脱「小説家になろう」からはじめる作家生存戦略 理論編

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

脱 #小説家になろう から始める作家生存戦略　理論編（Twitter版）この「～作家生存戦略」の講座対象は、受講対象は「『小説家になろう』 で頑張ってきたけどもう限界」という経験者、「ネット小説を始めようと思うけど…」初心者、（舞台裏ツアー的に）読み専の方にも読んで欲しいです。（続く）

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

１、なぜ #小説家になろう 「のみ」はまずいのか 小説家になろうの良い点「とにかく人口が多い」。固定読者が多く、ネット小説の代名詞的存在。しかし、ここを「主戦場」にすることは勧めません。 「アマ作家にとって優しくないサイト」であり、読み専にも「読みづらく、応援しづらい」のです。

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理由その１　 読者層の偏り（いわゆる異世界転生チートハーレムのキーワードに惹かれる層、具体的には３０～４０代男性が主流）。 自分の書きたいジャンル（SF、歴史、転生ものでないファンタジー）と合わないと地獄。

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理由その２　読者からの応援（投げ銭）システムや、広告リターン（カクヨムリワード、貢献ポイントシステム等）がない。ポイントが増えても一銭にもならないのはつらい。

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理由その３　 十数年前から変化していない（と思ってしまう）ユーザーインターフェース。とにかく読みづらい。ライトノベルなら縦書きで読ませろ！

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

３，ジャンルを考える。SF、ファンタジー、歴史は不利？ 不利じゃないです。ＳＦラノベの成功作で言えば「魔法科高校の劣等生」。ファンタジー（ガチ）の成功作はロードス島戦記、歴史もので言えば「境界線上のホライゾン」、「織田信奈の野望」等々。やり方次第。むしろ競争相手が少ないのは利点。

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

２，なろうテンプレ有利は本当？ テンプレ展開は武器にできれば、たしかに有利かもしれません。しかし、そのテンプレは他の人にとっても武器なのです。 その武器での戦いは、まさに文章力、企画力などのガチンコ勝負になります。そして、またライバルも多く、埋没する危険性大。

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

４，「大賞受賞」、「スカウトで書籍化」はゴールじゃない！あくまでオマケ、と考えよう。 「ライトノベル作家　五年生存率」で検索しよう（邪笑）。ラノベ大賞受賞、あるいは「なろう」連載からのスカウトで書籍化作家でもまず二巻目を出せる確率はかなり低い。プロで生き残るのは大変。

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

５、大賞受賞しても専業は無理？ プロの紙書籍作家の原稿料は？ 社外秘でしょうからエビデンスはありません。 以下はあくまで間接的証拠、「傍証」です。 悲しいことに結構冊数を出している作家さんも後書きで「サラリーマンと兼業です」と明かす人の多いことといったら…

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

６、君の勝利条件は？ 勝利条件を決めましょう。高宮の勝利条件は「できるだけ長く書き続け、自分の作品を欲する少ないけど熱い人々へ届けていく。そのためにきっちり収益を上げる」 それを考えると大賞受賞でプロ作家（紙書籍）になるって、わりと効率悪いんですよね。

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

収益の手段は各投稿サイトの収益還元システムや、投げ銭、FANBOXでの定期的支援などですね。 趣味を続けていくのに、おカネは必要なのです。 もちろん、こうした勝利条件は貴方次第。大賞受賞を経てプロ作家になる道も悪いわけではない。 ただ、高宮のような選択肢もあるということを知って欲しい。

高宮零司🗣 @thrud_iyasakae

以上、脱「なろう」からはじめる作家生存戦略『理論編』でございました。もちろん、色んな意見があって良いと思いますが、PVやポイントに躍起になり、大切なものを見失い、病んでいる人が多いネット小説界。 貴方の作家生活に幸多からんことを。