『HUGっと！プリキュア』野乃はなのキャラ立ちについて #precure #ハグプリ

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

ドンキーコングB長押しきたアァァァア！！ pic.twitter.com/yVrUBNVf0j

拡大

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

僕が思うに野乃はなのよく分からなさって彼女の過去の描かれなさ、そこから派生する彼女の行為の動機や「イケてるお姉さんになりたい」って志向の背景の不明確さにあると思うんですよね。31話ではなの過去の一端は描かれたが、もうそれは彼女の性格が形成された後の話。その前が分からない。 twitter.com/nekolovercat/s…

プリキュ @nekolovercat

「野乃はなはさあやの次にキャラが立っていない」との論があるが、以前バズっていた「ワンピースのルフィは内面が読めない」と似通ってる気がするんですよね 内面描写より行動が先立つというか 内心吐露とかはするんですが、それも吐露という形での“行動”ですし そこらの機微欠如で苦手な人いるのかも

2020-11-01 08:56:18

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

過去の描かれなさは他作品にも散見される（ex: 初代・S☆S・ドキ・まほ）けど、自己実現路線の作品で過去の描写が薄いのはかなり痛い。というのも、自己実現は未来を志向する物語だけど、未来への志向は過去・現在の蓄積を踏まえないと説得力が弱くなるから。同路線の姫プリはこの辺をクリアしてる。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

この点が如実にあらわれたのがプリキュ先生も言及している10-11話の流れ。僕は、この話の「実存的不安を承認によって解消し、存在論的安心感を得る」という物語の構造自体はとても好みで白眉の出来だと評価しています。ただ、野乃はなという人間の本質的部分には触れられていない。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

というのも、あの話ではなが抱えるコンプレックスって「お仕事体験がうまくできない」「新しいミライクリスタルが私だけない」といった、物語進行上のもので、悪くいえば場当たり的なんですよね。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

はなの性格なら自身の置かれている状況を「大器晩成」として捉えることも可能性としてはあり得ると思うんです。しかし、そうではなく、「コンプレックス」と捉えた。この思考回路の形成過程にこそ、はなの人間的本質が宿っていると思うんですが、それは描かれなかった。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

だから、僕から見ると「普段は失敗しても笑い飛ばすのに、急にめっちゃ落ち込む」みたいな、不安定な人物にみえてしまうんですよね。観てよ34話を。あんな汚い食べ方してるのにめっちゃ笑顔じゃん。この野乃はな像と10-11話の野乃はな像の乖離がすごい。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

はなの人間的本質が見えない一方、「人の心を縛るな」「どんな自分になりたいの」という強い台詞を言って（言わされて）しまう。もちろん、何か核心をつくような台詞であることは確かなんだろうけど「ん？？　どうした急に？」感が拭えないんですよねぇ。

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

だから、「はなはキャラ立ちしていない」というのは、言い換えると「なんではながそうするのか、意図・背景・動機が分からない」ってことですね。