2020年12月7日

命名者が語る「なぜライトノベルという呼称が定着したのか」

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まとめ 「ライトノベル」という名称誕生にまつわる秘話をNHK歴史番組っぽく 関連記事: 神北情報局: 名付け親だぞ http://kamikita.cocolog-nifty.com/kia/2004/05/post_30.html 「ライトノベル」という呼称 - Togetter http://togetter.com/li/251424 76958 pv 1531 304 users 317

以前のまとめ。「ライトノベル」命名の経緯についてはこちらのほうが詳しい。


リンク かがみよかがみ ライトノベルの「ライト」とは何なのか。本当は大声で語りたい! | かがみよかがみ 「ライトノベルファンです」とは全く言えないし、大声では恥ずかしい私には17年間追いかけている作家さんがいる。彼の名前は西尾維新。今ではライトノベル作家として広く知られている。ドラマ化・アニメ化・漫画化の原作者として、小説を読んだことはない… 16 users 6
安達裕章 @adachi_hiro

@Keitakamikita まあ、兄者がすべての元凶というつもりはない(偲姉さんとか、共犯者はいっぱいいるし)けど、「ライトノベル」という言葉が出来た当時、こんなに人口に膾炙するとは思わなかったよねえ。

2020-12-07 09:24:29
神北恵太 @Keitakamikita

@adachi_hiro とにかく、「コバルト・ソノラマ系」とか「スニーカー・ファンタジア系」とか呼ぶしかなかった時代、「字マンガ」とか「アニメ文庫」とか、悪意のこもった言葉も多数、乱舞していたからな。そのジャンル(と当時は思っていた)に対し、何か統合した名前を付ける必要があったわけだ。

2020-12-07 09:30:29
安達裕章 @adachi_hiro

@Keitakamikita うん。そういう百花繚乱魑魅魍魎のジャンルを包括する名前として「ライトノベル」を作ったワケだよね。で、それが何十年も生き残ってるというのは、それが読者にも出版社にもフィットした名前だったと考えて良いというコトなんだろうね。

2020-12-07 09:32:25
神北恵太 @Keitakamikita

@adachi_hiro 多方面にフィットした理由は、多分、「どこからもほぼ均等に遠かった」からじゃないかな。「ライトノベル、何それ?」ていう引っ掛かりがかえって良い方向に浸透を進めた。

2020-12-07 09:36:20
安達裕章 @adachi_hiro

@Keitakamikita そうそう。だからこそ、逆方向からの「ライトノベルの定義ってなに?」が生まれる素地があった。

2020-12-07 09:37:21
神北恵太 @Keitakamikita

@adachi_hiro 今は、俺は「ライトノベル」を「ジャンル」とは考えておらず「パッケージ」の形式だと思っている。小説の本文に対し、能動的にキャラクターやメカ、クリーチャーたちの姿を表紙や挿絵で示す、パッケージングの形式。そしてそれは、いわゆるジャケ買いを薦める形式でもある。

2020-12-07 09:33:38
安達裕章 @adachi_hiro

@Keitakamikita なるほど。私としては、その「パッケージ」は本というカタチだけでなく「レーベル」に拡がるのがライトノベルの特徴なのかな、と思ってました。最近は追いかけられてないので実情からズレてるかも知れませんが。いわばレーベルひとつで小説雑誌ひとつ、みたいな感覚。

2020-12-07 09:36:26
神北恵太 @Keitakamikita

@adachi_hiro なるほどね。僕は逆にレーベルの枠に囚われてなくて、例えば光瀬龍の宇宙年代記系の文庫本と同じハヤカワ文庫に入っている松本零士表紙の『大宇宙の魔女』とかは、先行したライトノベルだと思っている。(細かくいうとJAとSFでレーベル違うんだけどさ)

2020-12-07 09:40:29

神北恵太 @Keitakamikita

午前中の発言に付け加えておくと 「字マンガ」ってのは、「小説の範疇に入らない/入れたくない」的な差別用語として使われていた。(そうでなく使っていた人がいるかも知れないが、僕自身は、悪意を込めて蔑称として使っている例しか知らない。)

2020-12-07 12:47:39
神北恵太 @Keitakamikita

「アニメ本」とか「アニメ文庫」もしくは「アニメ絵表紙」って感じの表紙のイメージでの呼び方は、別にアニメになった作品でない以上、マト外れだった。それとは別に、劇場版アニメとかをコミック的コマ割りと吹き出しセリフで読ませるアニメコミックなどもあり、不要に紛らわしかった。

2020-12-07 12:51:58
神北恵太 @Keitakamikita

もっとも雑駁なのは「ファンタジー」という呼び方。初期のライトノベルに「スレイヤーズ」やら「ロードス島戦記」やら、剣と魔法もののヒロイック・ファンタジーがあったのは事実だが、SF作品も、若干の推理小説もありながら全部を「ファンタジー本」とか呼ぶのは根本的におかしかった。

2020-12-07 12:55:35
神北恵太 @Keitakamikita

あと、アメリカの同系ジャンル名ということで「ヤングアダルト」というのがあったが、これは感心しなかった。ビキニアーマーの年端もいかない少女がしなを作って表紙を飾る「ヤングアダルト」って、ああ、ヤングなアダルト小説文庫(=ロリコンポルノ)なのねって誘導している気がしたから。

