光ファイバーを見るたびにコア・クラッドの内部構造とノーベル物理学賞と西澤潤一先生のことを思い出す

光ファイバの工事があったので見学しているうちに、工事の業者さんがこのファイバは太さ0.05ミリだというので、それは内側の直径であってこのファイバ自体の太さは125ミクロン、0.125mmだという雑談になった。私は光ファイバーを見るたびに、そのコア・クラッドという内部構造と、光ファイバのノーベル物理学賞と、西澤潤一先生のことを思い出すという話。
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

光ファイバーの構造と工事。屈折率の違う2種のファイバ内側で全反射させ遠方へ。外径0.125mm、光が通るコア内径0.05mm=50μm、青い被覆で、左右2本の保護線の中央に埋め込み(写真右)。それを(写真左)張力保護の鋼鉄線と一体化。電柱から屋内へ(3枚目)。電柱ボックスで32本に分岐、各家屋へ分配。 pic.twitter.com/fzE9kKXVWv

2021-01-08 10:58:55
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Tadayuki Ebe @EbeTadayuki

@y_mizuno 入社同期のS君がこの研究をやっていた。1980年代。

2021-01-08 20:42:56
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@EbeTadayuki 東北大の西澤潤一先生が光ファイバーの原理を発明。最後の実用化で中国系アメリカ人が赤外線利用で吸収スペクトルの谷間を発見、遠方通信を実用化。つまりほぼ全て西澤先生。それなのに西澤先生ではなく後者K.Kaoさんがノーベル物理学賞という「悔しい」結果でございました。 toyokeizai.net/articles/-/245… pic.twitter.com/S71drp7C9k

2021-01-08 20:57:14
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Tadayuki Ebe @EbeTadayuki

@y_mizuno 職場の先輩がN先生の研究室に内地留学(上司に疎んじられてという噂)しましたが、「うちが世界で一番進んでいるんだから他人の論文は読む必要がない」とおっしゃっていたそうです。 A氏が先に99%を作り、B氏が残り1%なのに、なぜかB氏の業績が目立ってしまうことがありますね。ノーベル賞も政治か。

2021-01-08 21:12:51
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@EbeTadayuki N先生の言葉、それはそうでしょう。(どこかで読んだこともあったような。有名な言葉かも。) 今でも悔しいです。光ファイバを見るたびに、思い出しています。そして、あの赤外線吸収スペクトルの谷を思い出す。この意味で、通信用の光ファイバの中の光は、実は目に見えない、という面白いことに^^

2021-01-08 21:21:49
Tadayuki Ebe @EbeTadayuki

@y_mizuno N先生に限りませんが、逆境の中にいると対人的に厳しい発言が増えるかもしれません。 数百年後にN先生の業績が正しく評価されていることを祈ります。同時代人の評価はその程度のものです。モーツァルトだってベートーヴェンだって、どこまで正しく評価されていたか。

2021-01-08 21:28:59