2011/7/19・11：00開始　東京電力による「原発」に関する記者会見

東電会見11：00
デニーロ司会
東電「原子炉注水1-4m3/h　2-4.1　3-9.1　圧力容器温度安定推移　本日10：10　1,2号機4→3.8m3/hに流量調整　これまで流量変動あり4で調整終わっていたが台風接近に伴い雨水流入考えられるので流量低下措置。
格納容器窒素封入1-141.0kPa　68200m3　2-127　6400　3-101.6　1500　使用済燃料プール2-36.0度　3-32.6
溜まり水移送　2,3号機プロセス主建屋移送継続　6号機移送予定なし　仮設タンク→メガフロートも台風接近のため中止
プロセス主建屋6060　20↑　雑固体廃棄物減容処理建屋4251　19↑　

トレンチ水位7時1-DS　2-3505　14↓　3-3609　8↓
タービン建屋　2-14↓　3-9↓　4-13↓
1号機原子炉建屋地下　4351　2↑
4号機使用済燃料プール底部支持構造物7/8コンクリ打設準備
遠隔操作瓦礫撤去2,3号機タービン建屋海側道路実施
循環型海水浄化装置台風接近のため運転停止中
1号機原子炉建屋カバー　瓦礫撤去　物揚場スロープ作業
取水口南側鋼管矢板　台風接近のため作業延期
3号機タービン建屋屋根薄い対策　8：30作業開始　クローラークレーン仮設屋根設置工事　昨日ご説明したように小さい穴と　ベンチレーター開口部仮設屋根で覆う予定
水処理装置運転状況フラッシング行ってヴェッセル4塔交換予定
高レベル汚染水処理量10時点24360t　淡水化装置処理量8時　8530t
集中廃棄物処理施設周辺サブドレン水　分析結果ヨウ素セシウム大きな変動ない　高濃度の汚染水の地下水への漏出ナイト判断

熱中症疑い1人　9時頃　瓦礫置き場でU字抗設置作業終えたあと5,6号機側サービスしビル休憩中の作業員体調不良　意識あり自力歩行可能20歳代　医療室で療養中
環境モニタリング台風接近のため海は中止　
海水流入、雨水降った場合変動あると思われるので適宜公表
」
デニ「第一発電所暴力団等排除協議会設置について　治安対策として協力企業と警察連携徹底　総務部の部長職会長つとめ協力企業の皆様副会長　顧問として警察庁ご協力いただく」

質疑
テレ朝柴田「台風接近ということで全体の台風対策教えて頂ければ」
東電「風の問題と雨の問題2種類　風は屋外設置している仮設設備をロープの固縛しっかり確認　毎日のパトロールの他改めて確認行っている。洋上メガフロートホースは取り外しロープの固縛確認。雨は扉、シャッターのところに土のうを積んで侵入防止、3号機仮設デッキプレート間にあったので昨日大きな穴本日小さな穴とベンチレーターにデッキプレート　ほぼ大きな穴とルーフドレンの流入は防げると思う。
海周り作業は中断、メガフロートへの水の移送　循環型海水浄化装置、鋼管矢板中断。
海のサンプリングは波浪の状況あるので波の状況見ながら判断」

テレ朝柴田「雨水侵入あろうかとということ」
東電「3号機に関しては大きな穴1　小さな穴、ベンチレーターについては侵入ないかと。1号機はベンチレーター3ヶ所あいていて蓋取り付け終わっている。2,4号機はルーフドレン2ヶ所、1ヶ所配管破損開口部に土のう積んで水はいらないように6月講じている。
タービン建屋屋根はほぼ止水終わった。」

時事通信松田「原子炉への注水量　1,2号機とも3.8m3/hはどのくらい続ける　3号機は」
東電「当面この状態で状態見る　1,2号機とも流量絞っているのでパラメータ見るのと圧力容器温度監視。3号機は9m3/hが適正ではと判断。3号機は流量変化時の温度変化敏感なので注入量継続したい。」

毎日ひが「暴力団排除対策協議会について　設置経緯。副会長のメーカーは原子炉メーカーか」
東電栗田「現状元請け通じて作業に入っている方適切に管理されている、大規模工事有る中で警察庁からのご指導頂きましてこういった体制強化したほうがと。お入りいただく企業は私契約かかわり、公表確認現在できていなく、改めて。　これまでも管理させていただいているつもりですが工事量多くなってくるので」

