環境教育における『昆虫採集と命の大切さ』

環境教育の場において、昆虫採集は「比較的容易に触れることのできる命である昆虫」の捕獲・飼育を通して命の大切さそのものを実感してもらう――という意図で多く取り入れられています。 捕まえられた昆虫は多くの場合死んでしまうのですが、命を奪うところまでを通じて得るものが大きいのではないだろうか、と考えられている印象です。 一方、命の大切さという視点からは、「命を奪うこと」までしなくても伝えられるのではないか、という意見も存在します。TL上で興味深いやり取りがあったのでまとめてみました。
8
猪鹿蝶✨ @vegetarian_kei

公園でセミ取りしてる子供に見せてやった。生き物は捕まえて遊ぶもんじゃないって、なかなか分かってくれへんな。親が教育してないから。 http://t.co/pG0LRE9

2011-07-23 17:29:21

(注)↑の@vegetarian_keiさんのつぶやきを@yoshino88さんがRTしました。それに対し824bonさんが(RTしたyoshino88さんに)意見を投げかけたのが始まりです

かみさき @bon824

子供の頃はいろんな生きものを実際に捕まえ、触って、臭いかいたり、噛まれたり、五感をフルに使って命を感じる方がいいと思ってます。QT @yoshino88: 公園でセミ取りしてる子供に見せてやった。生き物は捕まえて遊ぶもんじゃないって、なかなか分かってくれへんな。親が教育してないか

2011-07-23 17:45:53
かみさき @bon824

時には弄りすぎて殺してしまうこともあるし、羽や脚がとれてしまうことも。セミやカブトムシの羽化を助けてあげたつもりが、羽が縮んだままになることもあるでしょう。しかし、そういう事を実際に経験しなくては命の尊さを分かるのは難しいのでは?子供の頃やっちゃった残酷な事、結構覚えてるでしょ。

2011-07-23 18:01:17
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@824bon さん、考え方は様々ですが、生命尊重の考えがあれば良いのです。その上でならば、おっしゃる通りでしょう。しかし、最近はゲーム化した採集や残虐行為も多く、実際に昆虫類採集は生命軽視の第一歩と考えています。死んだら、死んじゃったでは済まされないのです。@yoshino88

2011-07-23 18:24:20
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@824bon さん、この言葉はリツイートをしたものですが、セミ類に限って言えば、成虫の時期は子孫を残すために大変に重要な時期です。更に成虫でいられる時間は極めて少ないのも確かです。セミ類に限らず、人間の好奇心に付き合っている時間はないと言うのが持論です。@yoshino88

2011-07-23 18:27:47
猪鹿蝶✨ @vegetarian_kei

科学者や研究者は、「脱皮したてのセミを触ってみたい」「まだ乾いてない羽根を広げてみたい」と言って生き物を物のように扱う。彼らは、好奇心だけで平気で生き物を痛めつけ殺してしまう赤ん坊と同じだ。ただ学位があると言うだけで、非常識な彼らの言うことを疑わず信じたがる人は多い。

2011-07-23 18:42:19
しゃぼ @Shavoly

虫も魚もカエルも、気持ち悪いと言って触らない子供もいますよね。でも触れてみるからこそ『生きてる』という命を感じられるんだと思う。子供時代には必要な経験なんじゃないかな。

2011-07-23 18:50:49
かみさき @bon824

子供たちが普通に見つけ採集できるような昆虫類についてはそこまで神経質にならなくても良いのでは? QT @yoshino88 しかし、最近はゲーム化した採集や残虐行為も多く、実際に昆虫類採集は生命軽視の第一歩と考えています。死んだら、死んじゃったでは済まされないのです。

2011-07-24 01:02:46
かみさき @bon824

@yoshino88 むしろ問題なのは、悪質なマニアや業者、心無い大人たちだと思いますよ。

2011-07-24 01:05:23
uc-kana꒰・‿・๑꒱ @kanakyotokana

@824bon @yoshino88  はじめまして、小学生の母です。採集どころか、虫を怖がる子どもが増えた気がします。そして、昔から虫とか蛙を無邪気に殺してしまう子どももいたような。

