- oomatipalk
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無限列車は双頭レールの上を走ったのか
2回目の乗車なのでいろいろ気になってたところを確認 まず、線路について 双頭レールが使われているかも知れないという事で、よく見てみました 夜行列車という事もあり、暗くてレールの形状は確認できませんでした
2020-12-14 22:01:38ただし、レールの腹部に板状のものが断続的に取り付けられていることが確認できます 双頭レールの場合、底部が丸いためチェア(1枚目)またはポットスリーパー(2枚目)という締結装置を用いて腹部を固定します なお、チェアは東京横浜間、ポットスリーパー京都大津間で使用されていたそうです pic.twitter.com/YkofUpaVqb
2020-12-14 22:01:40また、普通レールの木マクラギ区間においては急曲線部等で軌間拡大とレールの小返り(転倒)防止のため、チョックという部品を用いることがあります 現状では見た目的にどちらにも見えるので、確定は出せないです pic.twitter.com/rrcAXnIbUS
2020-12-14 22:01:41時代的な面から考えると あの一連の戦いは1915(大正4)年の出来事らしいので 1872年の新橋横浜間開通から40年以上が経過しています 双頭レールは錬鉄製で当初摩耗したら上下を返して再利用する予定がうまくいかなかったという事なので、この時代まで使用されていたかというと、少し疑問です
2020-12-14 22:11:42レールの製造という面からですと、官営八幡製鉄所が国産の60ポンド(30kg)レールの製造を開始したのが1901年 1908年には75ポンド(37kg)レールの製造が始まっています 夜行も走る幹線であれば、レールは真っ先に設備投資の対象になるはずではないかとも考えます
2020-12-14 22:17:46その後調べてみたところ、37kgレールの製造開始は1905年でした
翌年から東海道本線への投入が始まったそうです
古レールの再利用という面からですと 米子駅(ホーム上屋柱)開業が1902年 鳥取駅(同上)開業が1907年 直江津機関車庫(鉄筋コンクリート補強材)建設が1912年 旧三越大阪店(基礎コンクリート主筋)竣工が1917年 という事で、大正初期の双頭レールはすでに建設資材として用いられていたという事になります pic.twitter.com/lwFdxZAOBi
2020-12-14 22:31:02以上より、時代的には双頭レールである可能性は低いのですが こればかりは手元に映像がある状態で静止画にして明るさを変えて検証しないと結論は出せないかなと思います
2020-12-14 22:32:55テレビの総集編見たら、最終話で線路映ってました
テレビの総集編見てたら、無限列車発車の場面で線路映っていたので画像で再検証 まず、線路の内側にもレール腹部までかかる設備が見えます。 チョックは外側にしか配置されませんので、これはチョックではないことがわかります pic.twitter.com/dqm4jFO55k
2020-12-20 21:37:39そして締結装置の映る場面で明度を上げて確認したところ、これはチェアなので敷設されているのは双頭レールという事になります 上記のように、1915(大正4)年としては双頭レールが使用されている可能性は低いですが とにかく無限列車は双頭レールの上を走っていた。 というのは確定でよいかと思います pic.twitter.com/tFhGEp0feR
2020-12-20 21:49:34TV版無限列車編
#鬼滅の刃 TV版無限列車編 新作の第1話は線路がたくさん出てきましたね OPすぐの無限列車走行シーンから双頭レールがバッチリ チェアと楔もしっかりと描写されています 3枚目は工場の手前ですが、作業通路か踏切か 双頭時代の踏切構造はどうなっていたのかも非常に興味のある所です pic.twitter.com/cos82y8pe3
2021-10-11 20:43:30双頭レールは砂利に埋まっていなくて良かったのか
現在チェアで締結された双頭レールが一番見やすいのは 汐留にある旧新橋停車場でしょうか 解説文によると、当時はチェア部分は砂利で埋められており、双頭レールの頭だけが出ていたそうです pic.twitter.com/hUCRedZ4cq
2021-10-11 20:54:52機関車の下の双頭レール 日本石油柏崎製油所で使用されていた物だそうです なお、双頭レールの線路は砂利で覆われていたそうです。 では鬼滅の刃は?と思ったら明治39年以降はマクラギ下になったそうなので、双頭レールが見えてても良かったのです pic.twitter.com/qycyUK6Ws6
2022-02-07 21:33:38#鬼滅の刃 TV版無限列車編 車両工場を訪れる煉獄さん 工場内のコンクリート直結軌道およびピットに使用されているのは平底レールのようです 工場の入口のところでレールが双頭から平底になっているようですね この場合は、異形継目板が使用されているものと思われます pic.twitter.com/jePM26eI97
2021-10-11 20:56:24こちらは博物館明治村の六郷川橋梁 橋梁上の30kgレールを挟んで両外は双頭レールが敷設されています レール種別の変更点ですが、手前側は双頭レールの継目板、奥側は30kgレールの継目板が使用されています 継目穴の寸法とか、共通だったんですかね? pic.twitter.com/XWYN3gEYYh
2021-10-11 21:04:17#鬼滅の刃 TV版無限列車編 鬼が逃げた線路と煉獄さんが追いかける線路 ふくちゃんを助けた駅の線路 無限列車発車後の線路 双頭レールのバーゲンセールですねw pic.twitter.com/amlOVwRliU
2021-10-11 21:17:44#鬼滅の刃 TV版無限列車編 工場前の五枝分岐器 夜・朝・夕方 手前に2つある転轍機はトングレール用だと思うのですが 奥側の左右に2つずつある転轍機のようなものは何を動かしているんだろう? pic.twitter.com/uB6rJDiGuh
2021-10-11 21:23:30五枝分岐器 現物は日本にはありませんが そっくりなものがフランス・ミュルーズの鉄道博物館に展示されているそうです 行きたい littorina.net/2015/02/20/mus…
2021-10-11 21:27:07