- mizunotori
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【他力本願】「特殊設定ミステリ」という用語が使われた書評・評論の商業掲載誌がわかるとありがたいなと思っております(個人的には「このミス」「本ミス」がひとつの目安かなと)。
2021-02-22 13:31:41もちろん小説宝石や小説推理、ミステリマガジンなどのミステリ書評、あと単行本刊行時や文庫化での惹句、あらすじ紹介もポイントとは思っております。
2021-02-22 13:33:16特殊設定ミステリって、「特殊な状況下におけるミステリ」や「特殊状況で起きるミステリ」と表現された後に出てきた言葉で、何かで読んでポカンとした記憶がある。たぶん、8年前くらいじゃないかなあ。
2021-02-22 13:50:33特殊設定ミステリ、「特殊設定もの」と誰かが書いていた気もする。ちなみに、本ミスだとここ数年じゃないかと思う(企画かコラムでやるはずでしょ?)。『本格ミステリ・ディケイド300』にこの言葉があったら、その数年前、なかったら、それ以降というのはたしか。
2021-02-22 14:06:44@tsuruba @noriko_c (大きなミスがあり再投稿)ディケイドに笹川さんが「特殊設定ミステリ」というコラムを書かれていますが、その少し前の本ミスを調べれば良い感じでしょうか?
2021-02-22 15:02:13@wonde_RS @noriko_c 実は前もあとも知りたいなと個人的には思っています(用語の意味が変わってるか、いないかも確認したく)。
2021-02-22 15:03:24@tsuruba @noriko_c あー、たしかに、変遷を知るのは大事ですね……。それならまずは遡ってみますー。 pic.twitter.com/DwpXC2KPlQ
2021-02-22 15:11:31ここ10年ぐらいの話であるはずの「特殊設定ミステリ」の言いだしっぺも誰なのかわからないのだから、世のミステリ用語やミステリ評価の定説・クリシェはいったい誰がいつ頃言い出したものなのかを検証した本がやはり必要……(無理
2021-02-22 14:18:35ミステリ界隈の議論を遠巻きに眺めているけど、「特殊設定ミステリ」という用語が広まったのはおそらく『折れた竜骨』発売時に米澤穂信が「特殊設定もの」と言いまくっていたのが直接的な要因なんだろうな。影響力を考えても。 twitter.com/honobu_yonezaw… webmysteries.jp/archives/12246… ただこのときの
2021-02-22 14:35:33ミステリの中でまだ書いていなかった分野「特殊設定もの」をやりたいと思っていました。選ぶべき方向性は大別して二つ。初期西澤保彦風の「超能力」。ランドル・ギャレット風の「魔法」。どちらを選ぶか悩んだ時、私の手元にはロングボウ(弓道のね)と、カドフェルがありました。
2010-09-10 22:49:32米澤穂信は「既にある用語」として使ってるっぽいので純粋な起源はさらに遡れると思われ、それについては米澤穂信に直接聞けばいいのではないだろうか。
2021-02-22 14:35:34ニコニコ大百科で2008年に作成された「七回死んだ男」の項目に「特殊設定もの」という記述があるのか。 てことは2chにありそう。 love6.5ch.net/test/read.cgi/… それ以前にも「特殊設定」という表現はあって。 book4.5ch.net/test/read.cgi/… game10.5ch.net/test/read.cgi/… でもこれは「用語」というほどでもないか。
2021-02-22 14:56:49RT>『折れた竜骨』の感想、であるのでしょうが、著者本人が「特殊設定もの」テーマの作品と言っているのでそれを受けてでもあるんでしょうね。 twitter.com/honobu_yonezaw… webmysteries.jp/archives/12246…
2021-02-22 14:49:07特殊設定ミステリという言葉の話。明治ミス研の会誌で『一方通行』というのを毎年作ってるんですが、自分がデビューした年(2012年)の『一方通行』がその名もずばり「特殊設定ミステリ特集」だったので、その時点で身の回りではわりと普通に使われていたと記憶してます。
2021-02-22 14:52:47でその2年くらい前にもファンタジーやSF要素のあるミステリを特集する案が出たんですが、そのときの企画名は「越境するミステリ特集」だったんですよ確か。ジャンルを越えた作品郡を指す造語で、特殊設定という言葉ではまだなくて。なので自分の周囲では2010〜12年の間に定着した言葉ですね。
2021-02-22 14:54:02ちなみに5年前『ぐるりよざ殺人事件』の解説を書いたときは「こうした設定をぼくは特殊設定ミステリと呼んでいるが〜」的な説明をつけたんですが、先月書いた『密室から黒猫を取り出す方法』の解説では説明なしでいきなり特殊設定という言葉を使いました。ここ数年で認知度が上がったという認識です。
2021-02-22 15:00:06電車に乗りながらなんとなく「特殊設定ミステリ」で検索してみた。難しいのはこれは「特殊」「設定」「ミステリ」の三語が結びついて名詞化しているので、この語自体の登場は当然遅い(ちなみに「叙述トリック」も「叙述のトリック」という言い方から名詞化までにはブランクがある)
2021-02-22 16:46:06孔田さんのおっしゃるとおりなのですが、僕なりに「特殊設定ミステリ」という用語にこだわるのも、用語として確定する前に「特殊な設定の~」といった言い回しで西澤作品ほかいくつかの作品を評していたのでは、というぼんやりとした感が働いているからです(もちろん間違ってるかもしれないけど)。
2021-02-22 17:05:00けっこう羊毛亭サンのサイトが引っかかるのでサイト内検索するとボアロー&ナルスジャック『私のすべては一人の男』の感想に「SF的設定」、ネタバレ感想に「特殊な設定」とあり、これ自体は今の用法とあまり変わらない www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/…
2021-02-22 16:52:08↑は2000年だけど、久住四季『トリックスターズL』については2005年の初刊時には「特殊」という語はなくて改稿版の2016版について「特殊設定」という評言が用いられているのは、やはり2005年時点ではまだ用語として定着していなかったからでしょう www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/…
2021-02-22 16:59:29