- okura_mikura
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今度は「嫌いボタン」ですか……理解らせが必要なようですね…… twitter.com/gufoneve/statu…
2020-11-18 22:52:45「おいクソ鳥!」 僕は鼻歌交じりに歩いていたTwitterの翼を掴んでこちらに顔を向けさせた。 「な、なにオタク君?」 「また何か悪巧みしてるらしいな?」 「ま、まままままだ何もしてないけど!?」 Twitterは引きつった顔でさっと後ろ手に何かを隠した。 「何を隠した?」 「な、なにも!」
2020-11-18 23:10:07今度はTwitterの腕を掴んだ。 「いたっ!? やめてよオタク君! ハラスメント行為で報告するよ!?」 「いいから見せろ!」 「うぅ……」 Twitterは翼をしぼませながら右手に隠した物を僕に見せた。 「へぇ……『嫌いボタン』ねぇ」 Twitterはうつむいてポケットに嫌いボタンを隠した。
2020-11-18 23:15:08「こんな物を実装して、何をするつもりだったの?」 「それは……まだ未実装だし、どう機能させるかも考えてないし……」 「例えば……都合の悪い情報に大量の嫌いボタンが押されると見えなくなる……とか?」 「ぎくっ!」 Twitterは翼を震わせた。どうやら図星だったらしい。 「ビンゴかぁ」
2020-11-18 23:18:32僕はポケットに忍ばせたわからせ怪文書をゆっくりと取り出し、Twitterに突きつける。 「ま、まって、まだ私何もしてない!」 ぶんぶんとTwitterが首を横に振るたびに青色の髪がサラサラと揺れる。 「ユーザーに害を及ぼす偽情報として通報するわよ!」 「Twitterちゃん、わかってないね……」
2020-11-18 23:21:32「Twitterちゃんはツイッターユーザーじゃないんだよ?」 「しまっ……」 Twitterが逃げるより早く、わからせ怪文書がTwitterの柔らかいお腹に突き刺さっていた。 「いぎっ!?」 「Twitterちゃんがいけないんだよ……」 Twitterのお腹からAPIが溢れ出す。 「がはっ……おねがい……許して……」
2020-11-18 23:23:55「そうだなぁ……じゃあ嫌いボタンを逆に実装してあげようか」 「あぐっ! うぅ……」 僕は怪文書を引き抜くとTwitterのポケットから取り出した嫌いボタンを裏返して彼女の傷口に実装してあげた。 「そんなっ!? 実装が逆に!?」 「そう、これで君はこのボタンを押されるたびに好きになる」
2020-11-18 23:26:28ボタンを実装したことでTwitterの傷口はふさがっていた。 「そんな、こと……できるわけ……」 「試してみようか?」 僕はカチリと嫌いボタンを押した。 「ひゃぅっ♡」 「どう?」 「な、なんで……こんなの絶対おかしいのに……」 「いいね、もっと押してあげるよ」 僕は嫌いボタンを何度も押す。
2020-11-18 23:29:21カチカチ 「はひっ♡」 カチカチカチ 「お゙゙っ♡」 「どう? これでもまだキラキラしたSNSだって言える?」 「はへぇ……♡ 私は……スケベコンテンツとデマの拡散が大好きなクソ鳥ですぅ……」 「じゃあこのスケベ怪文書をどうするかわかってるよね?」 「はひ、拡散しましゅう♡」
2020-11-18 23:33:55Twitterちゃんのイメージ画像です。わからせスケベファンアートよろしくおねがいします pic.twitter.com/b2RArRB6Qe
2020-11-18 23:40:56