ウェビナー
代理出産ーーグローバル化された女性と少女の収奪
WEBINAR: Surrogacy - Reproductive Exploitation of Women and Girls
https://www.migrantwomennetwork.org/2020/11/28/webinar-on-surrogacy/
In this webinar feminists from Europe and Latin America will present their analysis on this fast growing exploitative industry, often disguised as “women’s choice” or “women’s altruism”, and its impact on the most marginalised women, such as women living in poverty and migrant women. ICASM (International Coalition for the Abolition of Surrogate Motherhood) will also present the current global legal developments on this subject.

ウェビナー「 代理出産ーーグローバル化された女性と少女の収奪」(SURROGACY: Globalized Exploitation of Women and Girls)に参加中です。主催者が20代の若い女性。ああ、ようやく次の若い世代が立ち上がってくれたかと胸が熱くなります。
2020-11-30 22:26:32
代理出産は売春、レイプ、奴隷。男性のための制度。移民女性が利用されている。(移民女性の代理母利用は、今後、日本でも次第に顕在化されてくるでしょう)。
2020-11-30 22:27:36
少女たちの収奪と論じているのもいい。日本はなんといっても90年代~2000年代前半にかけて、一部の学者が少女売春を勧めた国ですから、生殖技術における少女の人身売買に対する危険意識など、今でも皆無でしょう。またいつものように、実際に被害が生じてようやくわかるのか。
2020-11-30 22:31:46
90年代から、宮台真司さんと上野千鶴子さんが旗振り役となり、少女売春を拡大させてきた経緯については、既に英語で発表していますが、同内容を、このたびフランス語、スペイン語でも出版する予定です。
2020-11-30 22:39:57
宮台真司さんが、援助交際を推進する際に用いた「性と生殖の自己決定権」に関するロジックが、2000年代に代理出産擁護論に用いられます。代理出産を容認する議論は、突然始まったわけではなく、女性の体を商品化する文化的地ならしを経て、日本文化に浸透したのです。
2020-11-30 22:42:11
@Theloveliestdog ご指摘ありがとうございました。確かに、よく考えると「旗振り役」に上野千鶴子さんを入れたのは、言いすぎでした。宮台真司さんのキャンペーンを、フェミニストの立場を利用して正当化した、というべきでした。
2020-11-30 23:02:16
ご指摘があったので修正します。上野千鶴子さんを宮台真司さんと同様、援助交際の「旗振り役」の一人と述べましたが、上野さんは「旗振り役」というより、宮台真司さんのキャンペーンを、フェミニストの立場を利用して正当化した、と言うべきでした。
2020-11-30 23:06:09
英語のウェビナーを聞きながら書いているので、表現を十分に推敲せずにツイートしまいました。不正確な情報を述べましたこと、お詫び致します。
2020-11-30 23:08:53
ウェビナーを終えました。今回の内容で印象的だったのは、以前よりも明確に、代理出産を売春と結びつける意見が強くなったこと。これは80年代にアンドレア・ドゥオーキンを始め一部のフェミニストが主張していたことですが、従来はあまり顧みられないか、極論として片づけられる傾向にありました。
2020-11-30 23:36:47
議論が一周回り、ようやく原点回帰した感があります。代理出産が世間に紹介された頃の「奇跡」とか「科学技術の恩恵」といった、センセーショナルな論調がもはや通用せず、現実を客観的に見る人が増えてきたのかもしれません。
2020-11-30 23:43:50
今日のウェビナーで更に強調されたのが、これが男性にとっての制度となりつつあること。男性たち(ゲイ男性カップル含む)が「自らが不妊である(女性の様に産む身体機能がない可哀そうな存在)」と論じることで、代理出産を利用する権利があるという主張がなされている。
2020-11-30 23:46:19
更に男性による代理出産利用はまた別の問題も作り出す。それが小児性愛者による代理出産利用。特にこの例が懸念されているのが、ドイツ人ペドフィリアによる代理出産利用。
2020-11-30 23:48:01
ドイツのペドフィリアの犯罪者ネットワークでは、小児性愛目的で養子縁組をする情報が流れている。養子縁組は審査があるが、代理出産は審査なく誰でも利用できるので、恐らくその目的でウクライナで実施されている可能性がある。
2020-11-30 23:49:23
ちょっと聞いていてクラクラするというか……。でも欧州でペドフィリアによる養子縁組は『異端の鳥』にも出てくるし、昔から存在しているのでしょう。そういえばインドのマンジ事件(日本人男性が代理出産を実施した事例)も、女児がペドフィリアの対象になる事を防ぐの法律により生じた事件でした。
2020-11-30 23:52:08
実は、既にペドフィリアによる代理出産利用は存在しているのです。教えてもらった事例がこれ。同性カップルが代理出産で得た息子を生後2週間未満から性的虐待。この子を、少なくとも8人の男性に性行為のため提供。(読んでいて辛い) smh.com.au/national/coupl…
2020-12-01 00:12:49特例法
「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律案」
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20306013.htm

とりわけ本問題をよく知らない、マスメディア関係者にお伝えします。一部の国会議員を始め、この問題に詳しくない方は、この法案を提出した野田聖子議員らにより「日本は30年遅れてい」るなか、「20年近くかけてようやく法律ができる」快挙であるかのように伝えていますが、それは事実誤認です。
2020-12-01 15:29:08
国は長らくこの問題について法整備すべく、議論を重ねてきました。その結果、2003年に厚生科学審議会生殖補助医療部会が報告書を発表し、この報告書に基づいた、精子・卵子・胚の提供等に関わる法案が、第159回国会に提出される予定でした。
2020-12-01 15:30:39厚生科学審議会(生殖補助医療部会)
精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書
2003年4月28日
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-5a.html#3-1-2-6

しかし野田聖子議員が、この法案に強く反対し、提出を見送らせ、現在に至る法律の不在を生みだしたのです。その経緯は『産婦人科の世界』2005年10月号等で、野田聖子議員が自ら論じています。
2020-12-01 15:34:28
今回、野田聖子議員らにより提出された法案は、上記報告書を含め、長期に亘り積み上げられた議論や提言を敢えて無視する形で作成されています。それゆえ生殖技術の現場や当事者の抱える問題を組み込まないうえ、法文として曖昧な部分を多く残し、不十分な法律に留まっています。
2020-12-01 15:35:10参議院審議
2020年12月2日 法務委員会
「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律案」
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=50957&media_type=