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2011年7月31日

夢追い人はどこにいる

私たちはいつから「心」を重視するようになったんだろう?
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カルヴァドス @cornelius0321

①至学館高校の校歌がネットで話題になっている。『夢追い人』というのだそうだ。http://t.co/98yHb6M http://t.co/ZZtyikN

2011-07-31 03:01:33
カルヴァドス @cornelius0321

②これを聞いた人たちからは、「JPOPのようだ」とか、「斬新だ」というような感想が相次いだという。

2011-07-31 03:01:22
カルヴァドス @cornelius0321

③歌詞は「一番高い所に登って 一番光る星を掴んだ 一番辛い道を選んで 一番強い心をまとった 海を渡る風が吹いた カシオペアが近くに見えた 夢を追い続けた そしてここまで来た」と続き、

2011-07-31 03:01:11
カルヴァドス @cornelius0321

④「でもどうしてかな 熱い涙が止まらない うつむきかけた時 君の顔が見えた 差し出された白い腕が 翼に見えた」で終わる。

2011-07-31 03:01:01
カルヴァドス @cornelius0321

⑤相馬御風作詞の早稲田大学校歌は、卒業生でなくても知っている人が多い。「都の西北 早稲田の森に 聳ゆる甍は われらが母校 われらが日ごろの 抱負を知るや 進取の精神 学の独立」と続く。http://t.co/ljKlApl

2011-07-31 03:00:51
カルヴァドス @cornelius0321

⑥早稲田的な校歌には、まず「所在地(都の西北 早稲田の森)」もしくはその土地の山や川など風光明美な自然が登場し、次に赤レンガ、チャペルなど「校舎の特徴(聳ゆる甍)」や校旗などのシンボルが歌われ、さらに「建学の理念(進取の精神 学の独立)」などが出てくる。

2011-07-31 03:00:41
カルヴァドス @cornelius0321

⑦つまり、校歌を聞けば、どこの土地か、どこの学校かがわかるような作詞法のセオリーがあるといえる。昔ながらの校歌は、それを見ただけで、どこの家系かがわかるヨーロッパの王家の紋章や、日本の武家の家紋と似ている。

2011-07-31 03:00:32
カルヴァドス @cornelius0321

⑧早稲田的な校歌にも「われら」のような人間を示すことばがあるが、この「われら」の視点は、「校舎」「校旗」「建学の理念」に向けられている。学校のシンボルと一体化しているわけだ。

2011-07-31 03:00:20
カルヴァドス @cornelius0321

⑨もう一度、至学館の歌詞を見ると、星を掴めるような「高い所」は登場するが、何県のどの山かという場所の特定はできない。「一番強い心」「君の顔が見えた」にあるように、学生の視点は、「校舎」や「建学の理念」ではなく、「自分の心」や「友達」に向けられている。

2011-07-31 03:00:09
カルヴァドス @cornelius0321

⑩誤解のないようにして欲しい。私は、早稲田の校歌が良くて、至学館の校歌が悪いと言いたのではない。「両者の差は何に由来するものか」ということに興味があるのだ。

2011-07-31 02:59:59
カルヴァドス @cornelius0321

⑪文部科学省が作成し、小中学校に配布していた道徳教材「心のノート」というのがある。自分の内面を見つめ、生きることの素晴らしさや友達を思いやる気持ちなどが力説されている。http://t.co/MeEKzgR

2011-07-31 02:59:47
カルヴァドス @cornelius0321

⑫「心のノート」に関しては、賛否両論があり、教育現場でもこれをどう扱うかについて議論があるらしいが、ここではそれに踏み込むつもりはない。

2011-07-31 02:59:33
カルヴァドス @cornelius0321

⑬ただ、「心のノート」的な感性が、「君に出会えたことに感謝」「生きる意味を探して」のような、最近巷でよく耳にするフレーズを生み出しているのではないかと思うのだ。JPOP的表現のルーツの一つかもしれない。

2011-07-31 02:59:24
カルヴァドス @cornelius0321

⑭自然環境、校舎、建学の理念といった自分の「外部」へ向けられた視点に支えられていた早稲田的作詞法から、心、感性といった自分の「内面」へ向けられた視点に支えられているJPOP的作詞法。

2011-07-31 02:59:14
カルヴァドス @cornelius0321

⑮この「外部」から「内面」への転換がいつ頃から起きたのか、特定するのは困難だろうが、おそらく1980年代末から1990年代にかけてではないかと思う。2000年代にはもう定着している。<この話題終わり>

2011-07-31 02:59:01

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