2021年1月16日

【#私のJK化リフレ体験レポ】「White Poppy」体験記2

T県承南市某所、歓楽街の片隅にひっそりとたたずむJK化リフレ「White Poppy」────その店で客は束の間美少女の姿に生まれ変わって癒しを受ける。 「僕」は自分の妄想から形作られた姿で、淫らな非日常の世界を体験する。 1→https://togetter.com/li/1652857
TSF
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七峰らいが @Rai_N01

「White Poppy」体験記2 #私のJK化リフレ体験レポ ────夢を見た。天上界の女神は僕の顔を一瞥すると、頬杖をついてぼやいた。 「あんたのそのニヤけ顔も見飽きたわね。で、今日は何? また大女いっとく?」

2021-01-16 18:05:43
七峰らいが @Rai_N01

「あの……特別料金で、イラストでもJK化してくれるって聞いたんですけど」 と僕は言ってスマホを差し出す。 (イラスト提供 Picrew「にこっと!おんなのこメーカー」) pic.twitter.com/Gcy3yCf5hi

2021-01-16 18:06:12
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七峰らいが @Rai_N01

「ふぅん、いい絵師見つけたわね……」と女神はつぶやいて、また僕の目を見る。「で、あんた何歳だっけ?」 僕は正直に答える。 「今年で26歳になります……」 「この娘(こ)何歳?」 「15、6歳ですね……」 外見上は、と言おうとするが女神の露骨に嫌そうな顔を見ると語尾が萎びてしまう。

2021-01-16 18:06:45
七峰らいが @Rai_N01

「アラサーがさあ、いつまでもこういうロリ~な娘のケツ追っかけちゃいけないの。もちろん現実の話だけど。わかる?」 「はい……」叱られて、つい反射的に口答えしてしまう。「一応26歳になってもこの背丈なんですけどね、オウカは」

2021-01-16 18:07:14
七峰らいが @Rai_N01

「ああ、そういうのは聞いてないから」 僕を片手で制しながら書類に書き込み始める。

2021-01-16 18:07:42
七峰らいが @Rai_N01

「まったく、二次元の絵から立体作んのどんだけ大変かわかって言ってるんだよね? しかも人間として破綻しない構造にしなきゃいけないんだから……面倒臭いったらないわ。  期待どおりの貌(カタチ)にならなくても私知らないからね。いくら私でもあんたの心まで読めるわけじゃないから」 「あの……」

2021-01-16 18:08:02
七峰らいが @Rai_N01

僕は別の話題を切り出す。 「まだ何か?」 「お供え物をするといいと聞いて、お持ちしました」 店に来る前に自販機で買ったブラックコーヒー缶だ。懐に入れていたのでまだ熱い。 こんなものも夢に持ち込めるのは不思議だが、自分のスマホも取り出せるからあまり気にならない。

2021-01-16 18:08:31
七峰らいが @Rai_N01

「お、気が利くじゃん」 女神は目の色を変えて缶を受け取った。慣れた手付きで蓋を開けて一息に飲み干す。 「うおー! くぁー! 捗るわー!」 もちろん、もっとカフェインが入っている飲料なら他にもあるのだがなぜかブラックコーヒーじゃなければ飲まないというところがなんとも神様らしい。

2021-01-16 18:08:50
七峰らいが @Rai_N01

女神は顔を机に数ミリまで近づけて勢いよく書き始める。ガリガリという鉛筆の力強い音が響く。 心なしかいつもより待ち時間が短くなったような気がした。 「ありがとね。ちょっとオマケしてあげるから、存分に楽しんできなさい」 女神は目をギンと見開いて微笑む。ちょっと怖い。

2021-01-16 18:09:04
七峰らいが @Rai_N01

「……でも、次から100円コーヒーは禁止だかんね」 なるほど、毎回缶コーヒーを持っていけばサービスしてくれるというわけでもないのか……と物思いにふけった僕の額に書類が叩きつけられた。

2021-01-16 18:09:26
七峰らいが @Rai_N01

「あとさ……忠告しとく。AEDとか生理用品とか、そういう人命にかかわることを言うに事欠いてエッチだとか言ってたら…………地獄だよ?」 「はい」 僕のつぶやきの過去ログを見られていた。

2021-01-16 18:09:59
七峰らいが @Rai_N01

「特にそういうことネットに書いたらそれはあんただけの言葉じゃなくて、オタクとか男とか会社や組織という、あんたが属する大きな主語にまとめられて全体の品格を落とすんだからね?」 「はい。心から反省しています。本当に申し訳ありませんでした」

