「ふたご座流星群」13日夜から14日未明にかけてピークに!新月も相まって暗い流星まで観察できそう

鑑賞のコツを丁寧に解説して下さっています
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藤井大地 @dfuji1

平塚市博物館の天文担当学芸員。プラネタリウムで生解説をしています。流星や宇宙開発が好きで、平塚の自宅と富士の実家を拠点に火球や月面衝突閃光、スプライト、エルブス、人工衛星、富士山の定点観測を続けています。また、日本のロケット史と平塚のかかわりを紹介した特別展「知られざる平塚のロケット開発」「火球と隕石」を担当しました。

藤井大地 @dfuji1

いよいよ明日、12月13日夜から14日未明にかけて、年間最大の流星数を誇る、ふたご座流星群がピークを迎えます。特に今年は新月なので、暗い流星まで観察できそうです。これは2019年12月14日夕方~15日1時までに流れた流星を、平塚から南西・北西・北・南に向けた広角カメラで見た様子です。 pic.twitter.com/ScOCsz6TUa

2020-12-12 18:07:58
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藤井大地 @dfuji1

流星は空のどこを流れるかわからないので、建物や明かりが少ない視野の広いところで、空をまんべんなく、じっくり探すのがコツです。特に、ふたご座流星群の放射点は一晩中昇っているので、夕方から明け方まで長く観察することができます。放射点が低い時間は数が少ないかわりに、経路が長くなります。 pic.twitter.com/1wxE5epzQS

2020-12-12 18:09:23
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藤井大地 @dfuji1

ふたご座流星群は、ひときわ明るい流星「火球」が流れることもあります。これは2019年12月16日0時15分に流れたふたご群の火球を、平塚から南西の空に向けた広角カメラで見た様子です。火球が流れると、流星が光った跡が残る流星痕や、同時に音が鳴る流星音など、珍しい現象が起こることもあります。 pic.twitter.com/rew58TqDz4

2020-12-12 18:15:49
藤井大地 @dfuji1

流星群は、ダストトレイルと呼ばれる塵の帯が、毎年同じ時期に地球とぶつかって発生します。ふたご座流星群の塵は小惑星ファエトンからやってきたと考えられています。ファエトンは小惑星なのに尾がある不思議な星で、日本は「DESTINY+」でフライバイ探査を計画中です。 destiny.isas.jaxa.jp

2020-12-12 18:16:34
藤井大地 @dfuji1

これは2013年12月14日に降り注いだ流星たちが地球に突入するまでの軌道です。実際の観測結果に基づいて、描いています。粒が集まった川の中に、母天体の小惑星ファエトンがいます。 pic.twitter.com/WCgSCDUWzO

2020-12-12 18:17:19
藤井大地 @dfuji1

ピークは12月14日未明ですが、ふたご座流星群は前後数日は活発に活動しています。ただ、ピークを過ぎると急に流星数が減少する性質があるので注意しましょう。また天気の悪い日が続いて見られなかったとしても、ふたご群は毎年活発です。その時は楽しみが増えたと思って、1年後を待ちましょう。

2020-12-12 18:20:24
もえうどん @moeudon

@dfuji1 @ojamonas ナイトライドしたくなりますw

2020-12-12 21:32:19
umi @umi96917024

@dfuji1 まさに、星降る夜⭐️ですね❣️

2020-12-13 00:43:44