朝日杉本「減容処理建屋水位上がっているがどこまで上がっても大丈夫か」
東電「雑固体廃棄物減容処理建屋は十数ｍｍオーダーで上昇、地下通路側への漏洩ご報告させていただいておりましたが地下通路から減容処理建屋へ流入あるのではと。雑固体廃棄物減容処理建屋OP4200が許容量70ｃｍの余裕」
朝日杉本「1F地下水は地下何mのところ通っている」
東電「サブドレン水位で把握している」
朝日杉本「地下水水位」
東電「岩盤のところまではあると思っているがまだボーリング行っていないのでどこまで放射性物質入っているか確認できてない。岩盤は深さ30mのところ」
朝日杉本「暴力団による不当事案、表明確約書とは　通報センターとの連携強化とは暴力団員の情報交換するということなのか」
東電「表明確約書は暴力団排除の宣誓書を取り交わす、従業員契約におけるそういう事を排除していただく。不当事案というとそういった方が入り込んで反社会的行為行うこと無いようにということ。月1度協議会継続　そういう際に警察の方、警察から推薦される講師の方　そういう方策伝授していただく。」
朝日杉本「雇用関係にあるなかでそういうかたいらっしゃるかを警察に照会することは」
東電「そういうことはしないが、そういうかたがいる場合は対処させていただく　現在いる方の照会は考えていない」
朝日杉本「公共工事では予めそういうもの取り交わすが」
東電「過去にそういった物取り交わしたかはもう一度確認する」

NHKたなべ「3号機タービン建屋穴塞ぐ工事。流量。暴力団等排除対策協議会　これまで暴力団への取り組みなにかやっていたか。暴力団からおどしのような具体的事例あったからか」
東電「3号機タービン建屋屋根デッキプレート設置工事は14時頃目途で作業　作業状況によっては前後する。汚染水処理状況37m3/hで処理、以前は先日流量調整、低下原因調査後39まで回復したが徐々に低下して37」
東電栗田「これまでも元請け企業さんの管理のもと、そういうかたはいらないよう管理されていると認識、かなり大規模工事入ってきてボリューム出てくる中警察庁からご助言いただき設置するという形になった。関係者、参加される企業調整していてこの時期になった。」

NHKたなべ「汚染水処理流量」
東電「特にSARRY設置工事に合わせて調査することは計画ないが、本日もフラッシングのため1～2時間止めるので作業としてできることはやりたい。定格容量50に対して37m3/hなので処理量としては予定を下回っている。タービン建屋溜まり水は減少しているので目的は達している。処理量下回っていて処理遅れ懸念されるが回復させたい」

フリー今井「テルル129mが6/27　1号機取水口から発見された　大気中には。6/3保安院の評価資料で事故による1,2,3号機炉心の状態に関する評価で31種類の放射性物質空気中に放出と記載されているが　本日のデータでは3種類検査されている。保安院の資料だと他の放射性物質放出量が　たとえばテルル129mだと3.3×10＾15Bq　今後3種類以上の検査は　いつごろからその他核種結果教えていただけるか」

東電「6/29公開させていただいているものはテルル129m見つかっている。大気中についてもダスト、サブドレンについて一部テルル129m見つかっているのですでにまとめた形でご公表させていただいている。主要3核種はサンプリングの翌日、翌々日には公表、その他ガンマ、アルファ、ベータは1ヶ月に1回公表　6月上旬は公表していて結果はHPで公表させていただいている　テルル129mは検出されているケースある　其々の結果でご確認頂ければ。　4,5,6月でダスト、土壌、サブドレン、海水分析結果に一部載っている　HPに載っている」

ダウ・ジョーンズおおべ「台風対策基本的な2点。上を覆うのは溜まり水増えないようにか、機器を守る目的もあるのか。タービン建屋蓋して原子炉建屋は上を塞げないがどの位効果あるか。溜水侵入はタービン建屋中心なのか」

東電「タービン建屋は機器を守ることより雨水侵入防止のため実施。1～4号機ルーフドレンや穴から侵入あると溜まり水そのもの増えるのでそれを減らす。原子炉建屋は1～3号機屋根無いので侵入している。物理的に対応できない状況でタービン建屋先行して雨水対策実施可能と、今回やった。雨による影響は5月下旬大雨で降水量から見て100mmふるとタービン建屋2-68　3-58？上がると　総雨量に対しタービン建屋の水位がどれくらい上がるかという評価。
今回雨水対策できたので影響改めて評価できるのではと思う。原子炉の溜まり水も最終的にはタービン建屋溜水として流れこんでくると思うので基本的にはタービン建屋水位で管理したい」

東京佐藤「暴力団排除について　東電としては反社会的動きは一切把握していないか」
東電「特段報告受けていない。発電所敷地内外そういう報告受けていない」

東京佐藤「3号機注水変えると敏感に温度変化。3号機の中そのことから推測されることは」
東電「これまで3月以降の観察の結果で特に圧力容器の中のこと把握できていると考えていません。これまでも敏感にあ上下したがその後比較的落ち着いているが水の量増減、注水ラインを定圧注水系から給水系に変えた時も変動　根拠あって判断ということではない」

東京佐藤「そのことからの判断は」
東電「シュラウドの外側からいれているのでそういう意味では中の状況判断難しい」