高橋望制作PDによる『海がきこえる』実況

高橋望 @nozomut

明日１５日の金曜ロードショーは４時間スペシャル。幻の名作「海がきこえる」が、１８年の時を経て全国放送デビューです。これは見逃せない（いや、本当にそう思うのです）。http://t.co/OlONdq4

高橋望 @nozomut

@aonokei いや、もともとテレビスペシャルなので、当時２回放送されていますが、夕方の時間帯で東京ローカルだったのです。ゴールデンタイムでの全国放送が初、という意味です。何度か話があったのですが、尺の問題などで実現せず。今日は、感無量です。

高橋望 @nozomut

今日１９時からは、金曜ロードショーで「海がきこえる」が放送!! 質問があったので補足しますが、１８年前の初放送は夕方時間帯の東京ローカルだったのです。ゴールデンタイムの全国放送で流れるのは初、という意味です。ちなみに、初放送時の時は１７.４％という高視聴率を記録しています。

高橋望 @nozomut

いよいよあと１０分で歴史的一瞬。１９時から、いよいよ幻の作品「海がきこえる」が金曜ロードショーに登場。Oさんいわく「鉄道でいうと、ローカル線が新幹線になるということかしら」と意味不明なコメント。

高橋望 @nozomut

始まった。 #NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

この写真を拾うシーンは、堀越Pの意見で望月監督が追加したところだった。 #NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

ちなみに、高知弁の方言指導をしてくれたのは、ナウシカ役であまりに有名な島本 須美さん。 #NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

この「ゴーカイダー」は吉田くんの原画だったと思うけど、なんと言うか、その後を運命付けたというか。 #ghibli

高橋望 @nozomut

高知にはロケハンに行ったが、ハワイには行けなかった。なので、このへんはスタッフの想像力で補ったシーン。 #NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

当たり前だけど携帯電話のない時代の青春。携帯が普及してから、こういう光景はすっかりなくなってしまったなあ。#NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

３年ぐらい前に、氷室冴子先生追悼の座談会をアニメージュで行った。そのときに望月監督が力説していたのが、「里伽子はツンデレの元祖だ」ということ。もちろん、当時はそういう言葉も概念もなかったが。#NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

この画面の隅に映っているくるくる回るオブジェは、当時助監督の村田君がわざわざ模型を作ってスケッチしていた。ちなみに、この村田君というのは、現在絶賛公開中の「鋼の錬金術師」劇場版の監督だ。#NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

この作品の配役は、ベテランの声優さんをテープオーディションで決めている。ただ、里伽子役だけが決まらず、別途小劇団で活躍していた坂本洋子さんに決まった。もちろん声優は初めてだったわけだが、今きいても実にはまっている。坂本さんは主題歌も担当。#NTV #海がきこえる

高橋望 @nozomut

「海がきこえる」は、ビスタサイズで制作した。テレビは４対３の時代だったが、作るほうとしてはテレビスペシャルというより「映画」という認識だった。もちろん、セルの時代。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

ニコニコの中継でも話題に出ていたが、脚本の中村香というのは、丹羽圭子のペンネーム。脚本の打ち合わせを新宿の中村屋で行ったので、その場で本人が決めた。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

高知を舞台なのだが、かの地の最大のトピックである「よさこい」祭りのシーンは出てこない。そのかわり、こういうシーンに鳴子を出したりしているわけだ。 #ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

スタッフの間では、清水が一番人気だった。この後の大学生のシーンでスタッフのこだわりとも言うべき成長した姿が見られる。 #ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

どうでもいいことだが、高知のロケハンは早朝羽田発の飛行機で行った。夏休みの旅行シーズンだったので、チケットが取れなかったのだ。案の定というか、スタッフの一人が遅れてきた。生まれて初めて、「地上係員のお姉さんに先導されて飛行機に乗り込む」光景を見た。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

この印象的な音楽は永田茂さん。実は、ジブリの短編「そらいろのたね」の音楽もやっている。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

一瞬、里伽子に見間違えかのように、小浜がきれいになっている、というのがミソ。このシーンに里伽子が実際に戻ってくるかどうかは、スタッフでもずいぶん議論があったポイントだ。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

あ、全編にわたって画面がフィックスというのは、当初から望月監督が狙ったポイント。そのことが、この後のラストシーンに生きてくる。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

宮崎監督が名づけた「若手制作集団」というキャッチフレーズで作ったわけだが、内容的なことまで、メインスタッフ同士でかなり議論をして決めていった。この後の吉祥寺のシーンには、美術監督の田中君のアイデアが大きく反映している。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

若手スタッフが中心だったといいながら、作画のメンバーとかは非常に豪華。階段を駆け上るところは、磯さんだったと思う。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

主題歌、ジブリ作品の伝統にのっとり、望月監督自身が作詞をしている。いうまでもないが、バックの絵は近藤勝也作画監督による小説の挿絵から。#ntv #海がきこえる

高橋望 @nozomut

少しは、宣伝的なことを。「海がきこえる」と「コクリコ」は、非常に密接に関係がある。ニコニコではシナリオが共通であることを指摘していたが、そのこともあるが、近藤勝也が作画をやっているというのも大きい共通点。