コロナ禍の食と農 講座 第4回「種はだれのものか?」参加報告2021.2.23

NPO法人 使い捨て時代を考える会主催の、有機農業は地球を救う連続講座です。講師の村上真平さんは原発事故で飯舘村を出て、今は三重県で実践を続ける優れた農業者です。
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くうのる @kuunoru

NPO法人 使い捨て時代を考える会主催、有機農業は地球を救う講座 コロナ禍の食と農 第4回 「種はだれのものか?」に参加しています。講師は村上真平さん(全国愛農会会長・家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン代表)。 #第4回コロナ禍の食と農 facebook.com/events/3356323…

2021-02-23 14:18:58
くうのる @kuunoru

村上氏>飯舘村から移住。出身ではない。海外協力で外国にいて、帰ってきたら居場所がなく、飯舘村に入った。富めるものは富み、貧困の人は生きることが難しい現状を見てきた。地球上でどうすれば人間は生きていけるのかと考えた。自滅により絶滅するのではと。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:23:22
くうのる @kuunoru

村上氏>2001年にタイの農場で仕事をしていて急にそう思った。自分には何ができるのか。日本でも自殺者は年間3万人、生活に必死で社会問題に心を向ける余裕もない。多くの人は豊かさを実感できていない。しかしグローバル経済の中で日本は貧困国から奪い取る立場。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:25:30
くうのる @kuunoru

村上氏>田舎に入ろうと思った。「食える」には衣食住と暖房があれば。幸せは心の持ちよう。飯舘村に行ったとき、空気と水がきれい、生きられると思った。ここで人と助け合いながら、そうすれば捨てられている全国の土地が生き返る。そんなモデルができる。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:27:31
くうのる @kuunoru

村上氏>自然農業に取り組んだ。自然のルールに沿うもの。持続可能にするには、森林。三つのルール、循環性、多様性、多層性。。土、太陽が土を豊かにする。循環が多様になる。どこかがずれても他が補完するよう多様にできている。太陽の光や雨を土は使い切る。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:30:10
くうのる @kuunoru

村上氏>大規模農業は自然のルールとは違う。単層性。単一性。収穫物を持ち出して循環させない。農業は自然システムに学んでいない。持続不可能。人間は住めなくなる土地をつくることを繰り返している。温暖化も。農のあり方は多様性を壊さないようにせねば。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:32:05
くうのる @kuunoru

村上氏>僕らの畑はどんなに大雨が降っても土は流れ出さない。(畑の様子の写真)草生、耕さない。合鴨の居る田んぼ。ブルーベリー。子どもたちと梅干しづくり。夫婦でレストランを営んだ。家もパン窯も自作。六次産業と後から言われるようになった形。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:34:34
くうのる @kuunoru

村上氏>生産、加工、提供。六次産業をしようと思ったわけではない。農業では単一のものをつくっては病気や虫が出る。少量多品目があう。CSAやレストラン、体験受け入れが向いている。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:36:33
くうのる @kuunoru

村上氏>2011年に一人の研修生が家を造りたいと。農作業のない冬にとりかかった。3月11日、曇り、雪も降る日。二人で棟上げをした。2時45分、大きな地震。5分ぐらい続き、何度も余震。一番に原発が気になった。6時半ぐらいに1号機は電源喪失のニュース。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:39:58
くうのる @kuunoru

村上氏>あと1時間で電源がなくなると。反原発運動をしてきたので、メルトダウンが起こると思った。ここを捨てなければと。3月12日の午前3時に研修生と家族を連れて吹雪の中を車で去った。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:41:30
くうのる @kuunoru

村上氏>あわてて逃げてあとで笑えることになればいいと思ったが、笑えなかった。研修生を岐阜に送り届け、三重県へ。住める場所を探した。新しい農場を山の中につくった。土地を切り拓いて農地づくり、学びの場の建物づくり。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:43:15
くうのる @kuunoru

村上氏>水平線から朝日の見える、星も見えるきれいな土地。ここに来てよかった。原発のことを考えると、2011年と翌年は原発が止められたはずなのに、経済界が妨害、野田元首相は閣議決定できなかった。次に安倍首相が就任し「福島へ行って安全な原発を動かします」と言った。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:45:02
くうのる @kuunoru

