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Chapter39(堀越訳第35章)、約1ページ半。なんと、朗報です!Chapter20、24(堀越訳第17章、21章)以来のノーカット版です!!勝訴!!! Chapter40(堀越訳第36章)、約4ページ。ですよね……知ってた………前Chapterがあまりにも綺麗だったもんで期待してたんだけど、私の勘違いだったみたい………… pic.twitter.com/ssFqVp2lmt
2021-01-30 23:32:19Chapter41(堀越訳第37章)、約6ページ。 最終章ならカットされないと思いました? 残念!!! pic.twitter.com/IoaG1JbzpO
2021-01-30 23:36:04オマケ。ハリエット・ジェイコブズに手記を書くよう勧めたリディア・マリア・チャイルド(編集者)による序文、および奴隷廃止論者のエイミー・ポスト、ジョージ・W・ロウサーによる付録(Appendix)もカットされています。まあ、本編に関係ないんで……現代日本の読者には不要という判断なんでしょう…… pic.twitter.com/O8W2selI2Y
2021-01-30 23:52:41というわけで、ハリエット・ジェイコブズ作・堀越ゆき訳『ある奴隷少女に起こった出来事』のワクワク英日比較〜堀越訳から削除された記述を探してみよう!編〜でした。お疲れさまでした😊 pic.twitter.com/rQLEzwxu8J
2021-01-30 23:59:47追記。堀越ゆき訳『ある奴隷少女に起こった出来事』が削除した部分の行数をカウントしたら約1887行分でした。Dover Thrift Editions (2001)は、1ページ当たり43行なので、ページ数に直すと約43ページになります(恩情の端数切捨て処置)。著者の前書と本編で合計159ページなので、約27%の削除率ですね。
2021-01-31 02:20:05ちなみに、編集者のリディア・マリア・チャイルドやエイミー・ポストら奴隷廃止論者たちによる付録を含めると、全165ページになります。その場合、削除率は約26%です。いずれにせよ、堀越版では原著の約25%が翻訳されていません。「読みやすさ」のためとはいえ、あまりにも非道な加工・処理では…?
2021-01-31 02:28:34丁寧に確認すればするほど、翻訳者の後書きがいかに「本人にとって都合の良い言い訳」でしかない事がよく分かります。L.M.C.の序文を削り、ジェイコブズの文章を容赦なく切り刻み、Aポストらの付録を抹消した上で「本書は奴隷文学、アメリカ史、女性史の文献として読まれることは想定していない」と。
2021-01-31 02:41:49奴隷文学・アメリカ史・女性史の一文献として読めなくなるようなレベルまで、翻訳者自ら(&出版社の判断)で徹底的に加工しちゃったクセに、不思議ですね。少なくとも著者ハリエットは奴隷文学ないし奴隷による歴史的証言の一助になることを願って手記を出版したはずなんですが。
2021-01-31 02:52:55追記2。底本の件は私も気になったので、Signet Classics版(2010)を取り寄せ中です。ただ、アメリカの出版社が聖書の引用部分を削除したり、Episcopal churchと書かれている箇所を毎回churchに変更したり、主人公が自分の子供に洗礼を受けさせるシーンをカットする等の→ twitter.com/poeta_laureatu…
2021-01-31 15:02:16そもそも底本は同じなのだろうかとも思ったけど、紙幅の都合で訳文を削除する場合、どのような基準で削除するのか、どこを削除したのかについて明記しないとだめな気がする・・・。 twitter.com/Nagayo0318/sta…
2021-01-31 14:33:27細々した編集を行うとはちょっと信じられず…私の偏見かもしれませんが…。もしこれらの箇所の削除理由が「どの版を参照したのか」によるものならば、今後は読者のためにも、どの版を底本にしたのか明記してほしいですね…。
2021-01-31 15:12:49一応原著”Incidents in a Life of a Slave Girl”はパブリックドメイン化してるので、翻訳者や出版社が原文をどれだけ改変しようと違法ではありません。一応ね。コナンドイルみたいに「ハリエット・ジェイコブズ公式財団」的な著作権を管理する組織もなさそうなので、訴訟の心配も多分ないでしょう。
2021-01-31 15:59:00なにぶん原著が古いので、アメリカ(英語)での本文異同の話をされるとだんだん私の手にも追えなくなってくるんだけど……1861年版を底本にしたらしき別の英語版といまから比較する…? english.hku.hk/staff/kjohnson…
2021-01-31 18:26:26だるいけど大和書房の方も確認するか…翻訳のフリをした翻訳っぽい本にどの程度の加筆修正があったのか…日本語差分…だるい…「ジェイコブズは奴隷制度廃止論者のあいだでIncidentの作者として有名だった」的記述を見つけてしまってさらに確認すべき資料が増えた…Yellin(2004)…確認するか…?
2021-02-01 00:12:42何に引っかかってるのかというと、後書きの「[著者は]生前は、本書のために富も名声も得ることはなかった。」って記述なんですけど、富はともかく名声は得ていたのでは…?白人コミュニティでは無名だったかもしれないけど…あっもしかして黒人コミュニティでの名声はノーカウントの方向ですか…?
2021-02-01 00:27:02というのはだいぶsarcasmですが。よく考えたら2001年「自伝」に「[著者は]生前は、本書のために富も名声も得ることはなかった。」の根拠となる記述がある可能性もあるんだよね。え…そっちも確認しなきゃいかん流れ…?Yellin(2004)の確認だけじゃダメ…?
2021-02-01 00:40:02とりあえず時系列。 1967年:「ある奴隷少女に」の作者であることを売りにしてロンドンで資金集め&資金集めに成功。 1868年: 帰国。New England Women's Clubを設立してEdnah Dow Cheney、Julia Ward Howe等と共に講演活動を行う。同年秋にNWWCを離脱するが、その後もボストン近辺に滞在。
2021-02-01 01:04:34南北戦争も終わり、1865年にハーバード大学が初の黒人学生を受け入れたこともあり、他の地域に比べればまだ住み良いと感じられる環境だったのではないか。(Yellin 2004) 1869年: ケンブリッジに移住(ボストンのすぐ西側)。ケンブリッジは奴隷廃止を訴えるキリスト教徒もいるし、フェミニズム運動の
2021-02-01 01:06:35歴史もあるので、問題がないとはいえないけど居心地が悪くなかったのだろう。 1870年: ハーバード大学の学生・教員向けの下宿を開業。Raphael Pumpelly、Christopher Columbus Langdell、Chauncy Wright等が利用。
2021-02-01 01:17:391873年: 下宿業が軌道に乗ったのか、もう少し大きくて立派な建物で下宿屋を開く。住所は127 Mt Auburn Street。1件目の下宿にいた人たちも何組か一緒に引越した。 1875年?: カリフォルニアにいるジョセフ(?)から、ケンブリッジまでの渡航費400ドルを送金してほしい、と頼まれる。→捻出して送金する。
2021-02-01 01:29:16