ユーラシア大陸を横断して古代日本にまで伝来したアルメニア・アゼルバイジャンの「幻のコムギの民」の農耕と八千年の歴史

古代・中世の日本で、当たり前のように存在していた「銅」「小麦」「古墳時代から源平合戦までの鎧」などは、先ほど停戦合意したとされるアルメニア・アゼルバイジャンの「八千年前から五千年前までの先史文化」が、遠いルーツだったと明らかになりました(鎧のルーツは三千年近く前)。ユーラシア大陸の東西に広がったこの地域の農耕・牧畜文化について、2010年代の最新の考古学・DNA研究を中心に紹介します。古代ヨーロッパ・古代中国にも伝来していたものです。
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

元は、「火の番人」を意味する古代ペルシア語の人名で、アケメネス朝ペルシアのメディア総督・アータレパータÂtarepâtaが、ガウガメラの戦いでアレクサンドロス大王に敗北した後、降伏してその総督の地位を保ち、最終的にメディア北部の地だけをその領土としたので、アゼルバイジャンの地名が生まれた

2020-10-06 04:23:53
巫俊(ふしゅん) @fushunia

つまり、メディア総督・アータレパータの土地だから、中世ペルシャ語で「アトゥルパタカン」と呼ばれ、アラビア語化して「アゼルバイジャン」になったとありました。アータレは「火」、パータは「番人Guardian/Protector 」を意味していて、ゾロアスター教の神官か何かの呼び名に由来するようでした。

2020-10-06 04:30:20
巫俊(ふしゅん) @fushunia

地名の「アゼルバイジャン」が先にあり、後から中世のトルコ系遊牧民が移動してきた訳ですが、その地名「アゼルバイジャン」の起源はというと、一気にアレクサンドロス大王の時代まで遡るそうです。ギリシア語形が記録されてるのだとか。 twitter.com/fushunia/statu…

2020-10-06 04:18:27
巫俊(ふしゅん) @fushunia

つまり、17世紀前後のイラン・サファヴィー朝に帰順していた西北イランのトルコ系諸集団が、その言語・文化的な共通性から、しだいにまとめて「アゼルバイジャン」と呼ばれるようになったとのことです。 twitter.com/fushunia/statu…

2020-10-06 02:40:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

日本のウィキペディアでは、この人名由来説と、ペルシア語由来説を両論併記する形になってましたが、このウィクショナリー(英語版)や英語のサイトなどを調べると、この総督の名前がその古代ペルシア語(火の番人)だったとううことで、2つの説はどちらも正しかったことになります。

2020-10-07 02:18:02
巫俊(ふしゅん) @fushunia

へぇ、アルメニア語でアゼルバイジャンは、Adrbeǰanと発音されてて、この言葉は、アゼルバイジャンの語源にあたる古代ペルシア語に対応してるらしい。

2020-10-07 04:13:33
巫俊(ふしゅん) @fushunia

古アルメニア語って、イラン系言語から借用した語彙があるのか。複雑怪奇な世界。

2020-10-06 13:33:44
巫俊(ふしゅん) @fushunia

アゼルバイジャン周辺の歴史・地理を調べ始めたら、芋づる式に色々出てきてしまって、読むのが追い付かないです。とりあえず、驚いたんですが、アゼルバイジャンを流れるアラス川って、トルコから流れてきてるんですね!えっ!って思いました。山があって川は流れてこないかなと思ってましたので。

2020-10-06 02:19:30
巫俊(ふしゅん) @fushunia

このアラス川が、トルコとアルメニアの国境になっていて、アルメニア側から見たら、アラス川の南岸にある「アララト山」が「トルコに奪われてる」と認識されてるようです。そして、この川はアゼルバイジャンの飛び地から今度はアゼルバイジャン・イランの国境を流れていきますので、国際河川ですね。

2020-10-06 02:23:17
巫俊(ふしゅん) @fushunia

アラス川の南岸からその南方に広がる、「西北イラン」地域には、イランの「アーザルバーイジャネシャルキー州」など諸州があり、アーザルバーイジャネはアゼルバイジャンという意味で、元々、「アゼルバイジャン」はイラン側のこの地域にいたトルコ系の集団を指す名前だったとのことです。

2020-10-06 02:27:46
巫俊(ふしゅん) @fushunia

つまり、17世紀前後のイラン・サファヴィー朝に帰順していた西北イランのトルコ系諸集団が、その言語・文化的な共通性から、しだいにまとめて「アゼルバイジャン」と呼ばれるようになったとのことです。 twitter.com/fushunia/statu…

