物語・神話・ファンタジー
【ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]】『ロード…』 と比べてしまうわけで… 残念な映画、としか言えない ファンタジーっ... http://video.akahoshitakuya.com/v/B001EI5LME
2010-02-19 07:25:57萌えの問題は、ぼくにとっては画面の手触りの問題なんだよな。手触りそのものがセクシュアルだから、それはむろんセクシュアリティと関係しているけど、しかしそれは異性愛的暴力の問題というよりもっと倒錯的で前性器的ななにかと結びついている。
2010-03-08 16:25:25そしてそんな倒錯的で前性器的な「なにか」が、視覚的で近代的な主体を迂回して(視覚性と近代性の関係についてはクレーリーなど参照)、そのままとても静謐で形式的な擬似ー超越論性(たとえばメタフィクション的自己言及)に流れ込んでしまう、というのがぼくの考えるセカイの原理なんですよね。
2010-03-08 16:32:28サブカルとして範疇化されるファンタジーと 知=権力におけるコモンセンスと 《宗教》の世界観=価値観とは 何が違うというのか…
2010-03-15 11:17:24これら三者の根拠はいずれも! 人間一般にとっての広義のアフォーダンス、アプリオリよりはまだ歴史的=生物学的な与件… そこにある という断言から 人間学を組み上げなおすべきなんじゃないか
2010-03-15 11:25:21だから僕は オタク論壇に期待する ファンタジーの哲学に期待する 一介の印度研究者には手に負えない この大変な問題への解を聞かせてほしい
2010-03-15 11:28:53固有名と大きな物語を失った現実世界の中で キャラと構造と記号が織り成す VRをしたたかに 必死に生きる、と…? そんな切込口で 皆な ホントに納得してるのか?!
2010-03-15 11:34:57ファンタジー・コモンセンス・宗教 http://lizliz.tea-nifty.com/mko/2010/03/post-17a1.html こういうのは 発想としては単純素朴だが ちゃんと語るのが 大変 大変むずかしい!
2010-03-16 04:53:27大塚英志が言うように、日本のマンガの魅力は、ディズニー的な「死なない身体」に、「死ぬ身体」を強引に宿らせるという逆説に支えられている。その逆説は、マンガ的表現があまりにも一般化したいま、それが逆説であるということすら忘れられているけど、ロリマンガではその逆説が露呈する。
2010-04-07 05:41:52オタク的想像力の問題の根幹って(先日のニコ生と同じ例で恐縮だけどw)、ぶっちゃけキュアマリンで「抜け」ちゃうことにあるわけです。これは本当は当然の話じゃない。それはつまり「性的ではない身体」に強引に「性」を宿らせる想像力なわけです。だからすごくマンガ的に正統な想像力。でもキモいw
2010-04-07 06:14:02ちょっと補足すると、グローバル資本主義の現実の構造が、図らずもディズニーランドに似ていたように、日本の神話社会の構造は図らずもニコ動に似ている。しかし、多くの人はまだそのことに気づいていないので、それをカオスラウンジが気づかせてやればいいのではないか。
2010-04-15 22:04:28基本的に僕が「神話」と呼んでいるのは、事前拘束&差異化の原理みたいな話です。つまり、一定の事前確率の下で、あとはリゾーム的にさまざまな事象が生起するということ。したがって、たんなる「カオス」ではありません。構造主義の立場に立つ以上、それは当然です。
2010-04-19 00:50:01だらだらと長くなりましたが、非常に簡単に言えば、今日の世界は「人間は徹頭徹尾拘束されている」という生態学的(ハイデガー的)問題と、「その最低限の拘束のなかで、人間はきわめて自由に振る舞える」という美学的(ニーチェ的)問題が二重写しになっていると言わば言える。
2010-04-19 01:21:07東さんの霊/怪問題で言えば、僕は本のなかで「怪談」の話をもっと展開するつもり…で途中で力尽きたのだった。だが、柳田/ラフカディオ・ハーンのラインで面白いことはまだまだ一杯眠ってる。
2010-04-19 09:52:54耳なし芳一は、もともと盲人。で、平家の幽霊に取りつかれる。日本的幽霊は目ではなく耳から入ってくる。そして、最後には耳を失って、幽霊から解き放たれる。
2010-04-19 09:56:46「耳」を中心にすると、霊と怪は和解可能。それが、ハーンがキャッチした日本の物語的想像力。さらに、本で書いたように、日本の戦後小説では「肉声の隠蔽」がしばしば見られる。これもまた、耳のポリティクス。つまり、肉声ならぬ「声」を聞いてしまうことが、神話の起点となる。
2010-04-19 09:59:55平たく言えば「情報論的世界における過剰性とは何か」という問題。僕はそれを怪談に見たい。というか、神話という言葉を日本的に置き換えれば「怪談」になるということ。
2010-04-19 10:06:47これまでの批評はもっぱら「変異性」に着眼してきたために、二次創作の乱舞が面白く見える。ただ、前の時代と後の時代を接続する「イデア的な何か」による拘束性がなければ、場当たり的な生成だけですべてが回り、結果として知や技法の伝達もままならない。それは社会設計的にまずいのではないか。
2010-04-20 17:28:33池上さんの問題に戻ると、たとえば複雑系生命論的な文脈だと、身体がまずは確固としたインターフェースとしてあって、それが身体内部の複雑なエラン・ヴィタールと身体外部のノイズを織り合わせることができる。
2010-04-20 17:57:52しかし、社会現象については、身体のような確固たるインターフェースがないので、固有名あるいは古名あるいは擬似イデアのようなものが介在する必要がある。
2010-04-20 17:59:27「海辺のカフカ」発表時のインタビュー。いままで読んだ村上春樹のインタビューの中で一番面白かった http://bit.ly/bM8FnB
2010-04-22 00:09:05竹宮惠子さんのマンガ脚本論と、新城カズマさんの物語工学論、どちらも冒頭を読み終わったが、まるで正反対のアプローチからはいっていて面白い!
2010-04-22 22:41:45これがまとめられたらすんごいかと。たぶん、『概念』として体系化するのと、『ジャンル』として体系化するのをごっちゃにしてる気がする。概念化したいのならより共通の抽象度さが必要かと思う。 【「新世界」「旧文明」系作品まとめ……中。】 http://ow.ly/1C0WV
2010-04-23 11:09:28現実とファンタジーの接点について考えている 時間的・空間的な重なり具合は、過去・現在・未来という時空間での自己存在とファンタジーの中の存在とで重なり合う部分が存在して、そのマッチングによって微妙にお互いが影響しあう それが魔法と感じられるものではないか
2010-04-24 01:31:10