他者性批判

4
John @HOMO_RELIGIOSUS

テクストはコンテクストがなくてはいけない。 コンテクストを感じやすい作品は美しく感じる。 なにかの記憶を想起できれば、その連続性において自我を保てるからだ。

2021-01-24 11:16:38
John @HOMO_RELIGIOSUS

コンテクストを辿る、内省する、記憶を掻き乱して現在のこの瞬間と繋げてみるという営みがない人間は、自我の同一性を他者に委託している。 レヴィナスが言う"他者"の恐ろしさは、このように何気なく委託していた自我の一部を、何らかの裏切りで全て奪われうるということだと感じる。

2021-01-24 11:21:22
John @HOMO_RELIGIOSUS

抗鬱薬を呑まなければ数日で離脱症状によって嘔吐と頭痛に苛まれ、一ヶ月後には希死念慮や自○企図を含め死に関することを反芻するようになるだろう。

2021-01-24 12:48:31
John @HOMO_RELIGIOSUS

絶対他者がいないという虚無を絶対他者=神とするのが、キリスト教徒としての謙虚であると思う。

2021-01-25 14:44:41
John @HOMO_RELIGIOSUS

人間は相関しか見出せないから、因果というのは因果的な相関か因果的ではない相関かといった、観念連合の種類の一つにすぎない。

2021-01-26 12:33:20
John @HOMO_RELIGIOSUS

意味は単一として成り立つものではなく何らかとの関係のことをいう。

2021-01-26 14:46:30
John @HOMO_RELIGIOSUS

私の哲学的結論とは、デリダ的脱構築と問答を"主に従順な姿"とした中で、聖書という原理を常に解釈し直し、現実に対応して悔い改め続けるという信仰です。 主はこうである、原理はこうである、史実はこうである、という独断は、基礎論として誰であろうとできないのです。

2021-01-27 13:46:32
John @HOMO_RELIGIOSUS

自由意志は支配感のバイアスの強弱の問題だと思います。 生物的に支配する側の身体構造である以上、男性の方がそのバイアスは強そうだ。

2021-01-28 19:07:09
John @HOMO_RELIGIOSUS

人間は知っているものの中からしか何かを予想できないが、予想する過程で起きる飛躍については知る由もない。 故にその過程に実在性があるとすれば、人には実在を語る能力がないことになる。

2021-01-28 19:12:34
John @HOMO_RELIGIOSUS

自動詞文には主語と述語の間に主格という機能が隠れている。 ここに自覚的にならないと中立一元論的な構造に自覚できないと思う。

2021-01-28 20:14:08
John @HOMO_RELIGIOSUS

言語は波によって何らかの情報の伝達を目的としたものという点では音楽と同じだと思う。

2021-01-28 22:23:31
John @HOMO_RELIGIOSUS

唯物論は情報という不可解な性質を上手く理論的に取り扱うことができない。 なぜなら観測者は全ての情報を知っているわけでないから。

2021-01-29 17:27:45
John @HOMO_RELIGIOSUS

唯物論者はなぜ哲学も神経科学も機械学習も情報科学もろくにやらずに、認識外の存在を物質と言い切ることができるか。 情報は人間の認識の歪みが生み出したものであるのだから、情報を物質と想定する場合も観察者効果を想定して物質と分けて考えなければやがて矛盾が生じるだろう。

2021-01-29 22:30:54
John @HOMO_RELIGIOSUS

閉じている理想化された系で化学変化が起きたのを見ただけでこの世の全てを化学変化に還元できると言い切ってしまう唯物論者は統計力学とか全体論について勉強してから神経科学や機械学習、情報科学、言語哲学を勉強した方がいい。 唯物論者の科学的という言葉はそもそも科学基礎論的ではない。

2021-01-30 02:14:15
John @HOMO_RELIGIOSUS

言外を言外として語る際、どうしても言外という記号を用いなくてはならない。 では言外には何があるのかというと、これまで蓄積された音素、形態素、語、句、文などのネットワークが視床から現在的に入る線分と連続的に保存されている何らかの情報と言えるだろう。

2021-01-30 11:04:13
John @HOMO_RELIGIOSUS

逆に言えば、深層文法が無常だからこそ表層文法が便利な道具としての普遍性を持っているとも言える。 ディテールが異なるコンテクストを、共通のテクストを通して近似できるという意味で。

2021-01-30 16:05:23
John @HOMO_RELIGIOSUS

意味変化し得る構造を同一とみなしているわけだから三次元空間は理想化された抽象的なトイモデルに過ぎず、それによって現実を言語化するのは神学と変わりない。 クリスチャンが物理学者を上回るわけでも物理学者がクリスチャンを上回るわけでもない。

2021-01-30 17:15:42
John @HOMO_RELIGIOSUS

例えば三歩で忘れる鳥頭というイディオムが、実験や生物学に基いていないように、幾何学の公理も原初は偏見的な始まり方をした しかし現代数学において、その公理の一部が道具として有用であることには変わりないように、イディオムが歴史に洗練された詩であるという事実はこれからも変わらないだろう

2021-01-30 17:31:58
John @HOMO_RELIGIOSUS

現代の自然科学は"他者"を扱えない。 結局は独断的に演繹しようとしても不完全性定理とか量子力学の観測者問題みたいに問題が発生する。 結局は現実に適応できる系を作りたかったら、デリダの脱構築だとか天気予報だとかみたいにリアルタイムで同期するしかない。 人間は思い込みでしか語れない。

2021-01-30 18:06:19
John @HOMO_RELIGIOSUS

言語の研究って数学とか物理より化学に近いと思う。 構造を記述するのに過度に恣意的な演繹は無意味だと思う。

2021-01-31 00:57:41
John @HOMO_RELIGIOSUS

言語の全ての構造は変数で、定義は文脈が決定する。 解釈者によって大きく意味内容がブレるので、対話なしの演繹で意味を予想するのは不可。 twitter.com/ririxx0101/sta…

2021-01-31 01:10:01
John @HOMO_RELIGIOSUS

連続的数学における実数が"実在する"対象を扱って"ない"ように、ヌーメノンはヌーメノンという記号を用いて説明"できる"とともに説明でき"ない"。 ただ、いかなる実在も非実在を観念として要求する以上、どちらも想定しなければ不便であることには変わりない。

2021-01-31 14:56:47
John @HOMO_RELIGIOSUS

多分人間の神経は遺伝的に決定された生活ルーティンを再帰的に処理しているが、おそらくそれだけでは生存率が下がるので"退屈"という機能を生み出したのではないかと思う。 自由連想やメタ認知はこのようにある程度のノイズによってフレームがズレていき発生する。 おそらく個性とはノイズを意味する。

2021-01-31 17:17:19
John @HOMO_RELIGIOSUS

直観において、形式と形式の間には必ず飛躍があるということを、人間は詩や文学でしか物事を語れないと言っている。 論文と日常言語に何か差異を感じるとすればそれは権威からくるバイアスにすぎないだろうと思う。

2021-01-31 18:51:57
John @HOMO_RELIGIOSUS

おそらく天国や地獄はどこか遠くにあるのではなく、認識の外というか身体を満たしている物質の方にある。

2021-01-31 19:18:42