2020ウィンターカップ決勝 東山vs仙台大明成 時系列レビュー

東山のZone Oとそのエラー / Press Breakとそのエラー 明成の淡白なオフェンス
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1Q

東山のKnife Drive Zone Offene(と周りのポジショニングのイマイチさ)、Post/short corner起点のゾーンオフェンス狙いのエラー、Mid Penetration Zone O

Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

2020ウィンターカップ決勝 東山vs仙台大明成 時系列レビュー まずこのシーン。 明成のゾーン(3-2から2-3に変形)にKnife Driveを仕掛ける東山のアイデアは良いのだが、周りのポジショニング(特に東山#7)がイマイチ。 あとは難しいが、アタックした東山#5のGap Keepがあれば尚望ましい。 pic.twitter.com/Lv7YERGL29

2021-01-05 12:30:58
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理想的にはこういう形。 Knife Driveから両方のDunker Spot Feedを狙いつつ、インサイドにDFを寄せてウィークサイド(コーナー付近)へのKick Outを狙う形がスタンダード。 pic.twitter.com/cj5tiXgJoM

2021-01-05 12:40:16
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Knife DriveからDunker SpotあるいはWeakside Corner Feedというパターンについては以下を参照。 出典: Zak BoisvertのKnife Drive紹介動画 youtu.be/cwLbYirZPYU pic.twitter.com/EikQ0SPf9o

2021-01-05 12:52:37
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同じ動画から、Knife Drive失敗からのKeep (Pooling, Patience)。 当然GapでのPatienceは、通常のvsマンツー等でも同様に重要。 単純だが、訓練されていないと意外に出来ない。 pic.twitter.com/i8thmzjp46

2021-01-05 12:54:58
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難ありな東山のゾーンオフェンス。 東山#9のポストに入れてのアタックやオフボールムーブの指示が出ていたのかもしれないが、盤面的にポストへの寄りを強めているのは明らかで、ワイドオープンな東山#4に一旦パスして陣形にDFにストレスを与えるのが正着だったように見える。 pic.twitter.com/saelCZgmwB

2021-01-05 13:06:27
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ただ、パスを出すには東山#4のポジショニングがややイマイチだったことも事実。 この手の『3Pライン近くでのレシーブ態勢』はよくあるエラーで、スムーズなボールムーブのためには、もっと3Pライン外の深くまで広がらなくてはならない(パスが回らない)場合がよくある。 twitter.com/MBTResearch/st…

2021-01-05 13:08:08
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東山のKnife Drive vs ZoneからのDunker Spot Feed、からのドローファウル。 Knife Driveからの理想的な崩しの一つ。 他に東山が試している“伝統的な”Nail & Dunkerは、明成がリムプロテクト重視なため不発に終わっているが、このKnife Driveは良い形で攻めることが出来ている。 pic.twitter.com/0nZcwJG2NH

2021-01-05 13:29:46
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東山のZone Offense。 意図的がどうか分からないが、東山#4のFlashが結果的に明成#5へのスクリーンになり、明成#5がローテ出来ないため、ウィングDF明成#10が引き出される形に。(※本来なら明成#5と#7の入れ替わりのはず) 変則的だが、ガードDとウィングDの狭間を切り裂くKnife Driveの構図となる。 pic.twitter.com/4pv0aL1kql

2021-01-05 13:43:31
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このシーンのように、Knife Driveの状況で、Dunker SpotとWeakside Cornerが埋まっていると、DFはハンドラーのペネトレイトを強くカバーすることが難しくなる。 結果的に生まれた必然のレイアップ。 twitter.com/MBTResearch/st…

2021-01-05 13:45:55
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失礼承知のコメントだが、ゾーン相手ということもあるとはいえ、「東山が(しかも#4が)普通にコーナー3P打ってる…」と嬉しい驚きを隠せなかった。 この辺りの背景について知りたい方は、youtube.com/playlist?list=… をご視聴ください。 pic.twitter.com/qoCzb8yDnr

2021-01-05 13:55:59
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東山のゾーンオフェンス。 まず東山#5と#11が十分にDeepに位置取ってボールムーブを円滑にしているのが良い。 ボールムーブからの東山#7のKnife Driveまでは良いのだが、Dunker Spot Feedに囚われすぎで、Weaksideの#11へのKick Outの方が安定択。 ただし#11のDriftが不十分でパスしづらいのも事実。 pic.twitter.com/i9GbSuvi0p

2021-01-05 14:11:01
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東山のゾーンオフェンス。 ボールムーブから東山#11のMid Penetration → Floaterに見せかけたLob Passでアシスト。 2-3系統のZoneに対してミドルレーンを割ってScoring or Dump-Off (or Kick Out)で攻めるのは、オーソドックスなZone Offenseの一つ。 pic.twitter.com/tWmK34txPD

2021-01-05 14:29:39

2Q

東山のSide PNR Zone Offense、Flare Slip vs Zone、Nail & Dunker(short) Zone Oの失敗、Knife Drive Zone O、Put Back狙いのZone O
明成の淡白なオフェンス(pull-up 3pt、contested C&S 3pt連発)

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2020ウィンターカップ決勝 東山vs明成 レビュー 2Q 東山のゾーンオフェンス。 Side PNR → SplitからのKick Outでコーナー3pt。 王道のSide PNRでのZone Offenseから、かなり理想的な形でのワイドオープン3ptとなった。 以下にも提示するが、Side PNRからの崩しはもはやゾーン対策の必需品。 pic.twitter.com/AZpn4cKskD

2021-01-05 14:42:18
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

東山のゾーンオフェンス。 東山#4がFlare SlipからのNail C&S。 Flare Slipは元来、スイッチDF攻略法としてよく知られているが、受け渡しが存在するゾーンに対しても有効というのを示したポゼッションで、新手のZone Offenseとして大変興味深い。 pic.twitter.com/nRTRQ9Sp0A

2021-01-05 14:58:12
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

一方で東山のこの手のNail & Dunker(short)のZone Offenseはあまり上手くいっていないように見える。 明成のリムプロテクターが常時引いて守っているのでNailに立つ効果が薄いのと、shortで持った時プレッシャーが強いことが主な理由。 このシーンはさらに、連続ダイブを狙う目論見が噛み合わず失敗。 pic.twitter.com/bUDEWgTzWq

2021-01-05 15:09:31
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

東山のKnife Drive Zone Offense再び炸裂。 最初のフィンガーロールは落ちるが、リムプロテクターの明成#8をショットコンテストに飛ばせたことで、東山#9のPut Backが悠々決まる。 pic.twitter.com/0w6VWvqQym

2021-01-05 15:14:58
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

やはり東山のNail & Dunker (short) のZone Offenseは微妙なのでは、という場面。 ネイルをアウトサイドが見る明成のシステムに対し、ネイルに入れて前を向かせるのは愚策で、何も起こらないだけでなく、このシーンのように、イナゴのように寄ってきてターンオーバーにさえなり得てしまう。 pic.twitter.com/4BrUwx9kWE

2021-01-05 15:28:32