社会学徒「プリキュア5はあんまり刺さらなかったんですよねぇ」（ネタバレ言及あり） #precure #プリキュア

見習いのプリキュア @ccc999ccc01

優勝。大阪桐蔭。 pic.twitter.com/mD3kpoWQDA

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年の瀬に「5」を観終わりました。ちょっとその感想を述べましょうか。まず、あんまり刺さらなかったんですよねぇ。で、なぜ刺さらなかったかを考えると、個人的には3クール目でダレちゃいましたね。逆を言えばキュア集め〜個人の掘り下げ〜チームとしての危機の流れは良かったんですよ。

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キュア集めとその後の20話くらいまでの個人の掘り下げ回は良い回がありました。11話や16話なんかはとても良かったです。「夢」を紐帯に個々が掘り下げられると同時にチームとしての連帯も強化されるというバランスのとれた進行。

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チーム編成としては夢を持っているのがうららとこまちだったわけですが、もう少し具体的にどうしたいのか、物語内部でのマイルストーンが欲しかったかなぁ、と。こまちさんは物語の結末を書くというのがあったのでいいけど、うららの女優の話は割と単発的だった印象。

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一方、夢探し中なのが、のぞみ、かれん、りんだったわけで、みんな夢を見つけられた。ただ、かれんとりんに関しては伏線が10話以上前のものを引っ張ってきてたので、もう少し、その話が夢に結実する流れが欲しかったなぁ、と。りんは割と言及されていたけど、物語に落とし込んで欲しかった。

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のぞみに関しては最終回で「先生になる」という夢が開示されたが、彼女の場合は別に良いでしょう。「先生になる」はココとの絆を象徴するものなので、居なくなっても忘れないといった意味を強調するためにもああいう開示の仕方でいいと思います。

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いずれにせよ、「個々の夢」を経糸とする物語が弱かったなぁ、という印象なんですよね。

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「5」の魅力はキャラクターだと思うんですよね。みんなキャラが立っていて、チーム内の話が中心的だったので、キャラクターの深掘りもできていた。しかし、チーム内で話が完結していて、もう少し開放性が欲しかったのも事実。外部からの刺激が薄いので、価値観の転換みたいのが弱い印象です。

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たとえば、今の一瞬に全身全霊であれば別に夢がなくても良いのではないのか、とかね。このあたりはかれんやりんに割り振ると良かったと思うんですよね。「夢」を紐帯としているが、最後までそのスタンスだったので、ややしんどく感じたのも事実。

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ここは個人の好みですけどね。僕は綺麗事が否定されるが、その否定をさらに乗り越える綺麗事みたいなのが好きなんですよ。 たぶん、外部の人との交流の機能的等価物ってココとナッツとの関係性だと思うんですが、ごめんなさいね、基本的にカップリングってあまり興味ないのよね。

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まとめると、3クール目あたりで、「誰が、何を、どうしたいのか」みたいな話をバチっと提示してほしかったのと、関係性の開放性が欲しかったな、って話です。ただ、前者については、5goが決まったことによる変更もあったとは思うのでそれほど強くは言いませんが。終盤うらら影薄かったし…。

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思いの外分量いったので、ナイトメアとの関係におけるテーマ性みたいな部分についてはまた後日。

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キャラすこ面でいえば「5」はそりゃこまちさんとかれんさんのツートップよ。ガンバランス最高すぎるやん。43話でナッツとの会話でかれんを想って涙を流すこまちさんとか最高すぎて言葉が見つからないやつやん。