- Gungnir3228
- 19718
- 23
- 0
- 0
漫画(ジャンプをはじめ幅広く。スポーツ系は特に。)、ミステリ(どんでん返し至上主義。)、スポーツ観戦、Jリーグ(贔屓はアイコンの通り?ジュビロ磐田。)など。 アイコンは@akiakane_plto トップ絵は@suzuki_chan64 (鈴木とはホントに別人の相互さん。)
ハイキュー。キャラについて。 ①フィジカル・センス(才能と表現する) ②メンタル・思考 ③作品での立ち位置・役割 ④作品での(不)完全燃焼度 の視点から考えると、わかりやすい印象。
2020-07-19 12:22:45烏野高校
日向。主人公。身長以外の才能に恵まれた。技術を習得していくセンスもある。そして「勝敗に無意識的に執着できる」と「抜群の人当たりの良さ・コミュ力・行動力」という武器で日本代表まで(たぶん)昇りつめた。背が低いかわりに性格面が強化された、桜木花道。
2020-07-19 12:26:45日向。第一話からそのメンタルの特殊性が際立っている。勝敗オバケだし、影山に刺激を受け、「女バレや草バレーに混ぜてもらうことで、技術を習得する」という、およそジャンプスポーツ主人公らしくない、修行イベントに入っている。
2020-07-19 12:29:19日向。およそ、回り道をしていない。軋轢を経たり、やさぐれたり、練習をさぼったり、怪我したり、そういうのが全くない。ただ一直線にあらゆるモノ、人とかかわって技術を吸収し続けている。エリート出身でない分、そうしないと、頂点まで間に合わないという、作品のリアリティ。
2020-07-19 12:33:49白鳥沢に勝利した後のハイキュー、「日向の成長」が物語の基準とすら言える。一年合宿(球拾い、余裕持ってトス)や影山が星海からパクってきた技術(大ジャンプ)を取り入れ、それを春高で披露し、強敵を倒すカタルシス。
2020-07-19 13:58:03それをやり尽くしたからこその、鴎台戦での、アクシデント。日向の成長、という観点からは、春高を最後まで戦う必要がなかったのかもしれない。 そして、敗退で日向は「生活すべてがバレー」という教訓を得て、更に成長する。
2020-07-19 14:01:10ブラジル編も「高いプロ意識」と「環境適応能力」を基礎とした上で「足りない能力」を身につける説得力抜群の修行編であった。ハイキューらしさ、が詰め込まれている。
2020-07-19 14:09:01まず、ちゃんと高校バレーをやりきって卒業している。無謀な突撃をしない。ビーチに興味を示し、周囲の大人に相談し、鷲匠先生のコネを使い、段取りをキッチリ整えた上で(両親もちゃんと説得したんだろう)、ブラジル行きを実現している。就活生のエピソードかってくらい、リアルに秀逸。
2020-07-19 14:12:12日向。あくまで彼自身の成長としては、高校三年間を使ってじっくりやるパターンだって考えられたと思う。ただ、そうはならなかったので、(どこかのタイミングで)決まったゴールから逆算して、成長の機会が与えられた、というイメージ。
2020-07-19 14:40:49影山。主人公の相棒件ライバル。天才。ヒットしたジャンプスポーツには、いそうでいなかったタイプ。言うまでもなく、ハイキューの肝は日向と影山であり、この二人の関係性が発明された段階で、ほぼ勝ち確だった。
2020-07-19 14:44:52影山。まごうことなき天才だが、コミュ力がアレで、中学でやらかしている。ストイックさ、プロ意識はあるものの、チームスポーツをする上で(しかも司令塔なのに)必要な能力に難を抱えている。ハイキューはそれを埋めるまでの物語でもある。
2020-07-19 14:47:09影山。バレーさえできればどこでもどうとでもなりそうな日向と異なり、自らのストイックさを許容歓迎してもらえる環境に辿り着けるか、コミュ能力を獲得するかしないと、低確率でドロップアウトしかねないメンタリティであった。特にセッターとして大成するためには。
2020-07-19 14:52:31成人した影山。コミュ力はアレだし、おつむもアレだが、徹底したストイックさとその技術で、プロだろうが海外だろうが、ねじ伏せていくんだろう。足りないものを埋めたとはいえ、そこは日向とは正反対。
2020-07-19 14:56:56影山のこの手の問題、春高でだいたい消化が終わっている。トラウマを乗り越え「おりこうさん」を卒業したあたりで、あんまりやることはない。倒すべきセッターは二人とも倒してしまった。完結時期を早めた要因の一つだと思っている。
2020-07-19 14:54:44月島。高校トップレベルと戦うために必要なスペックを持ち、トラウマ、不貞腐れ、皮肉屋、とそこからの成長、という、主人公コンビができない青春スポーツ主人公がやるべきことを一手に押し付けられている。
2020-07-19 15:01:16ツッキー。プレイヤーとしても、「個人の力だけでは勝てない。ブロックというシステムを運用し、布石を打ち、時間をかけて相手を仕留める」という、「頭を使う」を担当している。これはバレーの競技性を広く、深く描写させる、重要な役割。
2020-07-19 15:05:19ツッキー。ファイティングスピリッツがないわけではないが、「才能と向き合って四苦八苦する」ということには経験上、強い抵抗感があるので、日向へのライバル意識についても、一線を引いている印象。なので、アイシルの桜庭や雲水みたいな苦しみ方はしない。
2020-07-19 15:50:51強めの私見だが、ハイキューが、現在に至る形として落ち着いた、地に足がついたタイミングは、ツッキーが山口に胸ぐら掴まれたところだと思っている。
2020-07-19 15:52:24山口。普通人としての心身スペック。頑張り成長する凡人としての視点で、物語に深みを与えた。ピンチサーバーという、限定的な使い方がまた上手い。
2020-07-19 15:54:04