『2015年の大学卒業生全員が聞くべきスピーチ』

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掛谷先生(@hkakeya)が訳された『2015年の大学卒業生全員が聞くべきスピーチ』を書き起こしてみた。2015年公開の動画。大学の卒業式にふさわしいスピーチとは? ピューリッツァー賞受賞コラムニストのジョージ・ウィルによる誠実でウイットに富むスピーチをお聞きください。 youtube.com/watch?v=Vfl4BG… pic.twitter.com/mgM6aRNIyp

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大学の卒業式のスピーチは、いつも陳腐で退屈な助言に溢れている。思い当たるだろう。「卒業生たちよ、これから地球を救え。君たちは国の希望だ。君たちは努力し、献身的な教員から多くを学んだ。歯の手入れと日焼け止めを忘れるな」。 pic.twitter.com/kjMmuhSy0D

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退屈の一言。一度、大学のうぬぼれた自己満足と飽き飽きする自画自賛を止めるべきだ。誰かが、卒業式で次のような演説をしてみるべきだ。 pic.twitter.com/9chwYvD6MM

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卒業生のみんな、君たちは卒業証書を受け取ると同時に大学から謝罪を受けるべきである。そして学費の大半の返還を受けるべきだ。君たちは騙され、プロパガンダに乗せられ、悪い教育を受けた。連邦政府と大学の強欲のせいで、君たちの授業料は異常に高額だった。ワシントンの政府は… pic.twitter.com/bYMhdq05MI

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…高等教育のバブルをおこした。住宅を所有している人が少なすぎると考えた役人が住宅バブルを発生させたのと同じやり方で。彼らは強制的に住宅所有率を高めようとした。彼らは住宅ローンの融資基準を引き下げた。そしてサブプライムローンとその借主を過剰に生み出した。そして破綻した。 pic.twitter.com/61u2A83W9b

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そこで、次に政府の天才たちは大学生が少なすぎると言い出した。そして、政府は学生ローンと授業料助成金を手に入れやすいようにした。もちろん、大学は政府の補助金を得るために学費を上げた。その結果、大学の学費はインフレ率の4倍の速度で上昇した。大学の学費は健康保険以上の速度で上昇したのだ pic.twitter.com/FjyEdOsl6t

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現在、学生ローン債務の総額は1兆ドルを遥かに上回っている。その額はクレジットカードや自動車ローンの債務総額より大きい。今日、君たちの多くは借金まみれで卒業する。実質、家がないのに住宅ローンを抱えているのと同じである。その対価として君たちは何を得たか。サブプライム(一流でない)教育だ pic.twitter.com/uDrkplfZGc

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今の学生は一世代前よりも一週間あたりの勉強時間が数時間減っているが、彼らはよい良い成績をつけてもらえる。これも政府の誤った方針の結果である。政府の補助金欲しさに、大学はより多くの学生を入学させるよう動機づけられる。 pic.twitter.com/GlvS1Gjx4I

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当然、ほとんどあるいは全く大学に入る資格がないような学生が入学することになる。そうした学生の多くはしばらく学費を払った後、学位を得られず借金だけを背負って退学する。一方学費を払い続け、借金を積み上げ、４年以上かけて何とか学位を取得する学生もいる。 pic.twitter.com/I4Tai6qfoW

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Ｔシャツにプリントされた有名なセリフがある。「大学：人生で最良の７年間」。 pic.twitter.com/shg1kztCGV

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ジェンダー学を専攻していた学生、あるいは女性学、民俗学、映画脱構築学、その他今流行りの学問を専攻した学生には、私はこう助言したい。この卒業式が終わって帽子とガウンを脱いだら、仕事を探すような無駄な努力はやめて、すぐ職業安定所に行きなさい。 pic.twitter.com/Z6JuNPbr2T

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この大学は、アメリカ経済に貢献できるような知識を君たちには与えなかった。すぐ、大学の同窓会寄付担当事務局が君たちにお金をせびるだろう。君たちはこう答えるべきだ。「冗談だろう」。大学にお金を送る代わりに、学生ローンの返済計画書を送るべきだ。 pic.twitter.com/uaR1yrdTKi

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この大学が他と似たような大学なら、同調を強制されてきたはずだ。でも卒業して実社会に入ると、君たちはショックを受けるだろう。ここが典型的な大学なら、スピーチコードがあるはずだ。そして、流行の政治教義にそぐわない言論は禁止、処罰されただろう。 pic.twitter.com/ioutzpQ0OW

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ここが典型な大学なら、スピーチコードが君たちに特権が与えられると教えられただろう。君たちは一生、自分を不快にさせ、落ち込ませ、混乱させ、怒らせ、あるいは苦悩させる言論を聞かずに済むと。 pic.twitter.com/cwEqWiFn06

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この大学が他の多くの大学と同じなら、フリースピーチゾーンがあっただろう。そこでのみ憲法修正１条の権利が行使できる不便で小さな隔離場所が。 pic.twitter.com/6EdNre1EXe

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しかしだ。大学の外の実社会では、そんな特権は誰にも与えられない。君たちは、憲法がアメリカ全体をフリースピーチゾーンと規定していることに気づくだろう。この学校では君たちの脆い感受性を守り、君たちの気持ちが傷つかないよう言論を統制してきた。 pic.twitter.com/hyI8Oajbxw

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でも大学を卒業すれば、脆い花のように優しく扱ってもらえるという、ここで教わった馬鹿けた考えを忘れねばならない。 pic.twitter.com/IBQGjKuCXf

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つまり、卒業する君たちは借金の悪い思想を負わされている。幸運を祈る。幸運なくして君たちに未来はない。これこそが卒業式で聞くに値するスピーチだ。しかし、こういうスピーチをさせるほどの分別がある大学なら、その大学でこんな話をする必要はないだろう。 pic.twitter.com/jQk2KjqNxs

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tarafuku10 @tarafuku10

ジョージ・ウィルによるプレイガー大学の動画でした。(了) 英文スクリプト:↓ prageru.com/video/the-spee…

irr-Bot @IrrTenkoBot

＜俺たちが想像していた２１世紀＞ ボタン一つで、注文したものがチューブの中を通って一瞬で運ばれてくる社会 ＜実際の２１世紀＞ クリック一つで、低賃金労働者がキリキリ働いて荷物を包み、疲労困憊の非正規労働者が翌日に荷物を届けてくれる社会

irr-Bot @IrrTenkoBot

リベラルが敵対者に対して、「同性愛者恐怖症」とか「イスラム恐怖症」みたいな「恐怖症」という言葉を使いたがるのも、彼らが本心では、マイノリティが怖いからでしょう。リベラルの移民や難民に対する態度は、一言で言えば「服従」だけど、「服従」は、友や仲間に対しては出来ない。

irr-Bot @IrrTenkoBot

＜リベラル語大辞典＞ 「まず知って、議論してほしい」 ・「議論の結論が俺たちに納得できないものだったら、お前らは差別主義者だ」の意味。

irr-Bot @IrrTenkoBot

オーウェルによれば、ナショナリズムとは自分が属する構成単位が他の構成単位を圧倒していく「気分」だという。「多様性って素晴らしいよね」と言い、移民を流入させてケバブ店を増やしながら「同質性」を破壊し、征服し、「圧倒」していく様は、さぞや楽しかったことだろう。でも、この代償は高い。