ふくいち事故に関するガンダーセン氏と科学者仲間のプレゼン in ダックスベリー

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以下、ボストン近郊で開かれたガンダーセン氏とその他無所属専門家達のプレゼン動画より、大事そうなところだけ取り出して連投。http://t.co/csGwBBy 議題：ふくいちは此処（ピルグリム）でも起こるか―原子力を巡る議論 主催：ダックスベリー町緊急事態管理局

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●デイビッド・ロックバウム（以下ガンダーセン氏に従ってデイブとする） 憂慮する科学者同盟(UCS)代表。米国有数の無所属の原子力技術者の1人。17年原発に従事。他経歴はこちら（英語）http://t.co/DY8aFYS

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<ふくいち事故についての解説より> デイブ「ディーゼル発電機の地下の設置は地震には一番の予防だが洪水には良くない」「チェルノブイリ、スリーマイルアイランド、フェルミ、サン・ローラン、過去起きた全ての事故を合わせても、ふくいち程酷い核燃料棒損傷には至らない」

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デイブ「ディーゼル発電機が機能停止した次のバックアップはバッテリー電源。これは原子炉毎に1つの安全装置に電気供給するだけの容量がある。日本の容量は8時間持つが米の殆どのは4時間。尤も日本はもっと多くの時間が必要だったのでそれは問題ではない」

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デイブ「ふくいちの原子炉、少なくとも2-3号炉は年代、設計、構造に於いてピルグリム原発と非常に近似。しかし他のどの米国の原子炉であっても電源喪失があれほど長く続けば同じ結末を迎える。米国の原子炉でふくいちぐらい長い電源喪失に耐えられるように設計されているものは１つもない」

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デイブ「津波はここで起こらないというのは本当かもしれない。しかし、電源喪失は起こりうるし、起こるのだ。だからその津波が起こらないかどうかという事を超えて動く必要がある。でなければこの災害から学べない我々を恥じるべき」

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デイブ「2004年に公表されたNRCの研究では、米国の一部原子炉の炉心溶融リスクの80％は、電源喪失から来ていると。これは他の全てのリスク要因を合わせた数の4倍。(略)多くの米国の原発が同じ状況。あれほど長く電源喪失すれば出来ることは殆ど何もない。メルトダウンは九分通り不可避」

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デイブ「我々は、ふくいち作業員が汚染水から足を守るのに靴の上からプラスチックのブーティー（http://t.co/8x6MosU）を履いている写真を見た。日本国民を救おうとしている作業員を守る為に、十分な長靴や別の防護服があったら良かったのにと思う」

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ガンダーセン氏と無所属専門家達のプレゼンの動画より　http://t.co/csGwBBy 議題：ふくいちは此処（米ピルグリム）でも起こるか―原子力を巡る議論 ●ポール・ブランチ　電気技師として45年原発産業に従事。元米海軍の潜水艦原子炉の技師＆教官　（以下呼称ブランチ）

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ブランチ「私は親安全派で、原子力は安全性さえ確保できれば必ずしも悪いものとは思わない（略）原子力は安全に作りうる。しかし、商業目的で造られた場合、絶対に安価にはならないという板挟み状態になる。これらの原発は金を稼ぐ為に建てられ、最も安く上がるよう作られた」

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ブランチ「私は1965年からこの産業にいるが、現実となるあらゆる事故は我々が仮定し対案を練ってきたものと異なる。（略）そしてふくいち事故が起こった。それは原子炉や環境、原子力産業に与えたダメージに於いて我々が予想しえたものを遥かに超えていた。これで目を覚ましてくれることを願う」

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ブランチ「我々はこの電気ケーブルを冷却水注入ポンプ等の緊急装置に繋がる様設計した。埋められてディーゼル発電機の様な離れた装置に接続されると電源供給できないのでケーブルは決して水分に晒す仕様になってない」

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ブランチ「しかし我々は最近多くの内部情報から、ピルグリム含む95％の原発が恐らく1日目から水に浸されていたことを発見した。それは全く意図したものではない。我々はNRCと何度も話し合い、彼らはケーブルをテストしてもいいと言った。多くの調査が行われたがケーブルテストはされなかった」

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ブランチ「ふくいち型の事故を起こしうるもう一つの事象。連邦議会議員マーキーが2週間以内に公表するGAOの報告書によると冷却水を供給する埋設された配管やそれらの古い原発が腐食している。そしてその腐食を検知する方法は全くない」

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ガンダーセン氏と独立系専門家達のプレゼンの動画より　http://t.co/csGwBBy 議題：ふくいちは此処（ピルグリム等の米原発）でも起こるか―原子力を巡る議論

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ガンダーセン「ふくいち事故の2週間前に妻のマギーに次に事故があるとしたらどこだと思うかと聞かれた。私はどこかは分らないが次に起こるとしたらMARK-I格納容器のところだろうと答えた。そしてふくいちの格納容器は全てMARK-Iだった」

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ガンダーセン「NRCは1972年に既にMARK-Iの設計があまり良くない事を認識していた。その時この（ピルグリム）原発は運転許諾契約中で建設中だった。デイビッドと憂慮する科学者同盟（UCS）のやり取りがあるが、NRCはそのライセンス契約を後悔していた」

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ガンダーセン「1998年までには、業界ではこの格納容器があまり頑丈なものではないと悟っていた。そして彼らは（17年後小さい容器の圧力を解放する為）格納容器内にベントを加えた」

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ガンダーセン「加圧水原子炉はベントがない。必要ないからだ。事が起きてから分ったことだがMARK-I型にはベントが必要。しかしこれは1972年のNRCの会話の中では酷く避けられた」

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ガンダーセン「そして我々は40年の（運転許諾の?）取り決めをした（略）しかしその取り決めが始まった時、NRCの内部書類は明らかに彼らに非常に深刻な懸念があったと示している。それは発電量に対し容積が非常に小さいことだった」

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ガンダーセン「NRCの仮定よると、ピルグリムの核燃料の1％は失敗すると仮定している。それでどれだけ放射性ガスが放出されるかが決まるのだが、ふくいちは100％失敗したのでこの仮定は低い方に偏っている」

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ガンダーセン「NRCは殆どの放射能は格納容器内の壁にくっついて出てこない、格納容器からの汚染漏れも1日0.5％だと仮定している。福島では本質的に格納容器内に穴が開きもっと放射能が漏れていた」

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ガンダーセン「またNRCは風は一直線に吹いて蛇行しないと仮定しており、従って避難区域は一部で済むと言う。これらの（仮定の）影響は緊急時計画区域が非常に小さくなること。しかし実際福島で得た教訓は避難区域を拡大する必要があるということ。これに対してはNRC内部でさえ抵抗が沢山あった」

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ガンダーセン「勿論NRCは、日本で『アメリカ人なら50マイル離れろ』と言ったが、それに対して??だかデイブだかが、もしここで事故が起こったら日本大使館は『日本人なら50マイル圏外に出た方がいい』と言うんじゃないかって言うんだ（会場笑）」（⇒アフォらしい国籍限定警告に対する皮肉）

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ガンダーセン「3-4月にふくいちは大量に放射能を放出したが、その殆どが海側だったのは日本人にとって良かったこと。反対側に風が吹いてれば日本は破滅しいた。実際アメリカ大使館は、君達は東北を失う危機にあると日本に警告していた」