- sojiki2010
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1. 相変わらずTLの話題のかなりの部分を、原発事故が占めているようです。国民の生命に大きく関わる問題ですから、大いにやって頂きたい。当方も原発反対派ですので、活発な議論を応援しています。
2011-07-21 19:43:442.「求められていないテーマをアンタイムリーに発信する」ことをモットーとしている者として、今回も原発ではなく「情報」についてお話をしたいと思います。それとキュレーションについても、相変わらず煙に捲くような難解なタイトルをつけたいと思いますので、乞うご期待!
2011-07-21 19:44:143. さて「情報」とは何でしょうか? いろいろな定義がありますが、ここではとり合えず「信号」と同じだとしておきましょうか。考えてみれば、人間の生命活動やコンピュータを制御するのは、全て「情報」であります。
2011-07-21 19:44:444. したがって、情報というのは「適切な内容が適切に流通」さえすれば、それで良いのです。生命維持活動であれば、情報がたくさん流通した所で、用いられる情報は「単純な信号」のみで充分であり、別に情報量の多さは問題ではありません。
2011-07-21 19:45:155. したがって情報量が多くても、適切な内容でなけば、ほとんど情報としての価値はないですし、情報量が少なくても適切な内容を適切に活用すれば、それで良い筈なのですね。簡単に申せば、量より質といったことでしょうか。
2011-07-21 19:45:446. というのが原則論であります。しかし、人間というのは複雑な存在でして、常に自分の持つ情報量が少ないのではないかと、強迫観念を持つ人が多いですよね。だから新聞・テレビ・ネットとありとあらゆる媒体から、情報を収集しようとしますよね。
2011-07-21 19:46:057. そして情報をたくさん集めたら集めたで、自分が収集した情報について、デマ・ガセネタなのではなかろうかと不安になったりしますよね。でお次は、どう情報を活用するかで悩んでしまうことでしょう。人間というものは不安の中で生きている生物ですからね。
2011-07-21 19:46:348. 結局、そんな心理状況の元では、まったく情報は活きてきませんよね。中枢神経が機能不全を起こしてしまっています。これでは情報弱者と呼ばれても仕方ない状態かもしれません。
2011-07-21 19:47:049. そもそも「情報」という語は「敵情報知」を略したもので、元々軍事用語であったそうです。日本では森鴎外が初めて使ったという説がありますが、本当かどうかは分かりません。「敵情報知」ということは、勝つために敵を丸裸にする、そんなニュアンスかと思われます。
2011-07-21 19:47:3510. こういった重々しいものが「情報」の本質だと言われてしまうと、多くの人は「情報」に対してアレルギー反応を起こしてしまうでしょうね。軍事用語なんて、ものものしいこと、この上なし!
2011-07-21 19:48:0411. ともあれ、なぜ人は情報の量を追い求めるのでしょうか? 断定的に書きます。それは多くの場合、情報収集の動機が、自分にとってより有利な情報を探そうとすることになってしまっているからです。
2011-07-21 19:48:3512. 情報を集めてより自分の意見を正当化したい、あるいは自分の身の回りに起こっていることについて安心したい、他にもあるでしょうが、そんなところでしょうか。でもそういった動機で集めた情報は「信号」としての意味を失うことになります。「信号」には客観性が必要です。
2011-07-21 19:49:0413. よくお上の流す情報は当てにならないと言いますよね。当たり前です。それは、お上の情報とはお上にとって有利な情報だからであります。青信号も赤信号もお上の都合によって流します。
2011-07-21 19:49:3414. 余談ですが、日本の政官・企業で話をする場合、相手方にとって都合の悪い話をすると、眉をひそめられたりします。酷いケースでは、講演内容まで用意されている場合もありますね(笑)これが欧米では、逆に自分たちの悪い所を指摘してくれ、と言ってくることが多いです。
2011-07-21 19:50:0515. それではどうすれば、量ではなく質の高い、そして活用できる情報を入手できるのでしょうか? 簡単な方法が2つあります。無料で紹介してしまいましょう(笑)
2011-07-21 19:50:3516. ①お上の情報は、正反対の内容に理解してみる。 ②自分にとって、最も不利な情報が正しいと考えてみる。 たったこれだけのことであります(笑)やや「信号」としての役割を逸脱してますが...
2011-07-21 19:51:0417. ①は簡単ですね。お上にとって有利な情報とは、国民の多くの既得権益を持たない人にとっては、不利な情報かと思います。だから裏返して考えるのです。マスメディアの情報も同様であります。②については、こう考えて下さい。例えば頭が痛いと、医学書紐解きますね。
2011-07-21 19:51:3418. 多くの人は、医学書の”風邪”の項目をみて、ああこれだと安心の材料にしてしまいがちです。こういった場合、想定しうる最悪の可能性、例えば”脳卒中”ではないかと考えてみるのです。重篤な病気の可能性があると思えば、誰だって精密検査を受けるでしょう。
2011-07-21 19:52:0419. これを別名、危機管理とも言います。どんな大病でも早期発見の方が、治癒率も延命率も上がります。逆に自分の都合が良い情報で納得してしまうと、手遅れになったりすることがあります。ここに情報収集のキモがあるように思っております。
2011-07-21 19:52:3420. この2つを実践するだけでも、明らかに情報強者になれます。実は、まだ他にもあるのですが、別の機会にしましょうか。末尾に、ここでは「情報=信号」と定義したのですが、実はこの定義では不充分なのです。それについても、別の機会としましょうか。(終わり)
2011-07-21 19:53:04