動画『環境を守るために地球を破壊する必要があるのか?』を訳してみた。
- tarafuku10
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動画『環境を守るために地球を破壊する必要があるのか?』を訳してみた。日本でもメガ・ソーラーによる森林破壊が問題になっていますが、いったいクリーン・エネルギーは持続可能なのか? 元環境活動家のマイケル・シャレンバーガーが説明します。 youtube.com/watch?v=Rc5AlF… pic.twitter.com/Qu9ngjIDaT
2020-10-28 17:51:52環境を守るために環境を破壊する必要があるのか? これは、私が数年前に直面した問題だ。私は、グリーン・ニュー・ディールにつながる運動の共同創始者の1人だった。その名を「ニュー・アポロ・プロジェクト」という。人を月に送ることができるのならば、この惑星を救うこともできるはずだ、… pic.twitter.com/6hB6qCbia4
2020-10-28 17:53:14…いうのが私たちの理屈だった。風と太陽の力を活用し、化石燃料の使用をやめればいいだけだ。元のアポロ計画と比べれば、簡単なことじゃないか? しかし、実は非常に困難であることがわかった。というより、ほぼ不可能なのだ。 pic.twitter.com/GMnE5xeDIC
2020-10-28 17:53:14物理や化学の基本法則は、融通を利かせてくれたりしないのである。しかし、調査を進めるにつれ、別の問題が私を悩ませ始めた。風力発電や太陽光発電に舵を切れば切るほど、環境に良いどころか害を与えるのである。最もわかりやすい例は、風力発電や太陽光発電が鳥類に与える影響である。 pic.twitter.com/eB5rgh8G8z
2020-10-28 17:53:15風力をエネルギーに変える巨大な産業用風力タービンは、イヌワシや白頭ワシにとって新しい最大の脅威となっている。しかし、危険に晒されているのはワシだけではない。コンドル、フクロウ、タカ、ハヤブサなどすべてが、タービンの巨大な羽根の餌食になっているのだ。 pic.twitter.com/iY4Uh3Vdba
2020-10-28 17:53:16今では、ビッグ・オイル(巨大石油産業)やビッグ・ファーマ(巨大製薬産業)と同様に、ビッグ・ウィンド(巨大風力発電産業)なるものが存在する。そのビッグ・ウィンドは、風力タービンより猫に殺される鳥の方が多いと主張する。そのとおり。しかし、猫が殺すのはスズメなどの一般的な小鳥だ。 pic.twitter.com/uThso9JjdF
2020-10-28 17:53:17風力タービンが殺すのは、ハゲタカやコンドルなど、絶滅の危機に瀕し、繁殖に時間のかかる種である。実際のところ、産業的な風力発電施設は、鳥にとってのキリング・フィールドである。タービンの数が増えれば、殺される鳥の数も増える。 pic.twitter.com/TFNG5KgRrX
2020-10-28 17:54:30アメリカ鳥類保護協会の2017年の調査によれば、「毎年、何十万もの鳥やコウモリがタービンの羽根に衝突して死んでいる。その数はタービンが建設されるたびに増える」。 pic.twitter.com/arC5s2Vys5
2020-10-28 17:54:31鳥類保護王立学会は、英国の沖に作られた風力発電基地が、絶滅危機にある海鳥にとどめを指すものになりうる、と報告している。生物的多様性センターは、カリフォルニアのアルタモント・パス風力発電基地を、 イヌワシとアナフクロウの生息数を減少させる場所と呼ぶ。 pic.twitter.com/FWWRKv3vUQ
2020-10-28 17:54:32太陽力発電施設は、まったく異なるさまざまな種類の問題を生むが、鳥類にとってもやはり非常に有害である。国の報告書によれば、カリフォルニアのメガ・ソーラーは500度近くに上る熱を放出する。そこに飛んできた鳥は焼け死んでしまうのである。 pic.twitter.com/ERSS7evkyB