村上氏>頭がおかしいのか無知なのか……。今では原発事故がなかったかのよう。僕は絶望したり悲観したり。多くの人は声は上げられなくても原発はおそろしいと気づいている。続けたがっている人は最後のあがき。でも多くの人が参加できる運動はない。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:47:20
くうのる @kuunoru

村上氏>10年目にして、僕は軽く行きたい。原発は問題だと言い続けると重くなって話を聞きたくなくなる。原発がないとこんなに楽しいということを出して行って多くの人におもしろいと思ってもらうようにしないとダメだ。笑って言えるようにならないと変わらない。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:48:36
くうのる @kuunoru

村上氏>楽しくやっていくことに僕は決めた。やってる生活が楽しいと思い、自然に感謝することの喜びを伝えていないと。原発がない社会の方が創意工夫ができて楽しいんだよと言えるような、若い人に関わってもらえるように。状況は変わってないが自分が明るくなれば。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:50:05
くうのる @kuunoru

村上氏>問題は変わっていないが、問題は「大したことない」と言うと問題ではなくなる。これが10年の原発に対する僕の想い。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:50:56
くうのる @kuunoru

村上氏>種子は人類の共有財産。種苗法が昨年変えられてしまうのはわかっていた。国会で参考人として話すことに。そのときの資料を基に話す。2018年から始まった流れ、種子法の廃止。米、麦、大豆を地方自治体が守るものだった。国民に食料を届けるためのもののはず。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:54:06
くうのる @kuunoru

村上氏>今はそれを多くの人が大事と思わなくなった。経済界は食料は外国から持ってくればいい、畑がなくなっていいと。種子法の廃止、強化法ができて、種苗法の改正。以前の種苗法では育種者は一定の期間、許諾を求めることができるものだった。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:55:34
くうのる @kuunoru

村上氏>改正後は、農民は登録された作物を作ってはいけない内容。農民が作物を作ってはならないとは大変なこと。彼らの言い分は、育種したものが中国等で作られないようにすると。しかしそれは真っ赤な嘘。国会でも何度も出ていた。コントロールはできない。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:57:19
くうのる @kuunoru

村上氏>進めている人は嘘だとわかっている、目をそらしたい。種は農民のものだと50年ぐらい前は当たり前だった。種苗会社が発展して種取りする農民はマイノリティに。しかし種は農民のもの。農耕は1万年前に始まり、農民はシェアしながら作り続けてきた。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 14:58:50
くうのる @kuunoru

村上氏>農業とは種を取ること。種が農民の手から離れることによって、モンサント、契約違反を言い立てて収穫物を没収するとか。飛んできた花粉による収穫物も。育種した権利を認めさせるモンサント法。勝ってもぼろくそ言われるのは種は農民のものという意識が皆にあるから。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 15:01:40
くうのる @kuunoru

村上氏>モンサント法には日本も批准。種子法の廃止のポイント。民間の参入障壁を廃止した。公金で作った財産なのに。次に強化法は、民間に移すべきと。権利の守られた(育種した)ものは限られていると推進派は言っているが、国が登録したものがたくさんある。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 15:04:50
くうのる @kuunoru

村上氏>税金で作った品種なのに、登録品種だから許諾が要るという。それも種を取るなと。質問すると「農民のために作ったものだから紙の手続きだけでお金は取らない」と。フリーです、つくってくださいと言う方がいいだろうというのに、許諾が要ると言う。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 15:06:26
くうのる @kuunoru

村上氏>つまりそれはいずれ種苗会社に移行する。そうなるとお金を払わなければならなくなる。海外流出を防ぐため必要と言われたが。種苗法には一つだけいいことがある。政府が持っているものは海外に出さないという条項。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 15:07:52
くうのる @kuunoru

村上氏>モンサント、バイエルン、シンジェンタ、デュポン、この四つで世界の種苗を牛耳る。名前を変えて日本にも入っている。日本には住友があり、ここは日本の会社だからと、トンネルになって海外へ流れる可能性。種苗法は「種は農民のものではない」としようとしている。 #第4回コロナ禍の食と農

2021-02-23 15:09:42