学術翻訳に関する一考察
期せずして翻訳の仕事がボス経由で入ってきたことがありますが、相当適当な仕事をしている訳者もいると思いますよ。たぶん、一度訳者を選んでしまうと(あとでダメ人間と分かっても)撤回しづらいのが質を下げる原因だと思います。アカデミアの外は事情が違うかもしれんけど。
2011-07-29 03:05:11さっきの翻訳の話だけど、現実問題として誰かに翻訳を依頼したら、(相手に非があったとしても)それを撤回することは難しいと思うんですよね。では依頼者は何に気を付けるべきか?
2011-07-29 02:44:28まともな研究者であれば、1.原文の意味を正しく解釈する ことと 2.(文章の巧拙はともかく)読める日本語を書く ことは「時間を掛けさえすれば」できると思うんですよ。そこをより確実にするなら業績を調べるとか専門分野とのマッチングを見ればおk。日本語の解説記事なども判断の基準になる。
2011-07-29 02:47:47問題は「時間を掛けさえすれば」というところで、そこそこ業績の出ている研究者でもタイムマネジメントが下手くそな場合があって、特に翻訳みたいな「副業」の場合には締め切り直前になって(というかしばしば締め切りを過ぎて)適当な原稿をでっち上げるケースは結構ある気がする。
2011-07-29 02:49:59だから翻訳者を選ぶには「タイムマネジメントができる人間か否か?」というところが分かればいいんですけどね…なかなか難しいのかな?専門書の執筆経験があるなら、ちゃんと締め切りを守ったかとかそういう情報を得ることも不可能ではないかもしれない。(まぁ他社だと難しいかもしれんが)
2011-07-29 02:52:28出版社が訳者を選ぶ場合にはそういうミスは少ないのかもしれない。問題は監訳者(専門家、編集は素人)が訳者を選ぶ場合で、しばしば仕事の遅い同業者に依頼し、翻訳が進まなくなることがある。まぁ同業者ならそこら辺ちゃんと調べろって感じなんですが。学会員で協力して、というパターンは特に危険。
2011-07-29 02:56:55まぁ翻訳が本業で研究のプロではないという場合には、「原文の意味を正しく解釈する」というところがネックになるのかもしれない。ただそういう人の話は詳しく知らないので、どういう人選が適当かは分からん。
2011-07-29 03:07:15