輪の国びわ湖推進協議会・輪学「人と環境にやさしくにぎわいのある街、ヨーロッパ自転車政策先進都市から学ぶ」開催報告2021.3.25

輪の国びわ湖推進協議会の主催する公開学習会・輪学2020年度第9回の内容をまとめました。話題提供は世界中を自転車で走り回っている弊協議会会長の藤本芳一です。
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くうのる @kuunoru

輪の国びわ湖推進協議会主催、輪学2020年度第9回「人と環境にやさしくにぎわいのある街、ヨーロッパ自転車政策先進都市から学ぶ」始まりました。話題提供は、協議会会長の藤本芳一。 biwako1.jp/news/202102222…

2021-03-25 19:05:17
くうのる @kuunoru

輪学2020年度 第9回「人と環境にやさしくにぎわいのある街、ヨーロッパ自転車政策先進都市から学ぶ」、動画がWebサイトに掲載されました。 biwako1.jp/movie/20210415…

2021-05-17 10:24:26
くうのる @kuunoru

藤本>自転車利用促進の活動を始めて20年以上。初期の2000年頃は京都のNPO環境市民で自転車チームの活動をしていた。疋田智さんの本「自転車生活の愉しみ」で見た欧州の自転車先進都市に衝撃を受け、自費で視察に行った。ここで見たことが私の活動ベースになっている。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:13:12
くうのる @kuunoru

藤本>今も古びない内容。今日は最新の写真をお見せしながら、視察で聞いた内容もお話しする。テーマ「人と環境にやさしくにぎわいのある街、ヨーロッパ自転車政策先進都市から学ぶ」。自転車政策先進都市の様子、駐輪場、サイクルトレイン、質の高い自転車、コロナ禍での対応、 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:14:35
くうのる @kuunoru

藤本>先進都市。まずオランダのアムステルダム。市内交通の37%が自転車、市の中心部は55%(ただし古いデータ、以下同様)。人口1738万人、面積は九州と同じぐらい、自転車の交通シェアは27%、1人あたり自転車台数は1.1台。自転車道総延長1万9000km、道路の2割が自転車道。 #輪学2020第9回 pic.twitter.com/YrUjvsJH7v

2021-03-25 23:01:36
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くうのる @kuunoru

藤本>(写真)町の中心部、トラム。手前は自転車道。奥にあるのが王宮。日本と道の使い方が違う、右から歩道、駐輪場、自転車道、トラムの軌道、一方通行1車線のみの車道、反対側の自転車道、駐輪場、歩道。かつては2車線。アムステルダムではこういう道が普通。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:18:49
くうのる @kuunoru

藤本>人も自転車も多い。自転車タクシーも走っている。アムステルダムはこの規模の町にしてはクルマの数が少ない。車道は狭く時速30km程度で走っている。2017年には新しい自転車道ができていた。(写真)自転車の右折レーン(日本の左折レーン)。クルマより自転車が圧倒的に多い。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:21:09
くうのる @kuunoru

藤本>誰もヘルメットはかぶっていない。担当者によると、ヘルメットがなくても安心な道を造っていると。自転車の走行速度は速く、時速20kmほど。車の代わりになる。もっと狭い道では、歩道と自転車道のみ。車の入る道もあるが、歩行者自転車専用の道が多い。自転車用信号も普通に。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:23:21
くうのる @kuunoru

藤本>自転車用信号の押しボタンは押しやすい位置。車用より早く青になる。美術館の真ん中を自転車道が貫く。自転車専用の橋もある。道の露天に自転車屋も。ダッチバイクの特徴は日本の実用車に近い。鉄製で重い。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:25:14
くうのる @kuunoru

藤本>ダムラック通り、不法駐輪がたくさん。アムステルダムでは自転車盗が多い。みんな柱にくくりつけている。市自転車コーディネータのフフェナー氏「不法駐輪の撤去はしていない。人が第一、次に自転車、公共交通、最後に車。市内の車を減らすためには、まず駐車料金を上げる。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:27:13
くうのる @kuunoru

藤本>市内で暮らす人には駐車許可証が出るが買うには5年かかる。中心部に無料駐輪場はない。一方通行が多く、自動車では遠回りが必要。車通行禁止にはしていない。(不法駐車の罰金は約15万円、黙認しない)。自転車中心の政策を始めたのは、60年代に自転車が増えて市に対する圧力。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:29:33
くうのる @kuunoru

藤本>80年代の終わりの頃に自転車愛好家の市長が動く、サイクリスト協会への予算を市が出している、月に1回合同会議。給料の半分は市が出している。普通の自転車の平均走行距離は5〜6km、自転車の平均寿命は20〜30年。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:31:12
くうのる @kuunoru

