定額給付の「毎月支給」は効果が薄れると予想されます。

継続支給する場合の改善するべき点

1）支給金額・算出方法の見直し
前回は緊急に支給する必要があり事務処理の手間を省く為に1人一律10万円でしたが、（定期・不定期に関わらず）継続的に支給するのであれば金額の見直しも必要でしょう。

例えば居住地域の差。同じ単身者向けの賃貸住宅でも、地方では3万円程度でも都内では安い物件でも大体5万円台からです。地域により差が出る基本的な生活コストも考慮する必要があります。
また、単身者には10万円では金額として低く感じますが、標準とされる夫婦と子供2人の世帯の場合は40万円となり、未就労者が居る世帯では元の給与所得より高くなるケースも想定されます。
（前回と同じであった方が有利な方は、当然"前回と同じパターンで"急ぎの支給を求めるでしょう）
これらの不平等を放置したままでは、それ以降も都会の単身者の声に便乗した未就労者持ち世帯が給与所得より高額の「お恵み」を求める事になると予想されます。
勿論、不定期になる分、一回の支給額を（便乗値上げが最小限に抑えられる程度に）増額する事には異論はありません。

2）経済成長に繋がらない物価上昇の懸念
春先のマスク・消毒剤等の価格高騰を忘れていなければお気付きになると思いますが、経済成長に繋がらない「便乗値上げ」は頻繁に発生します。
私が例に挙げた小さな値上げも、コロナ終息までは経済成長が期待出来ない現状では半年前の給付に関連した「便乗値上げ」と考えるのが妥当です。
定期的な支給となれば、次回・次々回の支給を当て込んだ便乗値上げが生じるのは必至（ボーナス一括・分割払い等予定収入を見込んだ支払いスタイルを思い浮かべてみて下さい）。この値上げ分の差額が喫緊に消費に回されるとは考えにくいでしょう。
故に、予定収入に期待した便乗値上げが生じ支給額が実質目減りする「定期」支給では、期待される効果が低下してしまうのです。

私も現実には日本でハイパーインフレは起きない（確率としては1％にも満たない）と思っていますが、リスクマネジメント＆コストパフォーマンスを考慮すると「毎月の定期給付」には懐疑的にならざるを得ません。

ブロックされている為、もりちゃんさんのツイートその物はこちらに引用できないのでスクリーンショットで引用させて頂きます。
ツイートその物はWeb保存済。

物価（価格）上昇が必ずしも経済成長には繋がらない、ましてや雇用改善や国民の所得増加にも繋がらない事がある事を、春先のマスク買い占め騒動から学ばなかったのだろうか？
単純な「欲」による便乗値上げも十分起こり得るんですよ。

御自分でも状況は認識されておられる筈なのに、対立意見に反論する為には、前提条件を無視される様ですね。
コロナが終息するまでは経済成長等期待できない状況である現実を無視した希望的観測に過ぎません。
経済成長が期待できない便乗値上げが起きる事は、春先のマスク・消毒剤不足の騒動で経験したはずなのに…。

私の「不定期に支給した方が良い」を無視し、現状の雇用・所得の改善等の経済成長が期待できない状況では「（インフレよりは）デフレ継続の方が良い」という相対論を「デフレ継続が良い」だけで切り取り絶対論にすり替えた詭弁です。
この手の"絶対⇔相対"、"ミクロ⇔マクロ"をすり替えるスタイルの詭弁はサヨクの常套手段で、その代表的な物が相対的平等の下では不平等には当たらない事象を絶対的平等の下で「不平等」（＝「差別」）と唱える物です。例えば、絶対的な性差が存在する以上、絶対的平等の下では男女の不平等（＝差別）が解消される事は有り得ないのです。

後述しますが、本来リプライ（返信）で返す事でスレッド化し話の流れを解り易くした方が他の方へも其々の真意が伝わり易い筈ですが、御自分の主張に自信が持てない方はスレッドが切り離され話の流れが読み辛くなる引用リツイートに頼る傾向があります（特にサヨクに顕著）
「反論があるならドンドン掛かって来なさい」を基本とする私は返信拒否を一度もした事が無いので返信は可能。
もりちゃんさんが引用リツイートを使う意味は相手の真意を歪める事が目的との疑いも持たれます。

ここで私をブロックして下さいましたが、"（私が）反論できなかった"演出をしたかったのでしょうか？
「一部で物価上昇がみられる」（ミクロ）を「全体の物価上昇」（マクロ）にすり替えるという（おサヨクが良く頼る）"ミクロとマクロのすり替え"に走っています。