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2020年12月27日

安部公房『砂の女』読書メモ

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やまぐち カンタ @0sak1_m1d0r1

……平均1/8m.m.という以外には、自分自身の形すら持っていない砂……だが、この無形の破壊力に立ち向えるものなど、なに一つありはしないのだ……あるいは、形態を持たないということこそ、力の最高の表現なのではあるまいか…… (安部公房『砂の女』p29)

2020-12-26 15:31:01
やまぐち カンタ @0sak1_m1d0r1

砂のがわに立てば、形あるものは、すべて虚しい。確実なのは、ただ、一切の形を否定する砂の流動だけである。 (安部公房『砂の女』p39)

2020-12-26 15:43:54
やまぐち カンタ @0sak1_m1d0r1

ほとんどの女が、股一つひらくにしても、メロドラマの額縁の中でなければ、自分の値段を相手に認めさせられないと、思いこんでいるらしい。しかし、そのいじらしいほど無邪気な錯覚こそ、実は女たちを、一方的な精神的強姦の被害者にしたてる原因になっているというのに…… 安部公房「砂の女」p122

2020-12-26 22:17:12
やまぐち カンタ @0sak1_m1d0r1

孤独とは、幻を求めて満たされない、渇きのことなのである。 (安部公房『砂の女』p193)

2020-12-27 12:35:20

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