住田町「松日橋」の架け直し写真記録──気仙川に架かる流れ橋 (2021/4/4)

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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

岩手県住田町を流れる気仙川に架かる松日橋の管理組合です。増水すると流れますが、また地域の人たちと架ける生活に欠かせない橋です

 
2021年4月

松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

4/4(日)9:00から、松日橋を架ける予定です。雨天の場合はまた調整してこちらにご案内します。 pic.twitter.com/9mwokndGlk

2021-04-02 20:25:05
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

流される前後です。2/7と2/17。この間に冬なのに大雨が降り、流されました。 pic.twitter.com/LNpPgVzMPp

2021-04-03 14:37:35
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

小雨まじりの中、橋かけが始まりました。まずは橋桁から置いて、最後に橋板をかけます。 pic.twitter.com/wXBqBr9sJB

2021-04-04 09:16:07
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

橋脚を設置していきます。これはザマザと呼ばれており、橋板を乗せる前に地上チームが「シモ(川下)、カミ(川上)!」と声をあげて位置を調整します。 pic.twitter.com/aiwZziBnjK

2021-04-04 13:38:35
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

次に、流されていた橋板を、川の浮力を使いワイヤーをたぐり引き寄せます。それを橋脚の上に乗せるには力が必要で声を掛け合いながら作業が続きます。 pic.twitter.com/DzbXHrggSO

2021-04-04 13:53:20
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

橋板を乗せ、水平が保たれるようにザマザとの間に木材を入れるなどして調整中。 pic.twitter.com/fVc7BKjb6W

2021-04-04 14:44:41
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

水平が整ったら、支柱を立てて手すりをつけます。最後は渡って確認! pic.twitter.com/1FihJ2ANS4

2021-04-04 14:46:44
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

完成した橋を見ながら採点中。今回は50点。厳しめの点数ですね。 pic.twitter.com/hJQR01O462

2021-04-04 14:50:59
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松日橋管理組合(気仙川に架かる手づくりの橋) @matsubibashi

完成!!本日午前中に橋が架け終わりました。出来は50点と厳しめですが、変わらず美しいです。こんなに水が高い時にかけるのは初めて。水中での作業、おつかれさまでした。 pic.twitter.com/uVVT33f2Zn

2021-04-04 14:55:34
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2018/05/15 公開YouTube動画

 

 

(資料リンク)

  • 松日橋|木橋資料館|福岡大学 https://tbl.tec.fukuoka-u.ac.jp/bridge/03sumita_matsubi/index.html
    ※現地に掲示された案内板の写真あり。文面は次のとおり。

    松日橋(まつびばし)

    所在地 住田町下有住字高瀬
    橋の長さ 約40メートル
    橋材の材料 スギ(住田町産FSC森林認証材)
    橋脚の材料 クルミ、クリ

     この橋は、ここ中山と対岸の松日をつなぐ橋です。元禄絵図(元禄11年‥西暦1698年制作)では、松日に街道と集落、中山に水田が記載されていることから、集落と水田の往来のために既に橋はあったと考えられます。
     この橋は流れ橋で、洪水の時は損傷を受けずに流されるように先人達の知恵と工夫が活かされています。特に合理的で重要な役割を持っているのは橋脚で、この地域では「ザマザ」(=叉部)と呼ばれています。クルミやクリの木の太い枝が二股に分かれた部分を使い、微妙に角度をつけて組み合わせられ、橋板を乗せて川に設置します。橋は、橋板の重みとザマザの微妙な角度にかかる水圧で安定し、普段の流れでは流されなくなります。
     洪水の時は、流れが橋板の高さに達すると橋板が浮き、ザマザは流れに逆らわずに足がはらわれるように倒れ、橋全体が流されます。橋はワイヤーロープや針金でつながれているので、両岸からは流失しないようになっています。
     気仙川流域で、古い形で残っている一本橋はこの松日橋だけです。川を渡るという実益の他に下有住地区の歴史・文化遺産として残していくものです。
    (下有住地区支援委員会)

 

 

  • 気仙川松日橋@岩手県住田町 台風18号で流れる瞬間 (Mikiko ITO)〔2013/09/16公開〕 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=0i-CVM0_L04

    松日橋は岩手県住田町にある流れ橋。川の増水によって、流されるように設計されています。2013年9月の台風18号によって、橋が流れる瞬間です。