【フェブラリーＧ】福間健二 #k2fact283

福間健二 @acasaazul

なぜだ。この手と足、できたらうれしいと思ったことに向かわない。戦争しない指に安心しすぎた。いま、この日本で。だれも話そうとしないこと。水と死体の事実。旋律の役割、赤いもの、赤いところ、見失う起伏に対してだ。塩の活用法を学ぶ者がいて雨はまだあがらない。（フェブラリーＧ１）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

寒さのなかに姿を消した者が姿のないまま月に合図する声がひびく二月。どうしろ、何を思い出せ、なのか。あったこと、あったと言う。それも簡単にはできなくなるまでの、夜明けの、刻々と変化する美しさ、結晶に紛れ込む失明までの、放置。追憶しながらでも起きなさい。（フェブラリーＧ２）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

立ちなさい。はい、お茶いれましょうという先手があって、おいしい干し柿をおいたテーブル。少人数の空気、ゆっくりと受けとればいい。広い川のある鴻巣方面からの、いい言葉。紹介します。「きょうもだめだったと思うだけでも違う」。遅れがちな高崎線、きょうは順調。（フェブラリーＧ３）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

二月、さまざまの隠蔽を見破る目。十九世紀にも二十世紀にも、そしていまだって。どこかの子供部屋では革命も。種類として帰ってくる。なかに新しい鳥もいる。前傾、でも前に向かっているかどうかわからない反復。この季節に必要な媒介を思い、お湯が沸く。笑ったかな。（フェブラリーＧ４）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

いいわるいは別として、触れるものすべてを変化させる。人のすること。無表情の石に老いた悪魔の指を紛れ込ませる。そうじゃないときも意見は借り物。音でわかる侵略。Ｇ、Ｇセブン、それからＣに行く。決まってないと言う。なにか焦げている。ひとりになる。いま、雪。（フェブラリーＧ５）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

大事なものが傷ついたり消えたりして、未来からの砂、あるべき色と香りがないのに朝からうるさいバビロン。南北、気がつくとざらざらの裏面で蒸し返しの対立だ。終わった皿の、やまないノイズ。いまは柔らかい海なんかないからなおさら。荒削りの中指、どう立てるか。（フェブラリーＧ６）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

まだ兆候だけの、次の喜劇。出勤する郵便局のおねえさんとすれちがい、北風は古典的に嘆き、自転車で動くのは空間を食べること。冬の光、ぬれた箇所からほどかれる思想と事実。毒を入れるなら入れる地点をまちがえないように。お礼を言いそこなった。後戻りして言う。（フェブラリーＧ７）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

フルムーン、一昨日だったか。早起きしてお風呂に入ってお腹がすいたという人の買い込んだジャンクフードと午前六時半、一気に薄くなる月をつなぐ点線に人さし指、突入、子犬のように。書いてはいるが、書けない。慢性的にそう感じながらの、ここまで。草は死なない。（フェブラリーＧ８）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

いつも工事中。濁らない冬の水でも叩く男性の微動を始末できない領土。死んだ目つき。作られている。悪化している。だれの代わりでもなく、やっとの、フェブラリー・ガール。休み時間に渡された袋には花豆も。一晩、二晩ではまだでも、三晩水に浸けると柔らかくなる。（フェブラリーＧ９）#k2fact283

福間健二 @acasaazul

目では見えない事実の光のなかを眠たそうな顔で通過するきみだ。先まわりして入った二月。グラウンド、盗んだ時間で拡張しても冷たい風が吹くばかりの無人のＧに招かれるのは。子どもだった。大人だった。そしてまだどの部位にも直線がないきみの何が欲しいのだろう。（フェブラリーＧ10）#k2fact283