藤本>自転車で移動するのと車で移動するのは時間が違う。自転車用の道、橋、車が自転車を抜かしてはいけない道、自動車用道のみハンプのある道、ホーフェンリング(ラウンドアバウト)は車道の上に自転車用の橋がある。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:33:00
くうのる @kuunoru

藤本>ハウテン(ユトレヒト近くのベッドタウン)は人口47000人、自転車を交通の中心に計画的につくられた街。幹線自転車道、自動車道、グリーンベルト。自転車だと最短距離で移動できるが、車だとぐるっと回らないといけない。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:34:36
くうのる @kuunoru

藤本>(写真)ハウテンの駅前には車が1台もない。乗り入れ禁止。自転車道のグリーンベルトにはハンプもあり。まちなかの車の入っていい地域もあるが、ほとんど走ってない。ユトレヒトまで自転車道でつながる。ユトレヒトの道の使い方はアムステルダムと似ている。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:36:39
くうのる @kuunoru

藤本>歩行者と自転車と公共交通と車が平等に道を分け合っている。日本では車のための道になっているが、これが本来の姿では。 フローニンゲンでの道。交差点ではバイクポケットがあり、車の前に自転車が停められる。自転車は右側通行、信号を守り、手信号を出しつつ。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:39:42
くうのる @kuunoru

藤本>続いてデンマークのコペンハーゲン。人口52万人、通勤通学者の37%が自転車。2010年の市の数値目標、50%が自転車通勤通学に。(メモ間に合わず) レゴも自転車に乗っている。自転車が走っていては車は追い抜かしてはいけない優先道。自転車道の幅は車線と同じぐらいある、 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:41:38
くうのる @kuunoru

藤本>箱つき自転車が通れる幅の自転車道。自転車用の左折レーン。歩道とも車道とも少し段差がある。世界中を走ってみて、コペンハーゲンの自転車レーンはベストだと思っている。車は入ってこないし、いざというとき車道や歩道に逃げられる。ブロックで区切るより安全な構造と思う。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:43:31
くうのる @kuunoru

藤本>(写真)市内の広い道。通過交通を止めている。自転車のカウンターが道端にある。そばには空気入れも。朝と夕方は市外からの流入が多い、グリーンウェイは自転車の速度に合わせて信号を制御。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:45:24
くうのる @kuunoru

藤本>グリーンウェイといいつつ真っ赤な道。色使いが大胆。交差点には専用の橋がかかっている。 次はドイツのミュンスター。人口31万人。ドイツの「自転車の使える都市」第1位、交通の約2割が自転車。旧市街が昔の姿のまま保存されている。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:47:37
くうのる @kuunoru

藤本>(地図)車がほとんど入っていない道、交差点ごとに車は一方通行なので走り続けられない。自転車は逆走OK。古いきれいな町並みに自転車がたくさん走り、停まっている。環状自転車道。広い道にも自転車道。ドイツの特徴として、80・90年代に歩道側に自転車道が造られている。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:50:12
くうのる @kuunoru

藤本>日本との違いは自転車が右側通行をきっちり守っていること。最近は車道側に自転車レーンが造られるように。ミュンスター市の都市計画課長ベーメ氏:81,82年から自転車中心政策。システム全体で考慮しているのが一番の特長。交差点や自転車用信号など。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:51:52
くうのる @kuunoru

藤本>「自転車の推進に問題はない。自転車に乗る人が多いということは、車がスムーズに走れることでもある」車でないといけない移動は少ないだろう。車の移動も自転車推進した方がスムーズになる。自転車道、専用橋。交差点に自転車用手すり。(コペンハーゲンには足置き台も)。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:54:47
くうのる @kuunoru

藤本>ドイツではまちなかでも6割ぐらいヘルメット。スポーツタイプ。 駐輪場。ミュンスター、ガラス張り、地下に降りる。レンタサイクルも。自動洗車機がある。メンテナンスエリアにマイスターがいる。預けて出かけると帰ってきたら直っている。ロッカーもある。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:56:42
くうのる @kuunoru

藤本>フローニンゲンの地下駐輪場、乗って走ったまま入れる。ユトレヒトに12500万台の駐輪場ができた。2段ラック。まちなか駐輪場は、道端にラック。前輪を入れたり、手すりにくくりつけたり。デザインが様々でおもしろい。オランダ・スキポールで駐輪ボックス。 #輪学2020第9回

2021-03-25 19:59:58