タイガーマスクと孤児

ひねくれて星をにらんだ日もあるさ
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カルヴァドス @cornelius0321

①「タイガーマスク」あるいは「伊達直人」と名乗る人物から、児童養護施設などにランドセルや現金などが送られる現象が昨年末から全国で相次いでいる。「タイガーマスク運動」というらしい。

2011-05-30 21:45:07
カルヴァドス @cornelius0321

②こうした行為自体は、篤志家による寄付行為であり、これまでも「月光仮面」を名乗る人物が同様の行為をしている。「あしながおじさん」も同様の系譜に属する。

2011-05-30 21:44:58
カルヴァドス @cornelius0321

③マンガの「伊達直人」が「ちびっこハウス」という孤児院出身であることを、ご存知だろうか? 戦災によって親を失った子供たちに対して「孤児」や「みなしご」という言葉が当たり前のように飛び交っていた時代があった。「みなしごハッチ」も設定を人間から蜜蜂に変えたものだ。

2011-05-30 21:44:49
カルヴァドス @cornelius0321

④父と母が健在であるような子供は、こうした境遇の孤児を「好奇」あるいは「差別」のまなざしで見ることも珍しくなかった。

2011-05-30 21:44:40
カルヴァドス @cornelius0321

⑤いわれなき差別を受けた孤児は、「ひねくれて星をにらむ」ような苦渋を味わってきた。タイガーマスクの根底にある世界観がこれだ。http://www.youtube.com/watch?v=DiytzibwMjQ

2011-05-30 21:44:31
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カルヴァドス @cornelius0321

⑥孤児の他に「好奇」と「差別」の対象になった子供が「混血児」である。親子そろって「日本人」であるような子供は、混血児に対して「お前、あいのこ」と言うことも、かつては珍しくなかった。子供は子供に対し、「無邪気に残酷」である。

2011-05-30 21:31:15
カルヴァドス @cornelius0321

⑦現代なら、ハーフともてはやされ、「おしゃれ」「かっこいい」といわれ、モデルやタレントとして人気を博す「明るい」人生を送れるだろうが、以前は、こうした「暗い」部分もあった。

2011-05-30 21:31:04
カルヴァドス @cornelius0321

⑧「キクとイサム」(1959年、今井正監督)という映画がある。キクとイサムという混血児の子供をテーマにした映画だ。イサムは肌が黒いことを理由にいじめられることもあった。この中でイサムを演じているのが「奥の山ジョージ」という少年である。

2011-05-30 21:30:52
カルヴァドス @cornelius0321

⑨演じたジョージ少年は、実際には周囲の人の理解もあって、いじめられることはなかったそうだ。このジョージ少年、その後は歌手になり、「ピートマック・ジュニア」と名を変える。

2011-05-30 21:30:43
カルヴァドス @cornelius0321

⑩そう。あのピートマック・ジュニアである。代表曲がこれだ。http://www.youtube.com/watch?v=dmWB0IoWXZY

2011-05-30 21:30:33
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カルヴァドス @cornelius0321

⑪しかし今回私は、ピートマック・ジュニアの代表曲にこれを挙げたい。 http://www.youtube.com/watch?v=_kudaHinCQk 「水滸伝」のエンディングに使われた。これもまた埋もれた昭和史の一面である。<この話題終わり>

2011-05-30 21:30:22
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