男性向けポルノの感情移入の様式と『ロリともだち』
- crowserpent
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しかし、魔法少女ものの触手二次創作があるのは何となくわかるが、『らき☆すた』のような日常ものにも二次創作があるのは、考えてみたら不思議だ。何で?
2011-07-24 14:49:20@Skipper_bfly 触手モノについて「美少女症候群」(1985年)で富沢雅彦氏が書かれ大きく頷いたものです。同人誌における性的シーンの多くで男性が存在しないあるいは無個性なのは「己れの性的欲望を認めながらも、自らを陵辱の主体とすることに踏み切れないのでは」(続く)
2011-07-24 15:13:11(続き)富沢氏はそう指摘し、「この顔のない男根」「誰でもないもの」としての触手によって「嗜虐的な窃視趣味と少女へのマゾヒスティックな感情移入を同時に満た」し「性的ファンタジーに浸れるようになったのではないか」と結んでおられます。
2011-07-24 15:18:14ここで富沢氏が指摘した、性的ファンタジーにおいて読者の男性が女性側に感情移入しているというのがまた、当時確か中学生の自分に「!、そう、そうなんだよ!!」と気付きを与えてくれたのでした。
2011-07-24 15:20:40@urocoya すごく……懐かしい名前です。フェミニスト側からのポルノ批判には「女性の人格が無視されており云々……」というのがありますが、エロゲやエロ漫画について言えば、無人格、無個性、無機質に描かれるのは大抵は男性側なので、いつも疑問に思っています。
2011-07-24 15:30:00東氏の例の呟き以降ろりともの感想をまた読む機会があって再読。「○いんちゃんペロペロなんだよっ」なんて赤井に酔って絡んでいた、おそらくげんしけん的なサークルの会長が「小学生xxx」と叫ぶ山崎をソッコーでシメて出禁にしてる。現実と同等のモラルが存在している世界。
2011-07-25 23:49:39@urocoya しかも手書きで汚く書いた文字で怒声を表現してますからな。もう一人はともかく主人公は自分を「ゴミクズ」と自覚してるし
2011-07-25 23:53:41再読ろりとも。主人公が出来心で盗撮、バレそうになって逃げるシーンは、読んでて縮み上がる。走りながら山崎に電話すると「で、その娘何年生?」。そのひどい言葉が優しく聞こえてボロボロ涙流すのがやるせない。
2011-07-26 00:02:31この類の性的作品では男性の描写は薄いか無個性な悪役であることが多く、むしろ少女の側に感情移入できるファンタジーとして読めるものなんだけど、たまにこういう加害者の視点から逃れられないものがあって、なんかもう、ごめんなさいってなる。
2011-07-26 00:22:06『ろりともだち』は全然賛美していないように見えるなあ。『THE レイプマン』はどうだろう。何か違うな。 http://t.co/sIA6iqc
2011-07-26 00:25:50ポルノ批判でよく言われる「女性の人格が無視されている」という指摘に大体当てはまる作品ではあった。ただ、結果的にはこの種のエロマンガらしくない仕上がりにもなっている。だから話題になったとも言えるかも知れない。
2011-07-26 00:33:24@Skipper_bfly というかここまで女性に執着してない、舞台装置としてしか使ってないエロ漫画ってそうそう無いですからね。
2011-07-26 00:36:56