更新 2021年12月11日作成 2020年11月7日

法曹と医療のディスコミュニケーション～モトケン氏と医療関係者のやりとり

AED使用をめぐる議論から、モトケン氏と医療関係者のやりとりを中心に分割。法曹界と医療現場の“断絶”を浮き彫りにできたら、と考えていますが、AEDの記事からのスピンアウトなので一般論に傾かずにAED使用に関する話題がふっと湧いたりしています。読みにくいとは思いますがご容赦ください。

相互不信法曹医療過誤医療大野病院事件医師柳原病院事件

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まとめ

AED使用の萎縮に対する懸念とリスク制御の必要性；モトケン氏の主張言及数が長大にわたっているので、自分の閲覧用にまとめました。モトケン(@motoken_tw)氏の発言を中心に、氏の検察官としての経験を踏まえたAED使用をめぐる議論をざっくり収録しています。なお、医療関係ないし周辺クラスタと窺えるアカウントは、発言の前にプロフィールを引用しています。 16512 pv 27

この記事は↑のまとめからスピンアウトしたものです。

モトケン @motoken_tw

矢部善朗。アイコン（作者は Y_Coronaさん）は単なる趣味(^^; アンチツイフェミのフェミニストです。個人の尊厳を基礎に男女の向上の機会の平等を求めます。職業は今のところ弁護士（京都弁護士会所属）。いわゆるヤメ検。

モトケン @motoken_tw

大野病院事件は一審無罪確定したんだけど、逮捕されて起訴されたという事実だけで萎縮効果というか産婦人科忌避効果がとても多かったと聞いている。その背景に民事医療過誤訴訟での医師側敗訴事例の積み重ねもあると思われる。司法が個別事例の判断だけ考えていればいいというものではないパターン。 twitter.com/tomo_law_/stat…

2019-03-20 09:49:04

たろう teacher @tomo_law_

訴えたら責任が確定したわけではないのだし、「訴える事さえできない」なら問題提起も否定されるけど「訴えられる」ことの萎縮的効果も大きいのだよね。記事の弁護士が「だから法整備すべき」と提言してたけど、与党と政府はこれまで無視されてたという事だし。

2019-03-19 19:00:56

大野病院事件についての氏の見解

同事件は平成20年8月20日福島地方裁判所判決（被告人無罪）で確定しています。

福島県立大野病院産科医逮捕事件 - Wikipedia
　……2004年（平成16年）12月17日に福島県双葉郡大熊町の福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた産婦が死亡したことにつき、手術を執刀した同院産婦人科の医師1人が刑法業務上過失致死傷罪と医師法違反の容疑で2006年（平成18年）2月18日に逮捕、翌月に起訴された事件である。
　2008年（平成20年）8月20日、福島地方裁判所は、被告人の医師を無罪とする判決を言い渡し……、福島地方検察庁が仙台高等裁判所への控訴を断念したため、確定判決となった。医師は起訴休職中であったが、無罪を受けて同病院に復職した……。

※引用者注：裁判所HPで判決文が公開されていないようなので、とりあえずWikipediaソースでご勘弁ください。

モトケン @motoken_tw

大野病院事件では、無罪判決を支持して医師の不安を減らそうとしたけど、聞く耳を持たない医師が多かったなあ。 togetter.com/li/301573

2012-05-11 15:00:14