2021-01-16 18:10:38
七峰らいが @Rai_N01

天上の女神にネットリテラシーを学ぶのもよくわからないが、何事も勉強とはこういうことか。 「申し訳ないなら申し訳なさそうな顔をするもんだよ。コミュニケーションは口先だけじゃなくて全身を使う表現なんだから」

2021-01-16 18:10:50
七峰らいが @Rai_N01

また僕はニヤニヤとしていたのだろうか。顔全体で悲しみに似た謝罪の気持ちを表現して、深々と礼をする。

2021-01-16 18:11:13
七峰らいが @Rai_N01

「謝ったら終わりじゃないからね。人は過ちを繰り返す。だけどなぜ間違えるのか、どこで間違えたのかを知っていれば、過ちを未然に防ぐこともできる。それが反省だよ」 わかったね、と念を押されて僕は首肯する。 「はい、承認」 女神はかしわ手を打つ。そして、僕は女の子になる。

2021-01-16 18:11:32
七峰らいが @Rai_N01

「お客さん、起きてください」 がくがくと肩を揺すぶられて目が覚める。金糸のような髪の束が僕の頬に当たった。 「あ……」

2021-01-16 18:12:07
七峰らいが @Rai_N01

その髪の毛の流れを目で追うと、褐色肌の少女が深い緑の瞳でこちらを見つめていた。少女は少し心外そうだが客の反応に慣れたような表情で、 「だいじょうぶだよ、ちゃんと国籍は日本だからさ」 と言って、リナリアと名乗った。 「リナリア……『幻想』か。いい名前だね」

2021-01-16 18:12:29
七峰らいが @Rai_N01

「へぇ、お客さん花言葉がわかるんだ?」 「まあ、ちょっとね」 と言っても、スマホの検索エンジンで軽く調べた程度だが……この承南市で僕が行きつけの店に「銀の鍵」というメイド喫茶があって、そこのメイドたちも花の源氏名を持っていたから意味ありげな花言葉は一通り覚えてしまった。

2021-01-16 18:12:41
七峰らいが @Rai_N01

さっそく姿見で自分の容姿を確認する。 「お客さん、制服じゃなくて私服なんだねー。通だなぁ」

2021-01-16 18:13:04
七峰らいが @Rai_N01

黒のタートルネックはノースリーブ。白衣のようなロングコートに、ミニの赤いフリルスカート。紺色のガーターベルトがパンティの下から黒いニーハイソックスを留めている。どうやら女神は僕の理想の上を行った。

2021-01-16 18:13:15
七峰らいが @Rai_N01

美少女を見ている感覚と美少女に見られている感覚がダブって自分の顔をまともに見れなくなる。リナリアと話を膨らませることにした。 「そういう君もスーツみたいだけど……」

2021-01-16 18:13:45
七峰らいが @Rai_N01

「ああ、これは私の趣味だから」 と言ってあっけらかんと笑う。 彼女の体型に合わせて仕立てられたスーツとズボン、革靴には統一感がある。男装と言えばそうだが、股下のすっきりした感じといい、胸と腰のくびれた曲線といい、成長期であろう彼女の持つ可能性を引き立たせているかのようだ。

2021-01-16 18:14:06
七峰らいが @Rai_N01

「やっぱり……女の子と同じくらいの目線で喋ってるのって、変な気分」 部屋の中に簡易的な身長の早見表がある。今の僕が165cm、リナリアは155cmだ。 「そう? でもこの身長差だと、お客さんの方がお姉さんって感じがするね」 お姉さん。その言葉の響きにめまいがする。 「で、何て呼べばいい?」

2021-01-16 18:14:26
七峰らいが @Rai_N01

「オウカ……」僕はこの自作キャラクターの名を名乗った。それと、「御姉様、って呼んで」 「えっ、どっち?」 「いい感じに使い分けて……」 自分から言い出したのに情けないやら恥ずかしいやらで、顔を伏せてしまう。

2021-01-16 18:14:40
七峰らいが @Rai_N01

「んー、わかったよ。じゃあ行こうか、オウカねえ様」 「あ……それ、悪くないかも」 「アハハ」 正直な感想を口に出してしまった。リナリアの手を恋人つなぎに握りながら、僕はありのままの欲求を伝える。

2021-01-16 18:15:12
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