マグロ初セリの歴史

抜井規泰氏の一連のツイートをまとめました。
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抜井規泰 @nezumi32

一つは、「久兵衛と同じマグロを仕入れた」という宣伝効果です。「最高値のマグロ」という広告に加え、この効果は、絶大だと思います。 もう一つは、日本一の誉れ高い久兵衛との折半なら、前年に起きた「香港が、中国が、日本一のマグロを持っていった」という批判を薄めることができる。

2021-01-05 11:13:34
抜井規泰 @nezumi32

こうして、板前寿司&久兵衛のタッグで、2009~2011年の3連覇を果たしました。

2021-01-05 11:15:06
抜井規泰 @nezumi32

2011年の初セリから2カ月後に、東日本大震災が起きました。 この頃、尖閣諸島の問題などもあり、対中感情は悪化の一途でした。マグロ初セリで、「また香港が、中国がもっていくのか」という声もありました。 「すしざんまい」を、まるで「救国軍」を見るかのような、不思議な現象が起きました。

2021-01-05 11:20:26
抜井規泰 @nezumi32

結果、2012年の初セリで、「すしざんまい」が269キロの大間産を5649万円で落札します。キロ単価は史上初の10万円超えの21万円でした。

2021-01-05 11:22:44
抜井規泰 @nezumi32

板前寿司のリッキー・チェンの「最高額のマグロを気仙沼で振る舞いたかった」という声は押し流されました。そして、「ざんまい」の名物社長の言葉が、繰り返しテレビに流れます。 「今年は海外に持っていかれなくてよかった」 いつのまにか、初セリのマグロが「日本対中国」にすり替わっていきました。

2021-01-05 11:26:10
抜井規泰 @nezumi32

初セリの本マグロの史上最高値は、豊洲市場での初セリとなった、2019年につけた、3億3360万円。 この時の、名物社長の言葉が、忘れられません。 あの年、年末年始の津軽海峡は荒れ続けていました。テレビ・新聞に囲まれ、「命がけで釣り上げた漁師に一言」と問われた名物社長の一言が……。

2021-01-05 11:29:05
抜井規泰 @nezumi32

報道各社、どこも放送しなかった、書かなかった一言でした。

2021-01-05 11:30:24