2020-12-07 12:59:59
神北恵太 @Keitakamikita

そんなようなわけで、ドンピシャな名前がないが確かに存在するジャンルというか、志向というか(今後知恵で言うと「パッケージの仕方」なんだが)をNIFTY-ServeのSFファンタジー・フォーラムで扱うにあたり、名前が必要になってきたから、名付けた。それが「ライトノベル」。

2020-12-07 13:03:51
神北恵太 @Keitakamikita

「ソノラマ・コバルト系」とか「スニーカー・ファンタジア系」とかよりはハマったようで、何年か後には、フォーラムの外でも使う人が増え、本屋の書棚に「推理」とか「SF」と並んで書かれるようになり、今に至るわけだ。

2020-12-07 13:05:52

コメント

ろんどん @lawtomol 2020年12月7日
まあ、小説の「小」を悪い意味で取る人が今じゃいない(元々は「取るに足らない」意味で「小」)ように、「ライトノベル」も、悪い意味に取る人は少なくなっていくんじゃないかしら(希望的観測)
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Kongo @kongo_kirishima 2020年12月7日
若年層が軽く手に取って読める本(青年、中年、老年が読むものではないとは言ってない)という認識なので、ライトノベルとは言い得て妙だと思う。
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白露ニシキ @HAKURO_Nishiki_ 2020年12月7日
「どこからもほぼ均等に遠かった」なんかバイオハザード(カプコンは無関係)マークの選定みたいだな。 あれもいくつか候補を作って「最も印象に残り、最も指し示す意味がわからない」ものを選んだわけで。
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キャンプ中毒のドライさん(Drydog(乾)) @drydog_jp 2020年12月7日
物理的に軽いパッケージングだったのもフィットした理由かな(川上作品から目をそらしながら)
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ダメ人間 @seyamikann 2020年12月7日
英語圏だとライトノベル=ヤングアダルト小説らしいけど違和感がある。
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しの @_sieraden_ 2020年12月7日
ライトノベルはジュヴナイルやヤングアダルトを包含すると思っていたころもありました(正解はわからん!)
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Tckw Ik @xtachik 2020年12月7日
あれ、いつの間にか「大宇宙の魔女」の表紙がなぜか松本零士でなくなってるのはなぜ? ムーアがライトノベルならムアコックだってライトノベルでいいじゃん・・・とも思ってしまう。
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豚頭麗香 @BUTAREI954 2020年12月7日
そういえば25年前は「ファンタジー小説」みたいな呼び方してた気がする…
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他人 @Messiah_Justo 2020年12月7日
大説に対しての小説から、小説に対してのライトノベルつうわけか。
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イズミ @ni_to 2020年12月7日
ニートノベルにしなくて良かったねw 多分、ライトノベルを名付けた事によって面倒な絡まれ方をされてたと推察するけど、良い名付けだったと思う。あと、パッケージ論は割と納得する意見。
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ougontokei @ougontokei8 2020年12月7日
ページ数だったらラノベの棚って大体同じくらいで揃ってて特に目立って薄いとも何とも。でも結局こうやって自分の解釈を置いていかずにはいられない辺り、まだ読むより書くより説教する方が上なんだなあ。
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ham68616d sub @ham68616dsub 2020年12月7日
ベーマガのファン通でロードス島とかが軽ファンタジーと呼ばれてた覚え(老人並感)。
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barubaru @barubaru14 2020年12月7日
ni_to ニートなどという21世紀の概念がラノベに適用できるわけない。 ougontokei8 『ページ数だったらラノベの棚って大体同じくらいで揃ってて』川上稔「せやな」
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アオカビさん @Penicillium_ch 2020年12月8日
かつてソノラマ文庫で読んだ小説がいつの間にかライトノベルの括りになっててそりゃあ驚いたものです。ええ。
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吉田D @Yoshida2014 2020年12月8日
あの辺ファンタジーだけじゃないし、包括する収まりのいい言葉は必要だったと思う。そして今じゃ文学作品だって表紙のイラストで買わせる時代だし。
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やん @skd7 2020年12月8日
ヤングアダルト、ジュブナイル、そしてティーンズノベルと複数の呼び名があり、ラノベの前はティーンズノベルが大きな勢力でイベントもその名前で総合的イベントが開催されている。ラノベの普及はその後のマーケティングの要素が強い。このまとめだと語られやすい歴史は勝者の歴史のようになってしまっている。
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榛名 @haruna1law 2020年12月8日
ライトファンタジーって言われてた気がしてる
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エリ・エリ・レマ・サンバディトゥナイ @mtoaki 2020年12月8日
seyamikann ターゲットの年齢層が違う気がする。ヤングアダルトは大学生くらい、ライトノベル(富士見ファンタジア文庫)は中高生くらい。
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跡地 @nanikanoatochi 2020年12月8日
ジャンルとして名前を付けると、あえてジャンルの境目ギリギリを目指そうとする人や、そのジャンルの中心なのに否定する人が出てくるのは音楽や絵画でも一緒だと思うけど、どのみちなんらかの呼び名は必要なのよね。それをどのようなイメージに感じるかは受け取る人の問題。ライトノベルは良いネーミングだから広まったと思う。
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goodmoon @goodmoon 2020年12月9日
barubaru14 この「ニート」はおそらくneetではなく"neat"のほうでしょう。
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