相手と距離を開ける技術 「絶望してもらう必要がある」

自他境界。過剰に距離を詰めてくる人に対しては、必ず自分のバリアを張って話を進めていく
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めんたね @mentane

相手の話を聞く技術は適度に相手と距離を開ける技術とセットにして使わないと、アクセルだけあってブレーキのない自動車みたいに危なくなる。その点、もともと「自分の話だけしたいが、がまんして話を聞く」人はそこまでいかないので安心ではある。 twitter.com/sarirahira/sta…

2021-04-09 20:14:22
ひらりさ @sarirahira

会うと絶対会心の会話ができてしまう女がいるのですが、その女性は「誰に対しても傾聴し的確な返しをするため、先方が男女問わずその人に執着してしまうし距離がぐちゃぐちゃになって揉める」ので、昨日これについて「ノーガード聞き上手」という造語を編み出した

2021-04-08 11:49:29
めんたね @mentane

過剰に距離を詰めてこられないようにするためには、適度に「こいつとは決してわかりあえない」と絶望してもらう必要がある。ぼくの場合「一応、理解はしてみるが共感は全くできない」というスタンスがよい仕事をしてくれている。深刻な話題もドライな態度で聞いておくし、冗談も言う。

2021-04-09 20:17:57
めんたね @mentane

「この人は自分の話を理解しているようではあるが、その一方でこの人にとってこの話題はとことん他人事なんだなあ」と思ってもらえると、過剰に依存的にこちらに寄りかかってくることはない

2021-04-09 20:18:44
めんたね @mentane

距離を開けるためにあえて自分の話をするわけである。「ぼくがもしあなたの状況にあったとしたら、きっとこういう感情を持ってしまうので、今のあなたとは全く違う捉え方になっているだろうけどね。でも、今、あなたがそう感じているというのは理解した」などと言っておけば、牽制球が投げられる。

2021-04-09 20:21:21
めんたね @mentane

「わかりますか?」と聞かれて「いや、全然わからない(笑)」というのもよく使う。「まあ、感覚的にはよくわからないけど、とりあえず、そういうことなんでしょ?」と。水をかけてしらけさせる感じ。結構、重要。

2021-04-09 20:23:36
めんたね @mentane

人格障害傾向が強い人なんかだと一時的な過剰な理想化とそれへの失望から生じる激しいこき下ろしという反応をよく生じさせるので、最初からあまり過剰な理想化をさせないように適度に水をかけておく。信奉対象として理想的な相手を探している人は、そうやって水をかけられた時点で立ち去ってくれる。

2021-04-09 20:27:13
めんたね @mentane

早めに立ち去ってくれれば、あんまり大事にならないで済む。ちょっと長く関わると、離れるときに大騒ぎになってめんどくさい。うまいこと相手の中に「こいつとはわかりあえない部分があるが、まあボチボチやっていけばいい」という関係の持ち方ができれば、それは相手にとってもよいことだ

2021-04-09 20:30:38
めんたね @mentane

しばしばぼくは「どうせあなたにとっては他人事ですよね」と皮肉を言われるのだが、まさにその通りで、他人事だからこそ他人事だときちんと伝えて相手にも認識してもらうことが重要だと思っている。他人事を自分事だと思い込んでしまう人間も、思わせたい人間もちょっと危ない。他人事は他人事だ。

2021-04-09 20:37:38