ジャンプ愛好家による『ハイキュー!!』のキャラについて4つの視点から考察

半年以上前なのと解説が途中で止まっていますが、一先ずまとめました 続きがツイートされ次第こちらも更新します
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鈴木宏 @saxblue13

漫画(ジャンプをはじめ幅広く。スポーツ系は特に。)、ミステリ(どんでん返し至上主義。)、スポーツ観戦、Jリーグ(贔屓はアイコンの通り?ジュビロ磐田。)など。 アイコンは@akiakane_plto トップ絵は@suzuki_chan64 (鈴木とはホントに別人の相互さん。)

鈴木宏 @saxblue13

ハイキュー。キャラについて。 ①フィジカル・センス(才能と表現する) ②メンタル・思考 ③作品での立ち位置・役割 ④作品での(不)完全燃焼度 の視点から考えると、わかりやすい印象。

2020-07-19 12:22:45
鈴木宏 @saxblue13

日向。主人公。身長以外の才能に恵まれた。技術を習得していくセンスもある。そして「勝敗に無意識的に執着できる」「抜群の人当たりの良さ・コミュ力・行動力」という武器で日本代表まで(たぶん)昇りつめた。背が低いかわりに性格面が強化された、桜木花道。

2020-07-19 12:26:45
鈴木宏 @saxblue13

日向。第一話からそのメンタルの特殊性が際立っている。勝敗オバケだし、影山に刺激を受け「女バレや草バレーに混ぜてもらうことで、技術を習得する」という、およそジャンプスポーツ主人公らしくない、修行イベントに入っている。

2020-07-19 12:29:19
鈴木宏 @saxblue13

日向。およそ、回り道をしていない。軋轢を経たり、やさぐれたり、練習をさぼったり、怪我したり、そういうのが全くない。ただ一直線にあらゆるモノ、人とかかわって技術を吸収し続けている。エリート出身でない分、そうしないと、頂点まで間に合わないという、作品のリアリティ。

2020-07-19 12:33:49
鈴木宏 @saxblue13

白鳥沢に勝利した後のハイキュー、「日向の成長」が物語の基準とすら言える。一年合宿(球拾い、余裕持ってトス)影山が星海からパクってきた技術(大ジャンプ)を取り入れ、それを春高で披露し、強敵を倒すカタルシス。

2020-07-19 13:58:03
鈴木宏 @saxblue13

それをやり尽くしたからこその、鴎台戦での、アクシデント。日向の成長、という観点からは、春高を最後まで戦う必要がなかったのかもしれない。 そして、敗退で日向は「生活すべてがバレー」という教訓を得て、更に成長する。

2020-07-19 14:01:10
鈴木宏 @saxblue13

ブラジル編も「高いプロ意識」「環境適応能力」を基礎とした上で「足りない能力」を身につける説得力抜群の修行編であった。ハイキューらしさ、が詰め込まれている

2020-07-19 14:09:01
鈴木宏 @saxblue13

まず、ちゃんと高校バレーをやりきって卒業している無謀な突撃をしないビーチに興味を示し周囲の大人に相談し鷲匠先生のコネを使い段取りをキッチリ整えた上で(両親もちゃんと説得したんだろう)ブラジル行きを実現している。就活生のエピソードかってくらい、リアルに秀逸。

2020-07-19 14:12:12
鈴木宏 @saxblue13

日向。あくまで彼自身の成長としては、高校三年間を使ってじっくりやるパターンだって考えられたと思う。ただ、そうはならなかったので、(どこかのタイミングで)決まったゴールから逆算して、成長の機会が与えられた、というイメージ。

2020-07-19 14:40:49
鈴木宏 @saxblue13

影山。主人公の相棒件ライバル。天才。ヒットしたジャンプスポーツには、いそうでいなかったタイプ。言うまでもなく、ハイキューの肝は日向と影山であり、この二人の関係性が発明された段階で、ほぼ勝ち確だった。

2020-07-19 14:44:52
鈴木宏 @saxblue13

影山。まごうことなき天才だが、コミュ力がアレで、中学でやらかしている。ストイックさ、プロ意識はあるものの、チームスポーツをする上で(しかも司令塔なのに)必要な能力に難を抱えている。ハイキューはそれを埋めるまでの物語でもある。

2020-07-19 14:47:09
鈴木宏 @saxblue13

影山。バレーさえできればどこでもどうとでもなりそうな日向と異なり、自らのストイックさを許容歓迎してもらえる環境に辿り着けるか、コミュ能力を獲得するかしないと、低確率でドロップアウトしかねないメンタリティであった。特にセッターとして大成するためには。

2020-07-19 14:52:31
鈴木宏 @saxblue13

成人した影山。コミュ力はアレだし、おつむもアレだが、徹底したストイックさとその技術で、プロだろうが海外だろうが、ねじ伏せていくんだろう。足りないものを埋めたとはいえ、そこは日向とは正反対。

2020-07-19 14:56:56
鈴木宏 @saxblue13

影山のこの手の問題、春高でだいたい消化が終わっている。トラウマを乗り越え「おりこうさん」を卒業したあたりで、あんまりやることはない。倒すべきセッターは二人とも倒してしまった。完結時期を早めた要因の一つだと思っている。

2020-07-19 14:54:44
鈴木宏 @saxblue13

月島。高校トップレベルと戦うために必要なスペックを持ちトラウマ不貞腐れ皮肉屋、とそこからの成長、という、主人公コンビができない青春スポーツ主人公がやるべきことを一手に押し付けられている。

2020-07-19 15:01:16
鈴木宏 @saxblue13

ツッキー。プレイヤーとしても、「個人の力だけでは勝てない。ブロックというシステムを運用し、布石を打ち、時間をかけて相手を仕留める」という、「頭を使う」を担当している。これはバレーの競技性を広く、深く描写させる、重要な役割。

2020-07-19 15:05:19
鈴木宏 @saxblue13

ツッキー。彼の物語としては、ごみ捨て場の決戦で黒尾に「おかげさまで」と伝えたところで、区切りがついている。不燃感はない。

2020-07-19 15:49:13
鈴木宏 @saxblue13

ツッキー。ファイティングスピリッツがないわけではないが、「才能と向き合って四苦八苦する」ということには経験上、強い抵抗感があるので、日向へのライバル意識についても、一線を引いている印象。なので、アイシルの桜庭や雲水みたいな苦しみ方はしない。

2020-07-19 15:50:51
鈴木宏 @saxblue13

強めの私見だが、ハイキューが、現在に至る形として落ち着いた、地に足がついたタイミングは、ツッキーが山口に胸ぐら掴まれたところだと思っている。

2020-07-19 15:52:24
鈴木宏 @saxblue13

山口。普通人としての心身スペック。頑張り成長する凡人としての視点で、物語に深みを与えた。ピンチサーバーという、限定的な使い方がまた上手い。

2020-07-19 15:54:04
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