孫泰蔵さん、「スポーツ・グラフィックNumber」 2011年7月21日号を読んで考えたことまとめ
また久しぶりに連続ツイートをば。(この連続ツイートとは、僕がいろいろな書物を読んで感じ入ったことを自分のメモがわりにつらつらと時々書いておりまして、フォローしてくださってるみなさんとシェアさせていただいております)
2011-07-19 08:58:14スポーツ雑誌を読んでいたら、野村克也氏と「もしドラ」著者の岩崎夏海氏の対談が掲載されていた。二人の共通点は、弱い組織を変貌させる変革のリーダーシップを追求していることである。球団経営とチームづくりについて興味深い一節があったのでここにシェアしたいと思う。
2011-07-19 09:01:10野村克也氏「ドラフトと外国人の獲得、これが(チームの)補強のポイントになる。補強に関しては予算ももちろん関係してくるので、オーナーの本気度が反映される」
2011-07-19 09:01:21野村克也氏「全員のことを知っているわけじゃありませんが、ソフトバンクはダントツじゃないですか。実は僕が監督として3,000試合を達成したときに、孫正義オーナーから祝電をいただいたんです。」
2011-07-19 09:01:42野村克也氏「僕は56年間野球をやってきたけど、他球団のオーナーから祝電をもらったことなんて初めてだったから感激しました。よその監督に祝電を打つなんて発想、日本では普通ないでしょう?」
2011-07-19 09:01:52野村克也氏「すごいと思った。祝電をいただいてみて、あらためてなぜソフトバンクが強いのかわかった気がしましたね。自分のチームのことだけじゃない、球界全体への目配りが出来ているということでしょう。」
2011-07-19 09:02:09岩崎夏海氏「それこそ『土俵』を変えるということじゃないですか。エンターテインメント、あるいは文化という眼差しから野球を見ていくと、行動も変わってくる。監督から見て、オーナーや球団社長は『上司』ということになるんですよね」
2011-07-19 09:02:18野村克也氏「完全に上司。僕の考えでは、組織はリーダーの力量以上には伸びないという原則があると思っています。組織のトップが人間の器を大きくしないと、チームは成長していきません」
2011-07-19 09:02:26以前兄(孫正義)に、変革のリーダーの役割は、大所高所からものを見て一番重要だと思われるところにスポットライトをあて、ブレイクスルーを生み出すポイントを見つけて具体的な打開策を指し示すことだと教えてもらったことがある。そして組織の力で一気呵成に一点突破で変革をはかる。
2011-07-19 09:02:35そのような変革のリーダーシップを発揮できるようになるためには、まずは大きくものを見るという視点を持つことから訓練すべきだと思うが、この野村克也氏が語ったエピソードは、孫正義に大きくものを見るという視点がしっかり身についている証左だろうと思った。素敵だ。僕もそうありたい。
2011-07-19 09:02:59「スポーツ・グラフィックNumber」 2011年7月21日号を読んで、今朝は大所高所からものを見るということについて大いに考えさせられた。
2011-07-19 09:03:09