2011-07-24 10:52:20
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@oshiges さん、@824bon さん、ありがとうございます。そうですか。しかし、昆虫類採集と自然を大事に思うと言う事は直接関連性がないと思います。生きものや昆虫類と触れ合うと言う事は大変に大切な事ですが、その方法に問題があると感じているのです。@yoshino88

2011-07-24 23:09:34
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@824bon さん、全ては我々と同じく、一つの生命を持ち、生きている生きものです。まずは、根本的に我々と同じく生命を持つ個体であると言う事、反対の身になってみて考える事、そう言った事を教える方が先ではないでしょうか。人間の単なる好奇心のために左右されて良い生命はありません。

2011-07-24 23:12:36
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

確かにそうですね。ただ、そう言った人間のかつてはどうだったのかと考えれば、自ずと採集行為が浮かんでくるのではないでしょうか。 RT @824bon: @yoshino88 むしろ問題なのは、悪質なマニアや業者、心無い大人たちだと思いますよ。

2011-07-24 23:13:51
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@kanachan1964 さん、@824bon さん、ありがとうございます。そうですか。確かにその様な感じがしないでもありません。しかし、それは生きものたちとの接し方を現代の親がきちんと教えられないと言う事も原因だと感じます@yoshino88

2011-07-24 23:17:56
かみさき @bon824

子供の時に机上では無く、自然から得られる色んな体験が乏しいから子供に教えられない親が増えているのだと思います。 QT @yoshino88: 確かにその様な感じがしないでもありません。しかし、それは生きものたちとの接し方を現代の親がきちんと教えられないと言う事も原因だと感じます。

2011-07-24 23:39:08
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@824bon さん、確かにそうとも言えるかもしれませんね。@yoshino88

2011-07-24 23:53:22
かみさき @bon824

@yoshino88 環境教育に対するスタンスが違うようなのでいつまでたっても平行線でしょうか。私の場合は少なくとも自分の子供、そして集まってくれる子供たちには一緒に汗だくになって採集し、見て触れて感じて、命の大切さを教える方を選びます。

2011-07-24 23:47:13
よしの88( Osamu Watanabe ) @yoshino88

@824bon さん、「見て触れて感じて」は大変に大切な事だとうちも特に感じています。しかし、その方法に関しては「採集する」、「捕まえる」、「飼う」と言う事だけではないはずではと言いたいのです。確かにこれ以上議論したところで平行線を辿りそうですね。@yoshino88

2011-07-24 23:56:13
садовый кот 🌏🐾🐱 @gardencat710

幼児期に五感を使って生き物と触れ合うのはとても大事だと思います。実際そういう子供たちを見ると、のびのびとしていていいなぁって微笑ましく思うのですが、なかなか自分の子供にはそれをさせられません。やっぱり捕まえるのは可哀想と思ってしまいます。やらせてあげたいけれど、できない。ジレンマ

2011-07-25 00:08:16
もも @momodog22

子供の昆虫採集などよりも、開発などによる環境の変化で生態系が壊れて個体数が減ってしまうほうが比べ物にならい位影響が大きいのだが、この狭い国土の中で人間が利便性や快適性を追い求め続ける限りは歯止めはかからないのだろうな。

2011-07-25 00:13:18
садовый кот 🌏🐾🐱 @gardencat710

Y氏の仕事は確か土木関係だったと思うけど、その辺のところはどう考えているのだろう?

2011-07-25 00:15:56
もも @momodog22

子供の頃に生き物を採集したり飼ったりして身近に接するということは、それらの小さな命に対して興味を持ち脆弱性を知る上でも大切な事だと思うが、もちろん大人になって興味が出てくるってこともあるが、どちらにせよ一番大事なのは「好きになる」ってこと。好きなものを守るのは当然な感情だからだ。

2011-07-25 00:30:22
クロイヨシツネ @YoshitsuneK

「好きになる」対象が広ければいいなって思います、対象があまりに特定の種に偏ってしまってその他の命を大事にしない大人にならないように。 @momodog22

2011-07-25 00:34:06
もも @momodog22

@YoshitsuneK 偏った嗜好があってもいいと思いますね。例えばカエルが好きなら、それらの棲息する環境とリンクさせて考えていくうちに昆虫や人間までをも含めた密接な生態系が必要になると知ることになるからです。

2011-07-25 00:41:20