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2020年12月10日

ところで、漢方医学は奥が深く、方剤化された漢方薬自体がいくつもの生薬成分が配合されてできたものです。なので、それ自体が複雑系で、一体患者の体内でどのような反応が起こっているのかがわからず、メカニズムを解明する基礎医学的な研究の仕様がない、というのが実状です。

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医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

ところで、漢方医学は奥が深く、方剤化された漢方薬自体がいくつもの生薬成分が配合されてできたものです。なので、それ自体が複雑系で、一体患者の体内でどのような反応が起こっているのかがわからず、メカニズムを解明する基礎医学的な研究の仕様がない、というのが実状です。

2020-12-09 15:21:46
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

ですから、ある意味漢方治療はそのメカニズムに関してはブラックボックスの要素が大きく、また効果には体質などによって個人差がかなりあるようなので、なかなか治療効果の有無を評価しにくい、というところもあります。

2020-12-09 15:21:46
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

さらに、漢方治療のエビデンス自体がない(ランダム化比較試験で効果ありとするデータがほとんどない)ということを理由に、漢方を全否定する医師も多く存在しています。実際に私が当院の院長になってからも、他の医師から批判を受けることも多々ありました(直接電話で否定されたこともありました)。

2020-12-09 15:21:47
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

しかしながら、当院では漢方薬で改善が見られたと考えられる患者が多く存在しており、特に現在のところ著効する患者が多い「気管支喘息」と「炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)」に関しては、実際にそのデータを解析して論文化する作業を行っているところです。

2020-12-09 15:21:47
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

特に気管支喘息に関しては、ステロイド吸入が効かず、常時呼吸困難で苦しんでいる患者でも、証にあう漢方薬で劇的に効果が発揮され、飲んだ次の日から呼吸が楽になる方も中にはいて、「これは流石にプラシーボ効果では説明がつかない」という症例も多く経験しています。

2020-12-09 15:21:47
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

また、アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・気管支喘息・関節リウマチに次いで、当院で多い疾患である「炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)」でも、証に合う漢方薬で劇的に症状が改善される方がおり、印象としては8割方の患者には何らかの改善効果があると感じております。

2020-12-09 15:21:48
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

気管支喘息に関しては、当院で導入している呼吸機能検査によるデータ解析を進めており、おそらく後2〜3年あればかなりまとまったデータが出せると思いますし、炎症性腸疾患に関しても症状や採血データ(CRP・Alb・Hb・LRGなど)から、できれば5年以内にはまとまったデータを出したいと考えています。

2020-12-09 15:21:48
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

ただし、これらは当然のことながら当院独自のデータになりますので「前後比較研究」でしかなく、治療効果を示すエビデンスを示すのは難しいため、現在行われている標準治療の成績と比較することで治療効果を示せればと考えています。

2020-12-09 15:21:49
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

一方で、当院でも非常に治療難航している印象なのが、疾患数としては最も多い「アトピー性皮膚炎」です。この疾患に関しては、個人差がとても大きく、漢方治療では治療効果を得にくい疾患であると感じています。

2020-12-09 15:45:08
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

特に当院の患者は、ステロイド治療を何年(あるいは何十年)も継続してきたけれども、徐々に効果がなくなり、「デルモベート」などストロンゲストのステロイド剤を使用しても症状を抑えきれないという人が、どうしようもなくなってから来院されることも日常茶飯事です。

2020-12-09 15:45:08
医療法人聖仁会 松本医院 @matsumotoclinic

そのような患者で、漢方治療やいわゆる「脱ステ」を希望して来院された患者がいざ当院で漢方治療をしつつ脱ステを開始すると、当然のごとく激烈な皮膚の炎症に見舞われ、一気に症状が増悪します。これを漢方治療だけで改善まで持っていくのは至難のワザです。

2020-12-09 15:45:08

コメント

ゆーき @yuki073 2020年12月10日
比較試験で差が出ないというのが全てだよな…
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ヒジャチョンダラ @citabow 2020年12月10日
『~証にあう漢方薬で劇的に効果が発揮され』→ 「証」とは、漢方の世界では身体のバランスが崩れた状態を言うそうな。
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yuki🌾㊗️7さい🎉⚔ @yuki_obana 2020年12月10日
取り敢えず実験空間としてまともじゃない病態と治療を医療機関で扱おうって無理があるので(´・ω・`)多変量解析というか環境と人体というかモジュールの塊のヴェクター空間の認知をしたいならパンピー使って実験するほうが楽やで。モルモットにできないものを扱う時点で無理ゲーw
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サツキ@雑多垢 @bbs_teck_shye 2020年12月10日
あの…まったく根拠なく言いますけど、ステロイド効かないほど体内に悪いものを押し込めた後に、外に出す漢方を使ったら一気に酷くなるのは当たり前だと思います…。一方的にステロイド悪しとは言いませんが、健康な状態になるまでのアプローチが違い過ぎて…。
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サツキ@雑多垢 @bbs_teck_shye 2020年12月10日
飲んで効く状態の患者なのか、またどんな体質なのかを見極めるのはやはり漢方薬を専門に扱っている人でないと難しいです。漢方薬は基本的に、一種類のみを長い期間飲みますが、現代では胃薬だったり頭痛薬を併用して飲んだりしますよね。そうすると薬の効果が減ってしまったり、どんな風に影響が出るのかわからないところがあります。適切に飲めば、これ以上ないくらい頼もしいんですけど、扱いが難しい…
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ゆーき @yuki073 2020年12月10日
bbs_teck_shye 「ステロイド効かないほど体内に悪いものを押し込めた」この考え方が既に間違ってる。 そもそもステロイドが何かわかってないでしょう?
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サツキ@雑多垢 @bbs_teck_shye 2020年12月10日
yuki073 ステロイドが何かしたもの、としての発言ではありません。ですが、細かいところは理解できていないと思います。上手く言語化できなくて申し訳ないです…今現在ステロイドが効かない状態につけても仕方ないだろう、そこに至るまでに積み重なったものがあるだろう、というニュアンスです。理解が浅いせいで、変なコメントになってしまいました。
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小野阿久斗 @504timeout 2020年12月10日
漢方と西洋医学ではアプローチが違いすぎてなぁ。西洋医学の言葉で言えば、西洋医学は疾患アプローチ、東洋医学は症状アプローチ。 病名でそろえて漢方薬出しても、症状(証)を合わせなければ結果はばらつくのが容易に想像できる。
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ゆーき @yuki073 2020年12月11日
bbs_teck_shye そもそもの認識が違います。ステロイドは炎症を弱くするものであって、何かを体の中に抑え込むものではありません。また、ステロイドを断って炎症が強くなっても悪いものが排出されるわけでもありません。「悪いものが排出されてるから炎症が強くなった」や「好転反応」という言葉を使うのは大体詐欺師です。
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