ハンマー投げの世界ろう記録保持者森本真敏インタビュー
#spotalk みなさん、こんばんわ。只今からハンマー投げの世界ろう記録保持者森本真敏さん@montahammerとのインタビューを始めます。インタビュアーは株式会社JMSの衛藤がつとめます。よろしくお願いします。
2011-07-24 21:02:06#spotalk 聴覚障害者初のプロ野球選手を目指していましたが、高校受験に失敗し、聾話学校の高等部陸上競技部顧問から声をかけられたことがきっかけですね。
2011-07-24 21:04:12#spotalk 常に「遠くに投げたい」と思わせてくれる魔物かもしれませんね(笑)決められたサークルとハンマーをいかに遠くに飛ばすかというシンプルさが魅力ですね。
2011-07-24 21:05:35#spotalk なるほど常に「遠くへ投げたい」と思ってしまうんですね!変な質問ですが普段生活している中でも、ついつい遠くへ投げたくなってしまったりしますか?
2011-07-24 21:06:48#spotalk さすがに、生活用品を飛ばしたりはしません(笑)でも、生活の中で競技にかかわるヒントが隠れていることが多いんです。
2011-07-24 21:08:29#spotalk 例えば、栄養についても某会社の「おふくろさん」はカツオに煮干しが簡単に作れてしまう。すごいアミノ酸の集まりですね。ただ、おいしいものが好きなだけですが(笑)そのような関心が競技力につながりますね。
2011-07-24 21:08:39#spotalk 投擲練習ですね。ある程度、基礎体力が上がれば、記録は伸びます。が、技術や感覚を積み重ねていかないと記録というものは伸びていかないんです。回転運動はどの基礎トレーニングにも代えられない負荷がかかりますから。
2011-07-24 21:11:37#spotalk 確かにシンプルなスポーツだからこそ、技術や感覚で勝負が決まってくるのかもしれませんね。そう言った意味では精神的な鍛錬なども欠かすことはできませんか?
2011-07-24 21:13:16#spotalk そうですね。無心で投げる時、どれだけの完成度・精密度があるか。そこに至るまでのトレーニングも簡単ではない。投げ続けること、あきらめない、追求することが強い心を育てると思います。
2011-07-24 21:13:49#spotalk 室伏広治選手です。高校2年生の時、初めて出会いマンツーマンで教えて頂いたきっかけです。室伏選手の競技に対する眼差しや生き方が今の自分に影響を受けています。
2011-07-24 21:17:59#spotalk 室伏選手は他の世界トップクラスと比べ、身体のハンデがある中で技術で戦い抜くスタイルが高校2年生の僕には衝撃でした。
2011-07-24 21:18:13#spotalk 言い方に問題があるかもしれませんが、聴覚障害というハンデよりも身体的なハンデの方が不利だということは身をもって知っていた。だから、聞こえないから無理という概念がなくなりましたね。だから、今の私がいる。
2011-07-24 21:18:24#spotalk 聴覚障害者の世界記録保持者という肩書きがあります!世界のろう者で初めて60mを超え、いまだに60mを超えるろう者はいません。それだけが誇りです。ただ、障害関係なく、もっと遠くに投げたい気持ちは誰にも負けません。
2011-07-24 21:21:12#spotalk ありがとうございます。そうですね。そこまで投げるとは思いませんでした。練習でも投げたことがない飛距離でしたから。思い切り投げるというのは100mの崖から海へ飛び込むような恐怖が伴う感じです。
2011-07-24 21:23:43#spotalk ぎりぎり体とハンマーが釣り合うような。それ以上だとバランスが崩れてしまうし、怪我する。でも、その感覚は次のステップへ行くための大事な感覚です。
2011-07-24 21:23:52#spotalk 聴覚障害者はもともと少人数でスポーツの競技力の限界に関するの研究が少ない状況。限界は未知数です。どれくらいできるかを五里霧中の中、自分の身を賭けて試してみたい。それが聴覚障害の幼い子たちの希望となるように草分けしたいですね。
2011-07-24 21:28:30