さいきん知ったのだけれど、ジョージ•オーウェルが亡くなる直前、「反共プロパガンダを担うのにふさわしくない、潜在的ソ連シンパ」のリストを作成し、外務省情報部門の職員に渡してたというのは、割とショッキングではある。そのリストには、チャップリンや歴史家のE.H.カーらが含まれていたという。
2021-04-03 17:50:43@brighthelmer 真実のところは分からない。本当のことであるかも知れないし、イギリス情報部の手の込んだデッチあげの可能性もある。だがスペイン内戦に参加してソ連の命ずるままPOUMやアナーキスト達への虐殺に手を染めたスペイン共産党に対する憎しみは、生涯消えることはなかっただろう。真実は歴史の闇の中。
2021-04-03 20:57:45@brighthelmer 反共ではなく、現代に対する警告でしょう。スマホ=テレスクリーンと言っていたyoutuberがいましたが、1984を読めば誰でも分かることです。
2021-04-03 23:07:41@brighthelmer 「ウイキペディア:同伴者」によると、 赤狩りの時期、FBI長官フーヴァーは 次のような共産党員ではない者も警戒。 The Communist sympathizer(共産主義者のシンパサイザー) The fellow traveler(同伴者・同調者・協力者) - 共産主義 The dupe(騙されやすい者・まぬけ・カモ・手先・傀儡)
2021-04-04 01:11:11@brighthelmer 赤狩りのフーヴァーなどの偏狭な右翼は、共産主義政権が恐ろしいものという認識は持っていたわけで、先見の明があったとも言える。 ソ連のナチス並みの恐怖政治の実態がリベラルメディアにも報じられていくまでは、チャップリンのような能天気なシンパの良心的人士は普通だったわけです。
2021-04-04 01:40:19@brighthelmer 貧困に心を痛める純粋で良心的な有名人や知識人こそが、 共産主義の格好のカモ、デュープスであり、宣伝役になってしまうのが、公安的には一番頭の痛い存在。 現代ではBLMの支持者たち。もっともな平和的スローガンを支持していたつもりが、暴動や過激なマルクス主義者の片棒を担ぐ羽目に。
2021-04-04 01:52:24@brighthelmer ジョージ・オーウェルは、植民地インドの官僚を父に持つ英国人だが、母国の帝国主義に反感を持っており、スペイン内戦ではファシズムと戦う人民戦線側に義勇兵として参加。 しかし、そこでソ連からの援助を受けたスターリニストの欺瞞に義憤を抱いたのが、共産主義への疑問の始まりだったわけですね。
2021-04-04 02:20:44@brighthelmer E.H.カーについては、トインビーのような"歴史は進化する"という見方から距離を置いていたのと、リアリズムに軸足を置きながらユートピアも論じていたので、当時のソ連やヒトラーが台頭した現実寄りと見られることが多かったのです。カー自身のユートピアの定義も曖昧ではありましたが。
2021-04-04 02:21:59