
虚構新聞で注目を浴びる『大臣ビッグバン法案』、1999年4月1日付朝刊の実際の紙面と公開当時のエピソード
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震源となった虚構新聞2020年11月9日付ニュース

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敗北トランプ氏、「日本初の外国人総理大臣」に意欲 kyoko-np.net/2020110901.html pic.twitter.com/7nYr8xQTbS
2020-11-09 07:30:00
トランプ氏の意向は既に日本政府に伝えられているが、外国人が首相に就任するには法整備が必要になる。過去、小渕恵三内閣時代にはイギリスの故サッチャー首相や旧ソ連のゴルバチョフ氏ら外国人を閣僚に登用する「閣僚等国家公務員特別職国籍制限緩和臨時措置法案(大臣ビッグバン法案)」が検討されたこともあることから(1999年4月1日『朝日新聞』)、政府関係者によると、同じ方向性で対応できるかどうか、内閣法制局を中心として現在検討中だという。
(注:太字は引用者による。以下同じ)

Kyodo通信がKyoko新聞を取材してKyoto新聞に配信するという夢のコラボ twitter.com/kyoto_np/statu…
2020-11-10 19:20:02朝日新聞の実際の紙面と、当時を知る記者の証言

朝日新聞論説委員。2005~08年、13~17年にモスクワで勤務。日本では主に外交政策などを取材してきました。 著書「安倍vs.プーチン 日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか?」(筑摩選書)共著「プーチンの実像」「検証 日露首脳交渉」 ※ここでの発言は個人的なものです。リツイートや「いいね」は賛意とは限りません。

「小渕内閣時代にはサッチャー首相やゴルバチョフ氏ら外国人を閣僚に登用する『閣僚等国家公務員特別職国籍制限緩和臨時措置法案(大臣ビッグバン法案)』が検討されたこともある(1999年4月1日『朝日新聞』)」 懐かしい。当時、野中官房長官担当でした。 kyoko-np.net/2020110901.html
2020-11-09 23:00:00
当時の紙面。 官房長官の番記者たちが野中さんに「これ、どうなんです?」と詰め寄って、野中さんも「総理に聞いてみるわ」と応じていた。 エイプリルフールとみんなが理解するのにしばらくかかった。 pic.twitter.com/lex0B9RVKd
2020-11-09 23:02:00

紙面の片隅に「きょうは4月1日」と但し書きがあった。 これをつけるかつけないか、当時編集局内で激論があったらしい。「不要」と主張する政治部長と「つけるべきだ」という編集長サイドで。 pic.twitter.com/6X1KeDbos3
2020-11-09 23:04:07

小渕首相の写真に添えられたのはは「だれか、いい人いないかな…」 まともな記事にこんなキャプションはつきません。 pic.twitter.com/Y87UzE7PCB
2020-11-09 23:06:18

そっか、こんな紙面だったか。おぼろげに閣僚応接室の写真だったような気がしてたけど、記憶違いしてました。記事公開当時のエピソード面白いw twitter.com/akomaki/status…
2020-11-10 00:00:23ネタにされた小渕恵三首相(当時)など公開当時の反応

「日本初の外国人総理大臣」虚構新聞が話題 ソースは20年前の朝日新聞?→調べてみると記事実在! #トランプ #大統領選 #朝日新聞 #虚構新聞 j-cast.com/2020/11/093984…
2020-11-09 19:54:02 朝日新聞はこの翌日、99年4月2日の朝刊6面で『小渕首相「もっと若い人を」 外国人閣僚記事、ジョークで切り返し』という記事を掲載。エイプリルフール記事を知った小渕首相が、記者の取材に対して「きょうは四月一日だろ」と受け流した上で、「日本の政治家は十分な仕事ができると思いますよ」「(外国人を登用するなら)もっと若い人にお願いしたいな」と反応したことを伝えている。
また、朝日新聞は同じ記事で、前日の「エイプリルフール記事」を受けて、「本当のニュースとして流してしまった外国メディアがあったほか、朝日新聞社にも感想や問い合わせが殺到」したと説明し、
「一年に一回くらいこんなユーモア記事があっても良いと思って、政界の人材難をちょっと皮肉ってみました。でも、信じて下さった読者の皆さんには、ごめんなさい。どうもお騒がせいたしました」
と釈明している。