗率が低かったが、発病率が9.8%〜17.8%と高かった ●座席や発症日からG1およびG2の症例に対する曝露が可能性高く、1人は既知の感染者の家庭内濃厚接触者 ●乗客11人とは連絡取れず  (終) pic.twitter.com/RKK90qBpSv

2020-10-27 19:59:26
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

補足 既知の海外雑誌からの6報告に加え、先日の関西-沖縄フライト2時間国内線のIASR報告、そしてこの報告で、合計8報告でしょうか。 ※もし他にもあったら教えていただければ幸いです。

2020-10-27 20:04:54

日本での事例

航空機に関係する感染事例