2020-10-28 17:54:33太陽光発電施設の建設は、他の大規模な産業施設の建設とは大きく異なる。広範囲の自然を開発しなければならないのである。たとえば、カリフォルニアのネバダ州境近くにアイヴァンパー太陽光発電施設を建設するために、開発業者は生物学者を雇い、絶滅の危険がある砂漠のカメを巣穴から追い出した。 pic.twitter.com/Bmhqozc6zz
2020-10-28 17:54:34カメは籠に入れられ、ピックアップ・トラックの荷台に載せられた。その途中で多くが死んだ。 また、太陽光発電施設では、鏡面を清掃し、電力を生成するために、大量の水を必要となる。ほとんどの太陽光発電施設は砂漠に建設される。したがって、水は既に不足している貴重なリソースなのである。 pic.twitter.com/AF2vyS2mk9
2020-10-28 17:56:00「最終的には、水不足が再生可能(太陽光)発電の障害となる可能性がある」とテキサス大学オースティン校の機械工学教授であるマイケル・ウェバーは言う。 さらに、古くなったソーラー・パネルの処分をどうするかという問題もある。パネルには鉛などの有毒な化学物質が含まれており、… pic.twitter.com/jMlZTnAiqy
2020-10-28 17:56:00…取り出すにはパネルを破壊しなければならない。パネルの製造業者にとっては、古いパネルをリサイクルするより、原料を買う方がはるかに安いので、古いパネルは土の中に埋められて廃棄される。または、2019年のNYタイムズの調査でわかったように、気の毒なアフリカ諸国に運ばれて捨てられるのである。 pic.twitter.com/xtQfFZTMHC
2020-10-28 17:56:01風力タービンはソーラー・パネルよりも廃棄の問題がさらに大きい可能性がある。まず、タービンは巨大だ。1つの羽根がジャンボ・ジェットの翼より長い場合もある。第2に、タービンはグラスファイバー製だ。処分するには、ダイヤモンドを埋め込んだカッターで切断し、大きなトラックで運ぶ必要がある。 pic.twitter.com/9rez0evqq4
2020-10-28 17:56:02そして、ソーラー・パネルと同様に、有毒物質を含めてすべてを埋めるしかない。当然ながら、巨大な穴が必要になり、また新たな埋め立ての問題が生まれる。 pic.twitter.com/6RVbctsbrN
2020-10-28 17:56:03現在のところ、こうした環境の劣化は比較的小さな規模で発生している。なぜなら、風力および太陽光発電が占める割合は、全体の10%未満に過ぎないからだ。環境運動家が主張するような規模で風力および太陽光発電施設を建設するなら、ダメージはもっともっと大きくなる。 pic.twitter.com/5wtVtVgIx6
2020-10-28 17:56:42考えてみてほしい。現在のエネルギー・システムは、アメリカの国土の0.5%しか必要としていない。現在必要とされる電力のすべてを風力と太陽光でまかなおうとすれば、アメリカの国土の少なくとも25%が必要になる。相当な自然が失われるということである。 pic.twitter.com/QvXeQLxQO5
2020-10-28 17:56:43環境にやさしい話に聞こえるだろうか? エンヴァイロンメンタル・プログレスの設立者で、『Apocalypse Never』の著者、マイケル・シャレンバーガーでした。(了) 英文スクリプト:↓ prageru.com/video/do-we-ha…
2020-10-28 17:57:06Here’s a “resilient” solar farm and an “environmentally friendly” wind farm. pic.twitter.com/L65lFk1L6d
2020-10-29 01:20:44せっかくだからってんで、僕も和歌山県まで行ってきましたけどね。えらくキナ臭い太陽光発電所ですよね。町役場の言い草は「シートで覆っているから土砂の崩落などは心配ない」。 いや、そのシート、水害防止用じゃなくて防草シートでしょ、却って危ないでしょみたいな(笑) pic.twitter.com/yuo0LXUb1G
2020-10-29 16:00:33