旧陸軍が戦車戦力を諦めたのは昭和18年の大本営陸軍部新作戦方針の影響が大きい(海空超偏重、陸最低限)。又、ノモンハン以降、旧陸軍が航空撃滅戦と、その結果得られる制空権を生かした各種航空支援による地上部隊の行動の効率化を目指していたらしい辺りも之を後押ししたのかもしれません
2011-07-12 07:13:24実は旧軍は海軍どころか陸軍すらも遠距離戦を指向した結果空軍化しつつあったんじゃね?と何となく思いつつある今日この頃ですが、それはさておき出勤
2011-07-12 07:21:44「 日本の労働力は栄養不良と疲労、多くの都市での住宅破壊と地域的輸送の困難のため、効率が低下していた。欠勤、病気、空襲警報と強制失業を含むあらゆる原因により失われた生産時間は1944年の20%から1945年7月に40%以上になった。」
2011-07-12 23:12:52「雇用労働力の規模は実質的に減少しておらず、実際に就業する生産時間は十分に多く、1945年7月に労働力不足が生産全体の水準に影響を与えたわけではない。」
2011-07-12 23:13:17「能率低下の原因は、主に、全面的な労働力不足によるもんではなく、高度な熟練を持った労働者の徴兵が続いたこと、爆撃から生じた急速な移動要求を満たす労働力管理が無能だったせいである。」
2011-07-12 23:13:44@futaba_AFB 昭和19年12月の三菱重工名古屋発動機作製所への爆撃は金星系発動機の生産を停滞させ、結果キ100を初めとした金星系発動機を使用する航空機の生産計画を事実上停止させています(零戦54型も其一つ)
2011-07-12 23:15:17というか、恐ろしい話ですね・・・兵器生産の労働人口は据え置きで質が低下したから兵器生産が悪化したんだよと、完全に生産ラインの設計ミスなんじゃないかな?てっきり、空襲で人も足りていなかったのかと
2011-07-12 23:17:24実際に空襲しないでも、空襲警報だけでも生産阻害には樹武運効果があるのでしょうね、一日10時間労働だとして1時間工員を非難させるだけで10%生産効率を低下させることが出来るのですから
2011-07-12 23:18:37だから、空襲が来ても工員を避難させずに無理やり働かせたという証言があったりするのですね、真偽はおいておきますがすぐ非難していたんじゃ生産効率はガクッと落ちたんだろうな~
2011-07-12 23:19:44@bouninng 熟練工を徴兵するしかなかったから。コレに尽きる。まあそういうのを何故か軽視していたという日本のお国事情あるんだけど。
2011-07-12 23:22:21@Nyarlathotep_44 @norikainigata 熟練工を使うしか無いのに、熟練工がいなくなったらどうなるか何で考えてなかったんだろう…考えてたのかな?
2011-07-12 23:25:54@bouninng いや、ガダルカナル航空戦を見てくれれば分かるように「技能に熟練した人間の単純消費」ってのは太平洋戦線の中期以降ではちょこちょこあったことなのよ。物資も無い、代わりもないから同じ熟練人を単純に使い潰し、とりあえずかき集める。国力的にコレしか出来ない部分もあった。
2011-07-12 23:30:39@Nyarlathotep_44 旧陸軍が恐れたのは例えばバルジの戦いと其前後に於ける独軍の状況だろうと思います。元々リソース総量で仮想敵に劣っている事を彼等は把握していますので、其劣ったリソースを適切に割振った状態が陸を軽視した感の在る戦前の陸軍だったのではないか、と個人的雑感
2011-07-13 07:24:07又ノモンハンで彼等は航空戦が消耗戦になるという認識を得ている様ですから、余計にでも敗北したら全体が明らかに不利になる航空分野(それもノモンハンで大打撃を受けて要再建状況)に其限定されたリソースを注込む破目になり、結果として地上装備が一層疎かになったんじゃなかろうかと
2011-07-13 07:27:18@Nyar_Horten なるほどなぁ、リソースを最重要項目に振った事とノモンハンでの消費を回復しようとした結果が、より一層の陸調達の軽視に繋がったと。
2011-07-13 20:46:461941年12月に製造された零戦の総生産数は(一一型を含む)約440機程度。陸軍の隼の生産数は分からないけど、だいたい同じぐらいと考えると、確かに大戦をやって行くには足りないよなぁ。
2011-07-13 20:55:50それに対してチハは1941までに1049輌製造されてるんだよね。多分コレはチハが早く採用されたこともあるけど、かなり広がっていた中国戦線に間に合わせるために急ピッチで作られたんだろう。
2011-07-13 20:58:59ノモンハン事件が1939年に起こったことを考えると、実際そう考えるとかなり急ピッチでの方針転換を行ったんだろうかなぁ。アンバランスになる理由も分からないでもないか。
2011-07-13 21:02:10@Nyarlathotep_44 零戦はもともと座席も軽量化のために穴あけ加工していたりして量産向きではなさそうなので、最初はあまり大規模な生産はするつもりはなかった印象があるのですが、どうなのでしょう?
2011-07-13 21:02:25@futaba_AFB 確かに零戦は製造過程からして大量生産向きじゃないですよね。ただ、零戦の場合はノルマをこなしていく仮定で大量生産に向かなくなったんじゃないかなぁと。当時のパイロットはアレが次世代主力機だと認識していましたし、少数生産で終わらせるようには見えないんですよね。
2011-07-13 21:08:35@Nyarlathotep_44 う~ん前作の96式艦上戦闘機が1000機程度で艦載機の更新を主に考えていたとしたら、太平洋戦争がなければやっぱり少数生産で終わらす気だったんじゃないかな~と
2011-07-13 21:14:51@futaba_AFB どうでしょう、ノモンハン航空戦で日本側の損耗率が60%以上に達した事、あとはノモンハン事件の推移自体もある程度考えると、太平洋戦争がなくても製造を航空機に傾けていると個人的には思いますね。
2011-07-13 21:20:51それにノモンハン事件では零戦の開発はかなりの段階まで進んでいたことを考えると、いきなりの仕様変更も無理だったんじゃないかなぁ。
2011-07-13 21:22:54