2020-10-06 02:40:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

その「アゼルバイジャン」の中に、カスピ海西岸(現アゼルバイジャン共和国)に居住してたトルコ系の集団も含まれてた訳ですが、1826年にロシア帝国とイランの王朝(この王朝はトルコ系遊牧集団が建国)が戦争して、アラス川以北をロシア帝国に奪われてしまった。これが現アゼルバイジャン共和国の起源

2020-10-06 02:51:46
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ロシアに奪われた地が、ソ連時代を経て、現在の独立したアゼルバイジャン共和国につながってる訳です。奪われたときのイランは、トルコ系の遊牧集団が建国した王朝だったというのも、ややこしいです。しかも、この遊牧集団は、現在戦争中の「ナゴルノ・カラバフ」のカラバフを本拠にしてた集団だった。

2020-10-06 02:56:10
巫俊(ふしゅん) @fushunia

サファヴィー朝の時代には、カラバフを本拠地にしてたこのトルコ系の遊牧集団は、「ガージャール部族連合」という名前で、後にイランのカスピ海南岸地域の方に本拠地を移し、群雄割拠を打ち破って、イランを支配する王朝に成長したとありました(ウィキペディアなどより)。

2020-10-06 02:58:21
カリヨン奏者べぃあ / Minako Uchino @beiaard_jp

地図を見て改めて思ったのですが、これは「アララト山の方から来ました〜」だからアラス川、という事なのでしょうかね… twitter.com/fushunia/statu…

2020-10-06 03:42:36
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@beiaard_jp ウィキペディアの「アラス川」に、由来の説が書かれてますが、アララト山とは関係が無いような書き方がされてます。

2020-10-06 03:52:59
カリヨン奏者べぃあ / Minako Uchino @beiaard_jp

@fushunia 有難うございます! 伝説上の家長の名前…アルメニアの人々は家の縦のつながりを大切にされる方々と聞きました。偉大なお名前由来なんですね…

2020-10-06 04:03:11
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@beiaard_jp それも興味深いのですが、現在のロシアの大河を指す名前としてギリシア文献に出てくるって書かれるのも、気になりました。アルメニアの伝説の方は、あくまでも伝説かもしれません。何か、古い言葉が祖先の伝説に取り込まれた可能性もありますね。

2020-10-06 04:04:59
巫俊(ふしゅん) @fushunia

『〈アゼルバイジャン人〉の創出 民族意識の形成とその基層』(2017年) こんな本も出てるみたい。kyoto-up.or.jp/books/97848140…

2020-10-05 03:06:53
巫俊(ふしゅん) @fushunia

小麦と小麦粉の科学 「紀元前6~8世紀西アジア、今のトルコあたりに存在した古代王国ウラルトゥの遺跡から、手で回転しながら粉を挽く、世界最古の回転式石臼が発見された。」 azeron.co.jp/_src/3029061/f…

2020-10-05 23:28:34
鬼塚健太郎@AWExion会員募集中! @KentaroOnizuka

@fushunia 案外、新しいのですね。 中東では土器よりも先に石臼があったのですが、回転式にはなかなかならなかったと言うことですね。 稲作地帯では、登場するのはかなり後になりますけど。

2020-10-05 23:40:30
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@KentaroOnizuka 小麦は粉にしないと、美味しく食べられないので、それだけ臼を使う作業が大変だったらしいです。

2020-10-05 23:45:20
ふかんじゅ(不観樹 露生)@岡山 @fukanju

@fushunia 古代アルメニア王国(最大版図)とかみると、現在のトルコ東側~シリア北部まで領有していたようなので、黒海沿岸から内陸方向に進出した民族だったんですかねぇ。

2020-09-28 14:27:06
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@fukanju 凄い王国だったんですね。ローマと同盟してたんでしたっけ?この地域の歴史は、先史時代から調べてますので、なかなかローマ時代まで行き着かないです。

2020-09-29 03:53:49
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ウラルトゥ王国は、「アルメニア人の祖先」の国だと主張されてる印欧語族の国家で、ウラルトゥは、「アララト」山と同じ言葉にあたり、アルメニアからトルコ東部周辺で雄飛したが、アッシリアとスキタイに挟まれて衰弱したんでしたっけ?

2020-10-05 23:31:31

調べたところ、印欧語族とは違ったとあり、アルメニアの駐日大使が書いた本だと、古代アルメニアの国家だとしてるけど、実際は複雑なようです。現在のアルメニア周辺にあったウラルトゥ王国は。出土史料の粘土板で研究されてる分野だそうです。

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