下弦の鬼のアクションは上司に言っちゃいけないダメな発言の教科書だった!?『鬼滅の刃』無惨パワハラ会議を上司視点から読み取ったお話

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

鬼滅の刃、僕は原作は読んでいなくてアニメだけ見ているのだが、アニメ26話の無残と下弦の鬼のやり取りが「パワハラ会議」と呼ばれてることを知った。でも僕はあれを見て「うわー、上司に言っちゃいけないダメな発言の教科書だなー」と思った。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

まず、先に結論を言っちゃうと、下弦の鬼が言うべきことは基本的に「申し訳ありません」なのね。無残は質・量ともに圧倒的に高いスキルを持った上司であって、反論するだけ無駄。「申し訳」ってのは言い訳のことで、言い訳できないことを「申し訳ない」と言う。でもこいつら、ずっと「申し訳」する。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

まず無残が「ここ100年余り、上弦の鬼は顔触れが変わらず、鬼狩りの柱を葬ってきた。しかし下弦はどうだ、何度入れ替わった？」と聞いてる。ここで僕、大爆笑。 これ、IT企業あるあるだよね。創業メンバーに対して、中途採用の管理職が全然使えなくて、ぽんぽんやめて入れ替わる。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

「そんなことを俺たちに言われても」 「そんなことを言われても、何だ、言ってみろ」 「思考が読めるのか、まずい」 「何がまずい、言ってみろ」 これ完全に「Twitter垢バレ」のパターンですね。作中では思考を読まれてるけど、普段思ってることは結構バレるもんです。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

他にも、例えばトイレで小をしながら同僚に愚痴をこぼしていたら、実は無残様は個室で大をしていた、なんてのは会社あるあるなので気をつけましょう。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

で、殺されちゃうわけですが、まあ普通の会社では殺されないので、鬼が無残様に殺されるのは、会社で言えばクビと同義だと思っておきましょう。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

「なんでこんなことに。せっかく十二鬼月になれたのに」 はい、ダメですね。さっき無残様が言ったでしょう。「十二鬼月に数えられたからと言って終わりではない。そこから始まりだ」と。 良い大学を出て有名企業に就職したら、それで偉くなったと勘違いしてませんか？仕事ができてなんぼですよ？

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

「私より鬼狩りの方が怖いか。お前はいつも柱と遭遇すると逃げようと思っているな」 「いいえ思っていません」 ダメですね。上司はあなたの仕事を見ていたんです。その上で問題点を具体的に指摘してる。なのに「いいえ」なんて答えたら「お前は私が言うことを否定するのか」って言われるわな。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

ここで言うべきことは「申し訳ありません」の一手である。上司に怒られてでも仕事の手を抜く方が良いのかと叱られてるんだから、「申し訳」なんてありはしない。もし言うべきことがあれば「私が間違っておりました。二度とそのようなことは致しません」だろう。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

次、逃げちゃう鬼は論外。まあ、会社なら本当に嫌なら辞めちゃえばいいんだけど、ここでは「無残に殺される＝会社をクビになる」なので、上司に報告を求められてるのに逃げちゃったらそりゃクビになる。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

「最後に何か言い残すことは」 「私はまだお役に立てます。もう少しだけご猶予を頂けるならば必ずお役に」 「具体的にどれほどの猶予を？」 無残様、優しいですね。最後通告をした後で、部下が「もう一度チャンスを下さい」と言ったらちゃんと聞いてあげてる。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

「あなた様の血を分けていただければ、より強力な鬼となり戦います」 はい、アウト―。完全にアウト―。 ここでは血ってのは、仕事をするための会社の経営資源。要するに予算。1億円の予算で赤字を出した奴が「5億円頂ければ黒字を出します」って言ったら、そりゃ「甚だ図々しい」って言うわな。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

この前に、ちゃんと無残様は言ってるんですよ。「今のお前の力でどれほどのことができる？」って。ちゃんと「自分の能力について述べろ」とヒントを出してる。そこに「もっとリソースをください」って、上司の経営判断のせいにしちゃった。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

で、ここで具体的な策は述べようがない。そんな策があるなら「なぜ今までやらなかった」と言われるだけ。 でも無残様は「どれほどの猶予を」と、チャンスをくれている。答えるべきは「あと1回だけ」しかあり得ない。そこで逃げずに戦い、死ぬとすれば無残にではなく柱に殺される、と誓うしかない。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

もうほんとにね、この下弦の鬼達の言ってることを聞いてると「何も違わない」って言いたくなるの、よくわかる。言ってることが言い訳ばっかりだもの。 彼らが言うべきことは ・過ちと力不足を認める ・全力で努力する の2点だけ。体育会系っぽいけど、まずそういう姿勢がないと話にならない。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

無残は経営者として、彼らにどれほどのリソースを与えたかは把握しているのだから、それを充分に活用していないことを見抜いてる。そこで「いいえ頑張ってます」とか「もっと予算をください」とか言っちゃうようだから、お前ら下弦はダメなんだよとしか。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

で、最後の鬼は、処罰されることまで含めて素晴らしい経験ができた、ありがとうと感謝を述べてる。余計な言い訳は一切せず、「上司の経営方針」に忠実なことだけを言ってる。だから「気に入った、予算をふんだんにわけてやろう」と言ってもらえたわけですね。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

以上、僕はアニメしか見てないので「いや、このあと無残はこういう言動をするので、やっぱり駄目な奴なんだよ」という話もあるかもしれませんが、少なくともアニメを見る限り、僕には「無残様、何も違いません！」としか思えなかった、っていう話でした。

鉄✪C103 30日(土)G-24a⋈早矢斗／デレステ994240190／ウマ娘542998057 @cu6gane

まとめサムネ用｜2020.11.14 pic.twitter.com/3FE6eWFIGT

拡大

拡大